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iemiru コラム vol.330

【整理収納アドバイザー監修】小さな子どもと楽しむ片付け

今日からはじめる子どもとのお片づけ

「子どもが自ら自分で片付けをする子になって欲しい」。これは多くの親が願うことだと思います。その気持ちが大きくなると、どうしても子どもに「早く片付けて!」と強く言ってしまうこともあるかと思います。 ですが、そうすることで実は子どもの「片付け力」はどんどんマイナスな方向にいってしまいます。まず子どもとの片付けで大切なことは、私たち親が正しい片付け方を知り、子どもに伝えるということです。多くの場合、子どもは“片付けられない”のではなく“片付け方がわからない”のです。 実は大人でも片付けが苦手という方は多くいらっしゃいます。ですが、安心してください、片付けはやり方さえわかれば誰でもできることです。ぜひ今日から子どもと一緒に片付けを楽しんでいきましょう!

片付けのコツは3つのステップ

ステップ1:不要なものを取り除く=整理

片付けの土台となるこの作業は、子どもの選択力を育む作業とも言えます。おもちゃがたくさんあふれているならば、まずは不要なおもちゃを取り除くという作業をしましょう。難しいようなら、大好きな物から選んでいくというのもいいですね。 この時、「これ使ってないんじゃない?」・「もういらないでしょ?」と子どものやる気を奪ってしまう声かけはNG。こどもがおもちゃ一つ一つと向き合えたことをしっかりと褒めてあげてください。こどもにとって「いる?いらない?」の判断をすることはとても難しく「全部いる!」という子どもが多いのが現状です。そんな時は「今遊んでる?遊んでない?」で判断するように背中を押してあげてください。そして、「物は手放すこと(捨てること)が勿体無いのではなくて、使ってあげないことが一番もったいないし、かわいそうなことなんだよ」と教えてあげてください。

(コツ)おもちゃ一つ一つと向き合えたことを褒める

ステップ2:必要な物を出し入れしやすくする=収納

「このスペースは自分のもの」と思える大好きな場所ができると、子どもの中で「自分で管理しよう」という気持ちが芽生えます。 だからこそ、私たち親が気をつけなければいけないことがあります。それは「親目線ではなく子ども目線で収納をつくりあげる」・「子どもの気持ちを優先する」ということです。収納は美しくスッキリさせることが目的ではなく、「使う本人が出し入れしやすくする」というのがポイントです。 収納方法は「ざっくりとボックスに入れるだけ」でもいいですし、遊びやすさを考えて、「ぬいぐるみ、電車、線路」など分類してボックスなどに収納するのもOKです。 どこにどんな風に収納したら出し入れしやすく遊びやすいかを子どもと考えながら進めていきましょう。

(コツ)子どもの「できた」を生む、大好きな場所をつくる

ステップ3:使った物を元に戻す=片付け

“整理”・“収納”という土台がしっかりできたら、次はいよいよ“片付け”です。実はこの“片付け”という言葉の意味、知らない方が非常に多いのです。片付けとは、「使った物を元に戻すこと」を言います。 「片付けはとても大変」と思っている方が多いのですが、実はとても大変で時間がかかるのは、土台になる“整理”の部分だったのです。 つまり整理・収納ができていれば、日々の片付けはラクになります。その片付けを子ども達が簡単にできるようにする、とても効果的な方法があります。それは「どこに戻すか」・「何がはいっているか」などを表す“ラベリング”をすることです。そうすることで片付いた空間が維持しやすくなります。 ラベリングは、その子その子に合った“しるし”を選ぶことが大切です。字が読めない子には色のしるし、写真のしるしという方法もありますし、収納用品自体を色分けするという方法もあります。 その子に合ったラベリングは何かを一緒に考えつくり出すことがとても大切なのです。

(コツ)収納場所に“しるし”をラベリングする

子どもの成長に合わせて収納も成長させましょう

「整理・収納・片付け」と3つのステップを紹介させて頂きまたが、この3つのステップは1度終わったらそれで完成ではありません。なぜならば子どもは成長と共に持ち物も変わり、体つきも変わり、考え方にも変化が生まれるからです。 ということは、当然「何をどんな風に収納すればいいか」・「どこにあれば出し入れしやすいか」などもその時々で変化が生まれます。だからこそ、ライフスタイルが変わった時、子どもの成長を感じた時には再度この3つのステップをしっかり行うことが大切です。子どもとの片付けは私たち親にとって時に忍耐力がとても必要なものになりますが、片付けを通じて、「今、子どもが大切にしているものは何か」、「どんな考えを持っているのか」などを知ることができます。ぜひ、親と子のコミュニュケーションの1つとして片付けを楽しんでくださいね。

          ※この記事はフリーマガジン『iemiruPLUS』の連動企画です。

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