ヒートショックは“家の断熱不足”が原因かも?家族の命を守る断熱相談会
「お風呂で亡くなる事故」は、実は珍しくありません。
冬になると「脱衣所が寒すぎる」「お風呂に入るのがつらい」「朝のトイレが地獄…」そんな声をよく聞きます。
実はその“寒さ”は、ただの不快感ではありません。急激な温度差で血圧が大きく上下し、体に負担がかかる ヒートショック のリスクにつながります。
消費者庁が紹介する研究では、入浴中の急死は年間約19,000人と推計されています(※病死等も含む推計)。
さらに東京都監察医務院のデータでも、東京都23区だけで“死亡直前の行動が入浴中”だった事例が年間1,704件(令和4年) と報告され、冬に増える傾向があります。
この事故の背景にある大きな要因の一つが、リビングと脱衣所・浴室の「温度差」=家の断熱不足です。
見どころ
ヒートショックは「寒い家」で起きやすい
ヒートショックは、暖かい部屋から寒い場所へ移動したときなどに、血圧が急変して体に強い負担がかかる現象として知られています。
特に危険なのが、冬の 脱衣所・浴室・トイレ。
「10℃以上の急激な温度差」
そして怖いのは、倒れてしまう → 浴槽で意識を失う → 溺水につながる という流れが起こり得ることです。
実際、消費者庁は統計として、令和5年の「不慮の溺死及び溺水」で亡くなった65歳以上のうち、浴槽での死亡が6,541人、高齢者の溺水死亡の約8割が入浴中であることを示し、原因の一つに寒暖差による血圧変動や熱い湯に長くつかることによる意識障害を挙げています。
こんな家・こんな状況は要注意
下記項目に当てはまるほど、温度差リスクが高い可能性があります。
▢ リビングは暖かいのに、廊下・脱衣所が“冷蔵庫みたい”
▢ 浴室の床が冷たく、入るのに気合が必要
▢ 窓の結露が多い/窓際が冷える
▢ 足元が冷えて暖房が効きにくい
▢ 夜遅い入浴が多い/熱いお湯・長風呂になりがち
▢ 高齢のご家族がいる、血圧が気になる、持病がある
※入浴前後の注意点(脱衣所・浴室を温める、湯温は41℃以下、長湯を避ける等)についても消費者庁が具体的に呼びかけています。
「暖房を強くする」より先に、“家の温度差”を減らす
ここが一番大事です。
ヒートショック対策は、根性で耐える話ではなく、家のつくり(断熱・気密・窓・換気計画)で温度差を小さくする事がポイントです。
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脱衣所・浴室・廊下が冷えにくくなる
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“家の中の寒暖差”が減る
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結果として入浴時のリスクを下げやすい
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光熱費のムダも減りやすい
断熱リノベでできるヒートショック対策
ヒートショック対策の本質は「家全体の温度差をなくすこと」。
そのために有効なのが断熱リノベーションです。
主な対策ポイント
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壁・床・天井の断熱強化
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断熱性能の高い窓(内窓・樹脂サッシ)への改修
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脱衣室・浴室・トイレも含めた温度設計
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すき間を減らす気密改善
“家の温度差”をなくす具体策を、住まいのプロ視点で整理する相談会を開催します。
お知らせ



イベント概要
| タイトル | ヒートショックは“家の断熱不足”が原因かも?家族の命を守る断熱相談会 |
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| 開催日時 |
2026年01月10日(土)〜2026年02月01日(日) 10:00〜17:00 ※日によって異なります |
| 開催場所 | 福島県郡山市田村町金屋字漆保59-1 |
| 会社ホームページ | http://www.e-orikasa.com/ |