【連載】移住と住まい:第2回『「移」り「住」むということ②_インターネットという情報のるつぼ』

【連載】移住と住まい:第2回『「移」り「住」むということ②_インターネットという情報のるつぼ』


本末転倒な流れだった、わたしの場合

「どうしよう」   さて移住をしよう、と決めたものの、 何をしようにも頭の中に浮かぶのは、この言葉ばかりでした。 もちろん、発する言葉もこればかりでした。 決めたものの、どういう一歩を踏み出してよいやら…という状態でした。       毎朝晩、すし詰めの満員電車で片道約1時間かけて通勤しながら、 こじんまりした都内の賃貸マンションで暮らしていた自分が、 ふとした事情により突然、中四国地方へ移住することになったのです。   しかも、その地方には全く縁もゆかりもありません。 それはつまり、頼れる人の存在がゼロという事でもあります。   実は旅行で訪れたことすらありません。 正直に書きますと、どこに何県があるかすら知りませんでした…。

   ところで、 いわゆる「移住」の本来の流れ(?)としては… ①ドコソコへ住みたい(目的地を設定)   ↓ ②住むと決める(決定)   ↓ ③移り住む(行動)

…というのが多いかと思いますが、  

   わたしの場合… ①移り住みたい(希望)   ↓ ②移り住むと決める(決定)   ↓ ③さてドコに?(目的地が未設定)   …という、目的地が未設定な状態の、 本末転倒な流れだったのです。

3つのトライアングル

…というわけで、 本来なら「移住」のうえで最初のキッカケであるはずの、 「さてドコに?」を探すことを慌てて始めました。     当然のことですが、住む「場所」を探すこと。 それはもちろん「仕事」と「教育」もセットです。 この3つのトライアングルを全てクリアできたとき、 はじめて「移住」をすることができます。   その3つのトライアングルを踏まえ、 様々な条件を箇条書きし、話し合いながら、 それらにマッチする場所を探していきました。   縁もゆかりも無い自分達が探す手段としては、 情報誌や専門書も集めたりはしましたが、 やはりインターネットの存在が重要でした。 インターネットがなければ、移住も不可能だったと断言できます。 そして、皆さんご存知のように、インターネットの世界は情報のるつぼです。 やや固い表現でいうところの「玉石混交」という感じでしょうか。 その中から、移住先を見つけて行くステップに入っていきました。     ※以降、3つのトライアングルの中から、 本コラムの主題である「住む」に重点を置いた内容となります。

さまざまなHP、さまざまな情報入手法

インターネットの中に存在する、様々なサイト。 かなり主観的かつ強引な分け方ではありますが、 わたしは以下のような分け方で「移住」先の情報を入手していきました。

■県や市の公式HP 教育・福祉、税金、産業のことetc…基本的な情報はここで。 また、最近は移住に関する特設ページも多く、参考にすると同時に、 県や市の主催による相談会の告知などもチェックしていました。 さらに、移住の方にとっては気になるハザードマップも見ることができます。

   ■県や市による、移住・定住に特化した情報サイト 運営母体は上記とほぼ同じではありますが、さらに特化した内容なので、 移住をされた方へのインタビューやQ&Aなど、より「民」に近い情報が手に入り、 住宅事情や支援サービスの詳細も知ることができます。

   ■警察署や消防署のHP やはり気になる犯罪や事故などは、ここでデータをチェックしました。 ピンポイントされたMAPもあって、エリアごとの状況が分かるのも便利です。      ■その土地への移住に関する個人サイト 上記とは異なり、全くの一個人による運営ですので、 当然ながら「内容に関してどれほど信憑性が高いか」という懸念はあるにせよ、 もっともリアルな内容・情報として、実は一番チェックしていました。 当事者の立場からの「良い面も悪い面も」フラットに書かれている場合が多く、 同じような境遇の自分としては、とても参考になりました。     ■その他、掲示板や口コミサイト・SNSなど 重要視はしていないものの、こういったサイトもチェックしていました。 事実かどうかはさておいても、時折リアルタイムでレアな内容もあり、 また、その投稿が翌日には消されていたりすることも多いので、 気になった内容はスクリーンショットを撮るなどしていました。 (そこまでする自分自身の方もレアですが…)     ■住宅情報ポータルサイト、不動産会社HPなど 「住宅」そのものに関しては当然ながら、このようなHPから。 わたしの場合、まずは大手による総合サイトから探していき、 選んだ住宅に掲載されている地元エリアの不動産会社HPへ飛び、 さらにそこから、別の情報も探していく、という方法でした。 (この段階ではまだ「住宅」そのものは決めず、情報として収集していました)       探し続けること数ヶ月(この時期はまだ都内に籍を置いていました)、 ようやく諸条件にマッチする場所の目処が立ってきました。   次なるステップは、その地元の不動産会社へ、 電話で直接問い合わせをはじめることでした。

つづきは【第3回】にて、 書かせていただきたいと思います。 どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。

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