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iemiru コラム vol.135

【後編】最高の家づくりは図面の段階で決まる!?一生後悔しない一軒家の間取りを考えるために絶対やっておきたいこと

こんなはずじゃなかった!家が建ってから気付くやりがちな間取りの失敗例

一軒家を建てるなら、建ててよかったと思える家を建てたいものです。しかし、実際に家が建ち住み始めたら、「こんなはずじゃなかった!」ということが見つかるのも事実です。ここでは、多くの人がやりがちな間取りの失敗例を取りあげてみました。

部屋が広すぎて冷暖房効率が悪い

広い部屋は開放感があるのがメリットですが、空間が広いため冷暖房が効きにくいというデメリットがあります。例えば、「リビングを吹き抜けにしたら開放感はあるけれど、冷暖房が効きにくくて困ったといった」といった話もよく聞きます。
部屋が広いということは、その分冷暖房が効きにくくなるということを考慮しておきましょう。ただ、部屋の間取りを広くしたとしても、1部屋1部屋を扉などで閉め切れるようにしておくと冷暖房の効きも随分と違ってきます。また、部屋に開放感を出したいなら天井を高くしてみるのもおすすめです。

部屋が狭すぎて使いづらい

部屋は用途に応じた広さを確保しておくことが大切です。狭すぎても使いづらくなります。例えば、「夫婦二人でキッチンを使うことが多いのにキッチンスペースを狭くしすぎてすれ違えない」、「居室を広くしすぎて玄関が狭くなりすぎた。玄関が狭苦しく家の第一印象が悪くなってしまった」、「リビングを吹き抜けにしたために2階部分が狭くなりすぎた」といった失敗談もあります。
使用頻度の少ないスペースには面積を割きたくないものですが、家全体の間取りのバランスを考慮しながら決めるとバランスのよい間取りにすることができます。また、あらかじめ部屋の用途が決まっているのなら、その部屋に設置する予定の家具を図面の上に配置して広さを決めるとよいでしょう。

コンセントの位置が不便、数が足りない

「コンセントの位置が不便だった。数が少なすぎて使い勝手が思ったよりも悪かった」という失敗談も多いです。コンセントの位置が不便だったり、数が少なすぎると、延長コードだらけの部屋になってしまうことにもなります。その部屋で使う予定の家電をリストアップし、さらに生活動線にあわせた位置にコンセントを設けるようにしましょう。

周りの部屋の音や匂いがストレスになる

間取りによっては、思っていた以上に音やニオイが気になることもあります。例えば、「オープンキッチンにしたところ調理のニオイが部屋中に広がり気になる」、「リビングのそばにトイレを配置したら音やニオイが気になった」、「2階廊下の位置が悪く、1階リビングで2階の足音が気になる」といった失敗談もあります。
キッチンやトイレ、浴室などの水回りはニオイや音の発生源となりやすいですから、その設置はニオイや音の伝わり方をよく考えて決めるようにしましょう。

生活動線を考慮していなかったため、行ったり来たりしなければならない

キッチンやトイレ、浴室といった家族がよく使う設備は生活動線を考慮した上で設置することが大切です。生活動線を十分に考えずに設置してしまうと、「家族同士がぶつかりやすくなる」、「遠すぎて使いづらい」といったことにもなります。
例えば、「帰宅後すぐに手を洗わせたいという希望があるなら、なるべく玄関に近い場所に洗面所を設けてみる」、「トイレと浴室、洗面所を近くに設置して移動しやすくする」など、生活動線を考慮した上で設置するとよいでしょう。

バルコニーやテラスのサイズが半端で使いにくい

バルコニーやテラスでやりたいことがあるようなら、その用途に応じた広さを確保するようにしましょう。例えば、バルコニーやテラスで机やテーブルを置いてくつろぎたい場合には、机やテーブルを置いてくつろげる程度のスペースが必要になります。
また、洗濯物を干すだけだからと最小限の広さにしてしまうと、ギリギリすぎて洗濯物が干しづらかったということもあります。バルコニーやテラスは用途に応じた適度な広さになるよう設置していきましょう。

必要のない照明のある部屋や、昼でも薄暗い部屋がある

実際に建ててみると、思った以上に明るくて照明がそんなに必要なかったという部屋があったり、光を取り入れるために窓を大きく設置してみたものの思うほど光が入らず薄暗い部屋になってしまったといったこともあります。 とくに光の入り方は季節や時間帯によっても異なりますから、建築士などの意見も取り入れた上で決めるとよいでしょう。

外の視線や声が気になる

道路や隣家との位置関係によっては、外の視線や声が気になることもあります。例えば、「寝室を大きな通りに面した部屋にしたところ、夜でも意外と交通量が多かったため音が気になりぐっすり眠れない」、「隣の前庭とリビングが対面していて視線が気になる」などの失敗談もあります。周囲の環境、ご近所の間取りを考慮した上で間取りを決めるとよいでしょう。

来客が来た際に玄関から生活スペースが丸見え

間取りによっては、トイレや浴室、キッチンといったあまり他人には見せたくないスペースが丸見えになってしまうこともあります。玄関から見てどんな風に見えるのかも考慮した上で間取りを決めるようにしましょう。

失敗しない間取りづくりのために設計図面に書き込むこと

一軒家の間取りづくりで失敗しないためには、気になることを直接設計図に書き込んでみましょう。設計図に直接書き込めば直接眼で見て検討できるため、より具体的に間取りがイメージしやすくなります。

置く予定の家具や場所をとる物

部屋ごとに置く予定の家具が決まっている場合には、設計図面に直接書き込んでみましょう。設計図面には、置く予定の家具を実際の大きさを縮尺したサイズで記載することが大切です。 こうすることで荷物量に対して部屋の広さが十分であるかどうかといったリアルな部屋のサイズ感が捉えやすくなります。

家電をどこで使用するか

部屋ごとに使う家電製品をリストアップして、実際にどの場所で使うのかを設計図面に書き込みましょう。 また、掃除機をかけるといった家事の効率を考慮してコンセントの位置を決めると、より過ごしやすい家になります。

生活音の発生源はどこか

設計図面に音が出る箇所に印をつけて、各フロアを重ねて音の伝わり方を確認しましょう。音が出やすい場所としては、足音が気になりやすい廊下、キッチン、浴室やトイレといった水回りなどがあげられます。

ニオイが各フロアにどう流れるのか

ニオイについても設計図面ににおいの発生する箇所に印をつけて、各フロアを重ねてにおいの伝わり方を確認します。また、においについては家の中だけではなく、周囲ににおいが発生しそうな場所があればそこも書き込みしておきましょう。

家族全員分の1日の生活動線

家族全員の1日の生活動線を設計図面に書き込みます。こうすることで間取りの不便な箇所、混雑する箇所が明らかになります。

10年後、20年後の生活動線

今現在の生活動線だけではなく、10年後、20年後といった将来の生活動線も想像して書き込んでみましょう。今は小さなお子さんも10年後、20年後には大きくなりますし、場合によっては独立して別世帯になっていることもあるかもしれません。 今だけではなく、将来の生活動線までも見越した間取りが作れると、より満足度の高い一軒家が建てられます。

自然光の入り方

光の入り方を設計士に確認して設計図面に記載しておきましょう。光の入り方は窓の大きさや周囲の建物の状況によっても異なります。ライフスタイルにあった自分好みの光の取り入れ方を実現する助けとなります。

人通りの多い道路の位置

人通りや車の通行量の多い道路が近くにある場合には、その位置も設計図面に記載しておきましょう。こうしておけば、人通りや車の通行量の多い道路に面した場所にくつろぐための部屋を配置しないように気をつけられます。

隣家の窓の位置と視界の広さ

設計図面に隣家の窓の位置を記載しておきましょう。1階の設計図面には隣家の1階の窓を、2階の設計図面には隣家の2階の窓を記載しておきます。こうしておくことで、隣家と窓の位置がかち合わないように調整しやすくなります。

間取りにこだわって一生後悔しない家を建てよう!

買ってよかったと思える一軒家の間取りづくりは難しいものですが、細部にまでこだわり満足できる間取りが作れれば一生後悔しない家が建てられます。家族で今のライフスタイルから10年後、20年後のライフスタイルまで話し合い、満足できる間取りをつくっていきましょう。

既存の平面図だけでは見落としがちな情報を書き加えて見える化しよう

一生後悔しない間取りをつくるには、平面図に「設置する家具の位置」や「ニオイや音の伝わり方」、「隣家の窓の位置」など間取りをつくるために考慮したい情報を書き加えてみます。 こうすることで間取りをどうすべきかが判断しやすくなります。

家族全員のライフスタイルを具体的にして設計士に相談しよう

暮らしやすい間取りをつくるためには、住宅のプロである設計士の意見を聞いてみることも大切です。設計士に家族全員のライフスタイルを明らかにした上で相談しみれば、プロならではの間取りをよりよくするためのアドバイスがもらえます。 とくに光の入り方や風の通り方、音の伝わり方といったことは素人には分かりにくいことですから、住宅のプロである設計士にしっかりと相談してみましょう。

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