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iemiru コラム vol.159

新築で家を建てるならカーテンの検討も急ぐべき!予算の考え方から部屋別の選び方まで

新築の家を建てるなら、カーテンにもこだわろう!

プライバシーの確保ばかりではなく、部屋の雰囲気を決めるカーテンのデザインや素材。新築での家づくりでは、カーテンにもとことんこだわってみましょう。気になる予算や選び方まで徹底解説します。

カーテンは部屋の雰囲気を決めるもの

建物の室内の空間の中では、色や形が目立つものにまず目が向けられます。 視線が集中するところ、面積の大きい視線が集まる焦点(フォーカルポイント)の演出が、部屋の空間のセンスを決めます。家具やカーテン選びには統一感を持たせ、部屋全体のイメージに合う、バランスの取れた素材や、色彩計画を立てることがポイントです。

カーテンを選ぶ前に考えておくと良いこと

カーテン一枚で、部屋の印象はがらりと変わります。部屋のイメージを大きく左右するカーテン。カタログを見て選ぶ前に、ご家族で決めておくと良いことを見ていきましょう。

各部屋のコンセプトはどうするのか?

壁紙や照明器具、カーテン選びなどのインテリアを選ぶ打ち合わせには、一つ一つ選んでいくため時間がかかります。 統一感を持たせるためには、家づくりの最初の設計の段階で、各部屋のコンセプトを、しっかりと決めておくことがポイントです。 まず、打ち合わせ前に、家族の(ペットも含めた)住まい方の要望をしっかり確認しておくことが大切です。せっかく新築で家を建てるのですから、こだわりをしっかりと検討しておきましょう。

デザイン性と機能性のどちらを重視するか?

コンセプトが決まってから、それに合わせたインテリアのカーテンを選んでいきます。 ドレープのたくさん入った装飾性の高いものにするのか?防音性や耐火性が高い素材のものにするか?それぞれのテーマ、部屋ごとのコンセプトに合ったカーテンを選んでいきましょう。 お子様が小さい時期には、カーテンは、かくれんぼして遊ぶ格好の場所ですが、ドレープの多い高価で重厚なカーテンを取り付け、タッセルのついたカーテンホルダーなど取り付けてしまうと、危険です。また、ペットをお部屋で飼われる方も、安全面に配慮したカーテンや、金物を選びましょう。

家族の好みを再確認する

選ぶカーテンのデザインや種類によって、部屋の印象は大きく変わります。個人で使用する部屋は、その部屋を使用する本人の好みに合わせたものを選び、ライフスタイルの変化により、カーテンをその都度変えていくことをおススメします。カーテンを変えるだけで、部屋の雰囲気を一気に変えることが出来ます。

だいたいの予算はどのくらいか?

カーテン予算は、そのデザインにもよりますが、1つの開口部に対して、3万円~5万円として予算を見積もっておいた方が無難です。既製品のカーテンと比べて、割高に感じますが、オーダーメードカーテンは、ちゃんとしたメンテナンスで10年は持つと言われています。既製品と比べて、生地やデザイン性、機能性において優れたオーダーカーテンは、価格が割高でも、値段に合った価値があります。

既製品とオーダーカーテンを徹底比較!

規格の安価なカーテンと、オーダーメードカーテンは、どういった使い分けをすればよいのでしょうか?

サイズ感について

天井高が高く、開口部が大きい場合には、既製品のカーテンをご自分で購入して設置するのは至難わざ。そもそも既製品のカーテンは、その制作会社により規格、サイズや機能などが違い、チープな感じが出てしまうことも。値段は高めですが、新築の際は、オーダーメードカーテンで揃えておくと、価格に見合った価値があります。 オーダーカーテンは、カーテンレールのリングの下から床までの寸法が基準となります。掃き出し窓の場合、床から1cm上げて裁縫する方法が一般的です。特別な例として、防雪地域などで、床とのすき間からの風を防ぐために、あえてカーテンと床の間にすき間を作らない方法を取ることもあります。 腰窓と呼ばれる、壁の中央についている開口部のカーテンは、窓の下から15cm~20cmの大きさにするのが基準です。これは、風が吹いた際に、カーテンの裾が窓の外に出にくい長さです。また、腰窓に床下までの大きいカーテンを使うと、開口部が大きく感じられます。デザインによっては部屋の統一感が増すので、その都度状況に合ったサイズの、カーテンを選ぶと良いでしょう。

生地やデザインについて

カーテンの素材には、樹脂加工・防炎加工・消臭加工・制菌加工・静電加工といった、カーテン自体の品質を向上させる付加仕上げを施してあります。 オーダーカーテンは、各部屋の窓に合わせた、ぴったりの採寸での設置が可能です。ほんの数センチの長さの違いで、使用感や見た目が悪くなる可能性もあります。オーダーカーテンは、生地が厚く裁縫が丁寧でデザインも豊富にあります。 また、既製品のカーテンでも、セミオーダーカーテンなど、デザインや価格も充実してきています。信頼のおける商品であるか?写真で見るのと、実際に取り付けた際の雰囲気には違いが出ます。サンプル生地を取り寄せるなどして、現物を確かめると良いでしょう。

値段について

気になるところが、カーテンにかかるコストです。 人の集まることの多いリビングや、ゆっくり睡眠をとるための寝室などは、オーダーカーテンで良質の飽きのこないものを選ぶ。良質な素材やデザインを選ぶことで、耐久性も高く、既製品を何回も買い替えることを考えると、長期的に見てコストを抑えられる場合もあります。 既製品のカーテンは、オーダーメードカーテンに比べて手ごろな価格で販売されています。 子供部屋や出窓などは、既製品で間に合わせ、好みの変化に合わせてその都度取り替えていくと、手軽に部屋の雰囲気が変わり、楽しむことが出来るでしょう。

耐久性について

オーダーカーテンは、ランクによって10年。定期的なメンテナンスによって、一生持つほど耐久性が良い商品もあります。 また、既製品のカーテンの技術も発達していますが、オーダーカーテンと比べると、素材の良さやデザイン性において、価格通りの商品であると言えます。中国製で大量生産のものなのか?裁縫はしっかりとしているか?などの問題点を確認してからの購入が望ましいでしょう。 カーテンも、メンテナンスで美しく保ちたいものです。日々のメンテナンスでは週1回、カーテン生地の表面をやわらかなブラシを使ってほこりを取り除き、掃除機をかけると良いですね。また、面積の大きいカーテンの生地は、においも吸収しやすいもの。匂いの強い料理をした後は、消臭剤を吹きかけると生活臭を抑えられます。

部屋別におすすめのカーテンカラーとは?

色の人間の心に与える影響は大きいもの。各部屋の使い方に合わせた色柄を選べば、求める条件に対して十分な機能を果たしてくれます。部屋の雰囲気を左右するカーテンの色選びは、どのようにして決めればよいのでしょうか?一例をあげていきます。

リビング、ダイニング、キッチン

リビング・ダイニング・キッチンは、朝、起きてから、夜寝るまでに長い時間過ごす場所です。光が感じられる明るい色。心と体に元気を促す暖色系の色を選ぶと部屋全体が明るいイメージとなり、快適に過ごすことが出来るでしょう。

寝室

寝室では、ゆっくり就寝できるように配慮が必要です。リラックスできる緑やベージュ系の色を選んで、視覚的に優しい色合いを選ぶと落ち着いた空間の演出が出来ます。 また、観葉植物を置いたり、やわらかな色合いの間接照明を取り入れることで、眠りに入る前の安らぎ空間を演出したいものです。

書斎や勉強部屋

ここぞという時に、集中力を高める作用があると言われるブルー系の色は、書斎や勉強部屋のカーテンとして使用すると効果があります。ブルー系は涼しげな印象が強いので、取り入れ方により、室内全体が、寒々とした印象になりがちです。そういった際には、壁紙全体にブルー系を取り入れるのではなく、一部にブルー系の色の壁紙を張り、それに合わせたカーテンを合わせると、組み合わせにバリエーションが広がります。

和室

畳の緑や、ふすまの絵柄は、日本の自然の良さを思い出させてくれるものです。 和風の室内の演出には、木や、畳、真壁といった、自然素材の色の良さを損なわないアースカラーの素材や色のカーテンを用いると良いでしょう。和室にカーテン?と感じる方もいるかと思いますが、遮光性のあるカーテンで、畳の日焼けを防ぎ、冬には保温効果も高まります。

知っておきたいカーテンの機能とは?

カーテンの語源は、ラテン語のCOLTINA(コルテイナ)から変化していったものと言われています。主に、寝室のベットの周りを、安らぎの空間にするため布で覆う、という演出をするとともに、寒さを防ぐ対策として用いられてきました。 カーテンは、就寝の際に快適に眠れるよう対策するための布のことです。現在では、色々な効果が期待できるカーテンがあります。

遮音・防音

カーテンは、合成の樹脂加工(合成の樹脂の液に浸し熱を加えて繊維に固定させる方法)の仕上げによって、音を遮断する効果を高めることが出来ます。ご自分のプライバシーの確保のためには、防音効果の高いカーテンが有効です。

遮光・遮熱・UVカット

また、樹脂加工(風合いを良くし、しわの発生を防ぐために施す加工)や防炎加工 (消防法施行規制の防炎認定のための加工で、燃えない素材か、燃えないための加工を施すカーテン)、紫外線をカットする加工を施してあるカーテンがあります。

目隠し・ミラーレス

プライバシーの確保のために、外部の人の目から家の中を見えない様にするためのもので、目隠しとして使用するカフェカーテン、夜も外から見えにくい素材のミラーレスカーテンなどがあります。

カーテンにまつわる失敗しやすい罠とは?

こだわりのカーテンによって、室内の雰囲気は一変します。失敗のないカーテン選びをしたいものです。素人では見落としがちな点をあげてみます。

業者が作った見積もり書のカーテン金額は目安

実際に施工する業者さんによって、見積書の金額に幅が出ます。カーテンの取り付けは、入居直前に行われるものなので、契約時の見積書の段階では、どの業者さんが請け負うのか、決まっていないことが多いので、大まかな見積もりです。最終的に請け負ってもらう業者さんによっては、最初に提示された金額より多くなってしまうことも考えられます。

契約時に希望したカーテンが廃盤になっている可能性がある

カーテンは、機能性や人気の高さによって、新しいデザインが次々開発され、メーカーではカタログを頻繁に交換しています。希望したカーテンが、何らかの理由により製造打ち切り、廃盤になる可能性もあるので、打ち合わせ時に確認し、柔軟に対応しましょう。

カーテンレールと家具が干渉してしまう

部屋を設計する際に、既存の家具を部屋のどの位置に置くのか検討しておくのも大切です。開口部を大きく設計して明るい室内を満喫できても、インテリアとして、見せ場におきたい家具のサイズが大きく、背面が窓からはみ出してしまうと、おさまりが悪く、残念な感じに見えてしまいます。 ベットなど家具の配置に対する窓の位置もバランスが取れていることがセンス良く見えることのポイント。 配置する家具と、開口部の位置関係は、最初の設計の段階から考えておくべきことです。 そして、注意が必要なのが、エアコンの位置と、カーテン取り付けの位置関係です。室内にエアコンを取り付けるのには、壁に穴を開け、コンセントの取り付け個所に設置します。 エアコンのサイズやコンセントの位置などによって、予定していたカーテンレールのサイズと、設備機器の大きさが合わず、取り付けに現場合わせの加工が必要になることもあります。そういった場合、見た目のおさまりも不自然な状態になる可能性が高く、エアコンの大きさや位置には、注意が必要です。

カーテンもなるべく早く検討しよう!

カーテンは、間取りの設計段階から予算の中に入れておくと安心です。 手持ちの家具を洗い出し、これから購入する家具との雰囲気を合わせて、大きさやデザインを決めて、部屋全体のコンセプトに合ったカーテン選びが、センスの良さを左右します。

工事着手承諾前からカーテンを決めるとメリットが大きい

建物が完成して入居する際に、ワクワクしながら引っ越しをしたいものです。それには、間取りの設計段階から、部屋全体の雰囲気を左右する、カーテンまで打ち合わせを完了しておくことがおススメです。 工事着手の承諾前から、各部屋全体の雰囲気を決めるカーテンを決めると、入居日にあわてず、スムーズに新築の家に住み始められるので、メリットが大きいのです。コンセプトに合ったカーテン選びをご家族と検討してみましょう。

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