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iemiru コラム vol.169

比較ポイントは値段だけじゃない!失敗しない引っ越し業社の見積もりの取り方とは?

引っ越し業者の相見積もりは必要?

希望にあった引っ越しをするためには相見積もりが必須

新居が決まって準備に入るとき、多くの方が最初に迷うのが引っ越し業者の選び方です。値段はなるべく抑えたいけれど、その分仕事が大雑把ではないか心配になったり、そもそもどれくらいの価格が相場なのかがわからなかったりと、戸惑うことも多いでしょう。そのような方にぜひおすすめしたいのが、引っ越し業者の相見積もりです。相見積もりとは、複数の業者から見積書をもらい比較することです。手間がかかって大変なイメージがあるかもしれませんが、現在は相見積もりをスムーズに行えるサイトも充実していますし、複数の業者を比較することで、自分にとって引っ越しに求める優先順位が明確になります。 今回は、引っ越し業者の相見積もりについて、比較すべきポイントや注意事項を徹底解説します。ぜひ参考にしながら、スムーズな引っ越しをして気持ちの良い新生活を迎えましょう。

引っ越し料金の相場は変動する

引っ越しの料金の相場ですが、時期によって大きく変動します。引っ越しにおいて最も相場が高くなる時期は、年度の変わり目である3~4月、逆に最も安く引っ越しができる時期は11月です。例えば、2~3人家族で同一都道府県内の引っ越しの場合、相場は6~7万円と言われています。 しかし、3~4月では同条件でも10万円を超える場合もあります。繁忙期には引っ越し作業員の人員が不足し、また作業スケジュールも過密になるため、相場が高騰するのです。転勤などで引っ越しのタイミングが選べない場合もありますが、可能な範囲で繁忙期を避けて少しでもコストを抑えましょう。

一括見積もりで複数の業者から見積もりをとろう

一括見積もりとは?

一括見積もりとは、専用のサイトにおいて引っ越しの希望時期や移動距離、家財などを入力するだけで、簡単に複数の引っ越し業者に対して見積もりを取ることができる仕組みです。見積もりを取ること自体にはお金が発生せず、一つのサイトで10社程度まで同時見積もりが可能です。 少し前までは、引越し業者といえばテレビCMを中心とした広告宣伝や知人からの紹介などでしか知ることができませんでしたが、現在ではインターネットで数多くの引っ越し業者情報を知ることができます。それらをつぶさに検討し各業者で申し込み手続きをしなくても、いっぺんに見積もり申請と比較検討ができるのが、一括見積もりです。

一括見積もりのメリット

一括見積もりのメリットとしては、先に述べた手続きが簡単な点が第一にあります。また、いくつかの業者に当たる中で、自分たちが予定している引っ越しのおおよその相場がわかります。そして、見積書という形で明確に金額が提示されるので、比較がしやすく、自分たちの希望に一番マッチした業者を選ぶことができます。 一括見積もりの専用サイトには、大手引っ越し業者だけでなく、地域密着型で私たちが普段知らないような引っ越し業者も登録されています。近所や長距離の引っ越しに強みがある業者やファミリー向け引っ越しに長けている業者、低価格で高いサービス基準を掲げている業者など、性格も様々です。大手に限らず様々な業者から幅広く見積もりを取ることで、満足のいく業者選定が可能になるのです。 一括見積もりを依頼することで、引っ越し料金が通常価格から最大50%オフになる特典つきのサイトもあるので、ぜひ利用しましょう。

一括見積もりのおすすめサイト

一括見積もりのサイトの中でもおすすめは株式会社エイチームが運営する「引越し侍」です。提携引っ越し業者数は220社以上、サービス料は無料で、アート引っ越しセンターやアリさんマークの引越社などの代表的な引っ越し業者から小規模引っ越し業者まで、まんべんなく網羅されています。近年、クロネコヤマトの引っ越しも人気がありますが、こちらとも提携している数少ない一括見積もりサイトです。利用者数も多く、これまで1520万件以上の引っ越しで利用されている(2014年11月時点)という点も信頼できるポイントです。会員登録無しで使用できるところも手間が少なく人気の秘訣になっています。同じ会社が運営している「引越し価格ガイド」も同様のサービスで人気です。 また、株式会社ウェブクルーが運営する「ズバット引越し比較」も提携引っ越し業者数220社以上と幅広い業者を比較できるサイトです。こちらのサイトの特徴は、見積もりフォームへの入力がとても簡単な点なので、手っ取り早く業者比較ができます。 そして、株式会社LIFULL MOVEが運営している「LIFULL引越し」は、提携業者数は130社であるものの、独自の特典を用意している業者がいる点が特徴です。例えば、ダンボールやガムテープなど梱包資材の無料提供や、お米、ミネラルウォーターなど、引っ越し時に便利な特典を組み込んでいます。お得に引っ越しをしたい方にはおすすめですが、提携業者数がまだ少ない弱点もあるため、見積もりをとるべきか気になっている目星の業者がある場合は、事前にサイトで提携業者を確認しておくとよいでしょう。 他にも様々な一括見積もりサイトがありますが、どのサイトを利用しようか迷ったときは、例えば提携業者数に強みがある「引越し侍」と特典に強みがある「LIFULL引越し」、というようにメリット・デメリットを補完し合うような異なる特徴をもつサイトを併用するのがおすすめです。

見積もりをとる際のポイント

引っ越しの日にちは繁忙期を避けて設定する

見積もりをとるにあたり、引っ越しの日付に融通がきくときは、まず繁忙日を避けて設定しましょう。曜日単位ではまず土日よりも平日の方が安くなることがわかっています。土日休みで働いている人が多いため平日よりも土日の方が引っ越しの需要は高く、例えば家族での引っ越しの場合、土日と平日では、同一県内では2千円程、県外への引っ越しであれば1万円程変わってきます。 また、依頼する時間帯によっても料金は変わり、スタートの時間が確定されている午前の便が一番高く、次いで15時以降が高い設定になっていることが多いです。一日の中でも間に挟まれ、開始時間が確定しないいわゆる「フリー便」が最もお得といえます。 以上のことから、都合の調整が可能な場合は、平日のフリー便で日時を設定することが低価格で引っ越しをするコツです。

引っ越し日時の希望は複数提示する

引っ越し日時の希望は、特定の日時の見積もりを指定するよりも、複数提示した方が価格交渉がしやすいです。というのは、平日の正午以降のフリー便が低価格であることを知っている人が既に予約をしてしまい、業者のスケジュールが埋まっている可能性があるからです。「○月第○週目の平日で正午以降のフリー便」というように、条件を示しながらも複数の選択肢をもっていたほうが、業者側もその中で最も低価格で行える日を提示してくれます。

タイプの違う業者から見積もりをとる

引っ越し業者の比較のポイントは、大手業者、中堅業者、地域密着業者を各2社ずつ、計6社で比較する、というように企業規模や性格の異なる業者を複数選ぶことです。大手業者はブランド力や信頼性がある、地域密着業者は認知度は高くないものの利用者からの評判が良い、中堅業者はバランスが良いなど、料金だけでなく長所短所も様々です。予定している引っ越しのケースがどの業者の強みとマッチしているのかを知るためにも、異なる性格の業者を比較し、自分たちの引っ越しで重要視することの優先順位をつけましょう。 そして、例えば地域密着業者がマッチしているかがわかったら、地域密着業者同士を比較してどの業者がより良いかを吟味する、というステップを踏むと希望に近い業者選びができます。

相見積もりの比較ポイント

値段

相見積もりをとる場面でまず注目する点は値段です。複数の業者に見積もりを依頼して、明らかに高額な見積もりを提示してくる業者でメリットを強く感じられない場合は、選択肢から除外しましょう。 逆に、他と比較してあまりに低価格な業者がある場合は、なぜその価格で成立しているのかを確認して、リスクを考慮する必要があります。単に、安ければいい、高ければ悪い、というのではなく、なぜその価格に設定されているのかを確認した上で見積もりを見ましょう。

トラックの台数や人数、業者の作業範囲

見積もり提示時に設定されているトラックの台数や作業員の人数はよく確認しましょう。想定している荷物は、トラックにしっかり収まるように、ゆとりをもって台数設定されているか、また予定時間内に終わるよう作業員の人数は妥当かどうかです。 業者によっては、人数は少なくてもベテランの作業員を手配してくれるところもあるので、不安に思った点は聞いてみると良いでしょう。また、業者によって、エアコンや洗濯機、テレビなど家電製品の取り外し・設置を値段に含めているところ、そうでないところがあるので、どこまで業者が請け負ってくれているのか、作業範囲も確かめましょう。

引っ越し運送保険に入っているかどうか

万が一、引っ越しの最中に家財が破損してしまった場合、また運送中に事故にあった場合のために、保険に加入しているのかどうかも見落としてはいけないポイントです。保証の範囲や金額など、保険保証内容について確認し、リスク管理を行っておけば安心して任せることができます。

相見積もりから引っ越し業社を絞るポイント

見積書が契約書を兼ねていないかどうか確認する

見積書が届いたら、まずはその書類が「見積書」なのか「契約書」なのかを確認しましょう。万が一契約書を兼ねていた場合、一度サインしてしまうとキャンセルした場合解約扱いになりキャンセル料が発生する可能性があります。即決はなるべく避けて、複数の業者との相見積もりをとっている最中だという旨を伝え、後日契約するかどうか連絡しましょう。

作業開始時間、終了時間を確認する

次に、作業開始時間、終了時間の記載を確認しましょう。フリー便の設定でも、多くの場合はおよそ何時に開始・終了という記載がありますが、記載がない場合は問い合わせをしましょう。また、トランクルームへの立ち寄りなど積み地・荷降ろし地が複数ある場合は、それも考慮されているか確認が必要です。

プランに注意する

プランに関して、「積みきり」記載がある場合は要注意です。積みきりプランとは、トラックに積めるだけの荷物しか移送できないというプランなので、もし積みきれなかった場合は自分たちで運ぶか追加料金を支払うことになります。荷物が積みきれる量なのか心配な場合は、引っ越し業者に相談しましょう。

必要のないオプションが付いていないかどうか確認する

見積もりの項目は、基本作業とオプションサービスに分かれています。基本作業とは、搬入・輸送・荷降ろし・養生といった、最低限必要な作業で、これが基本の料金です。業者によっては、家具・家電の梱包、配置が基本料金に含まれていない場合もあるため、どのような作業が基本作業に組み込まれているのか確認しましょう。 そして、それ以外の荷造りや荷解き、家電の設定などの作業がオプションサービスとなります。見積もりの段階で組み込まれているサービスを確認して、できることは自分たちで行うようにすれば、価格を下げることができます。洗濯機の取り付けやテレビ配線などは、インターネットで調べて自分たちでできることが多いので、オプションを取捨選択する必要があります。

相見積もりで業者を絞ったら、訪問見積もりでトラブルを防ごう

訪問見積もりとは?

相見積もりをもとに比較する業者が絞られてきたら、実際に現在の住まいに来てもらい、家財などを確認して価格決定してもらう、訪問見積もりを依頼しましょう。訪問見積もりは多少手間がかかるので、この段階で3社程度に絞っておくのがおすすめです。見積書に掲載されている電話番号に問い合わせをし、都合の良い日時の候補をいくつか挙げて実際に来てもらいます。

訪問見積もりのメリット

訪問見積もりを依頼することで、相見積もりでの荷物や家財の申告忘れや、引っ越し当日の追加料金発生を防ぐことができます。また、家の周りの道幅などを確認してもらい、トラックが侵入可能かどうかなど、周辺環境のチェックもプロの目でしてもらえるので安心です。 そして何と言っても、値引き交渉が一番しやすいのが訪問見積もりです。他人を家に入れることに抵抗がある方もいると思いますが、トラブルなくコストを少しでも抑えて引っ越しを行うためにはぜひ訪問見積もりを依頼しましょう。  

訪問見積もりの所要時間

まず電話やメールで訪問見積もりの依頼したときに、「1時間後には次の業者が見積もりに来るので」などと伝え、1時間を目安に見積もりを行ってもらうようプレッシャーをかけることがポイントです。実際、家の中を確認して荷物の量を把握してもらい、正式な価格を提示してもらうだけなので、1時間もあれば十分です。また、時間の制約を設けることで、訪問に来た営業マンと短時間で密度の高い交渉が可能になります。

訪問見積もり時のポイント

あらかじめ掃除をしておく

引っ越しの訪問見積もりでの価格決定は、大きな家財・家電が何点あるかという点と、ダンボール何箱分の荷物になりそうかを目視で判断することで決まります。訪問前に、捨てる予定の家財はピックアップし、営業マンには粗大ごみとして処分することを伝えましょう。また、乱雑な状態で訪問見積もりをされてしまうと、実際よりも多く荷物の量を見積もられてしまう可能性があるため、掃除をして整理整頓しておくと良いでしょう。

見られたくないものは一時避難させる

訪問見積もりの営業マンとはいえ、他人に見られたくないものがある場合は、一時避難させましょう。荷物を全て見せなければ見積もりができないという訳ではないので、例えば洗濯物を干しているときなどはクローゼットや別の部屋に一時移動させるなどして、事前に準備をしておくと安心です。

見せられない部屋や収納があるときは、持ち物リストで代用する

寝室や仕事部屋など、人に立ち入られたくない部屋がある場合は、持ち物リストを提示するというのも一つの手です。どんな家財・家電があるか、ダンボール何箱分相当の荷物になりそうか、などをリストにして提示すれば、それを元に見積もりをしてもらうことが可能です。

料金交渉は業者が金額を提示してから

見積もりに来る営業マンも、料金交渉を前提に訪問してきます。つまり、最初に提示する料金はその業者にとっての最安値でないことが多いのです。 また、訪問見積もりを複数の業者に依頼している場合、その中でも目星をつけている業者は二番目、三番目に訪問してもらうようにすることがコツです。他社の見積書をもらったらそれを交渉材料にして、目星の業者で値引きをしてもらいましょう。その際、一通り家の中を確認してもらったら、焦らずにまずは営業マンが料金を提示するのを待ちましょう。提示した料金について、営業マンからその価格の妥当性や理由について説明があるので、それを聞いた上で他社との比較をしながら料金交渉するのがポイントです。

契約を結ぶ際のポイント

見積もりの条件を再確認する

一社に決めて本契約をする際には、改めて条件の確認をしましょう。金額はもちろん、開始終了の日時、オプションサービスなど、これまで相見積もりで比較してきた点に変更点がないかチェックします。キャンセル料の発生日なども合わせて確認しましょう。

引越運送約款をよく確認する

引越運送約款とは、貨物自動車運送事業法施行規則第11条に記載されている引っ越しの運賃や荷物の欠損・紛失などトラブルの対応内容や保証範囲を記した契約条項のことです。この約款は、引っ越しにおいて契約書の代わりを果たす重要な書類です。トラブルが発生したときに、どのような対応をしてもらえるのかが明示されているので、確認しましょう。

引っ越しに関する希望は再度伝える

フリー便という設定であっても、○時までには全て終了するようにしてほしいなど、希望がある場合は遠慮せずにはっきり伝えましょう。また、当日の料金増しがないよう念押しすることも大切です。 DIYで作った家具や壊れやすいものが多い場合、また会社の社宅を利用している場合などは、養生シートを厳重にしてもらうよう伝えることも必要です。契約した後は当日まで連絡をとることがほとんどなくなるので、引っ越し前の最後の機会だと思って心配な点なども相談しておきましょう。

契約する場合も断る場合も早めに連絡する

見積書の段階では、業者もスケジュールを確定させていません。契約するか否かこちらが迷っている間に、別のお客さんでスケジュールが埋まってしまう可能性もあります。相見積もりをして契約する業者を決めたら、早めに連絡をして希望日を抑えましょう。 また、断る場合でも、見積書を出してからその後返答がないと業者としても困るので、他業者に決めた場合は、その旨を連絡してお断りするようにしましょう。

条件に合う引っ越しをするためにも見積もりをとろう

引っ越し業社の選定はなるべく早く始める

引っ越しの契約は準備期間も考慮すると1ヶ月前には済ませておきたいものです。そこから逆算すると、相見積もりはおおよそ5週間前にとっておくと、ゆとりをもって契約、準備、当日を迎えることができます。引っ越しが決まったら、早めに家財のチェックや粗大ごみの申請をして、業者選定にとりかかりましょう。

相見積もりでは、値段以外も確認しよう

相見積もりではどうしても金額に目がいきがちですが、プランやオプションサービス、またトラック台数や作業員数についても確認し、その金額が必要な条件を網羅した妥当なものかを確かめましょう。 また、インターネットで口コミを調べてみることで、見積書だけではわからない情報を収集することもできます。引っ越しをして新しい環境に飛び込むせっかくのタイミングなので、後悔やトラブルのないように丁寧な目で業者選定を行いましょう。

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