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iemiru コラム vol.177

バルコニーとベンダとテラスの違いは? マナーや掃除の方法までご紹介

住宅を語るのに欠かせない「バルコニー」や「ベランダ」「テラス」という言葉ですが、どれぐらいの方が、しっかりと区別がついているでしょうか? 違いが分かることで、理解も深まり、生活するときのイメージがしやすくなります。 本記事ではそれぞれの特徴や、マンションなどにおけるマナー、掃除の方法についてご紹介します。ポイントを抑えることで、快適にバルコニーを使えるようになりましょう!

バルコニーとは?

バルコニーとは、建物から張り出した屋根のない手すり付きのスペースのこと。日本のマンションではバルコニーの上にバルコニーが重なっているため、屋根のような役割を果たしているのが特徴です。 イタリア語の「balcone」を語源とし、日本では物干し場や植栽スペースとして活用されています。

ベランダとは?

ベランダとは、建物から張り出した屋根の付いたスペースのこと。バルコニーと似ていますが、屋根が付いているものをベランダと言い、上の階のバルコニーが屋根替わりになっているものはバルコニーと使い分けます。 ポルトガル語の「verandah」を語源とし、日本ではバルコニーと同様、主に物干しや植栽スペースとして活用されています。

テラスとは?

テラスとは、主に建物の1階から張り出していて、地面よりも一段高くなっているスペースのこと。古いフランス語で「terrasse=盛り土」を意味しており、タイル張りのものやウッドデッキのものがあります。 ときには屋上の広場などをテラスという場合も。テーブルセットを置いて食事やお茶を楽しむときにも使われます。

ルーフトップバルコニーとは?

ルーフトップバルコニーとは、下の階の屋根部分を利用した張り出しスペースのこと。開放的な空間が特徴で、物干しや植栽としてはもちろん、食事スペースとして使われることもあります。

バルコニーでのマナーに注意!

マンションやアパートのバルコニーは「自由に使える場所」と思っている方も多いですが、実際は共有スペースであることがほとんど。共用である限り、住民同士でルールを守らなければなりません。 以下、苦情になりやすいポイントについてご紹介しますので、今後の参考にしてみてください。

気軽に布団や洗濯物を干せない住宅も

近年は「景観が損なわれる」といった理由で、布団を干せないマンションが増えてきました。落下防止の観点もありますが、ルールがある以上は室内で掃除機をかけたり、クリーニングに出したりする必要があります。 またマンションによっては、派手な色の洗濯物を干すと苦情が来るケースも。見えないようにうまく干すか、浴室乾燥機などを利用しましょう。

段ボールを長期間置かない

引っ越した直後などにありがちなのが、段ボールを置きっぱなしにしてしまうこと。湿気が多い時期は腐敗したり、ゴキブリの温床になったりする可能性があります。そもそも共有スペースとして物を置けない住宅も多いので、こまめなゴミ出しをするといった対応が必要です。

使ってなくても定期的にホウキがけを

普段からバルコニーを使っていない家庭でまれにあるのが、排水溝に枯葉などのゴミが溜まってしまい、雨のときに水が溢れてしまうこと。バルコニーは使っていなくても、風に運ばれたゴミや汚れがたまっていきます。 また排水溝はゴミでふさがってしまいがちなので、定期的なホウキがけなど、掃除をこころがけましょう。

タバコの副流煙問題に注意

ひと昔前は「ホタル族」として、家のなかでタバコを吸えずバルコニーで吸っている人に同情的な目が向けられていた時期もありましたが、現在は迷惑行為のひとつとして、世間の風当たりも強くなっています。実際に裁判で賠償命令が下った事例もあり、喫煙者の方は注意が必要です。

バルコニーの手すり

バルコニーの手すり部分は、デザイン性はもちろん、布団の干しやすさなども左右する大切なポイントです。以下、主な2種類の特徴をご紹介します。

モダンで布団も干しやすいスチール製

デザイン性の高いスチール製は、比較的細いタイプが多く、布団なども引っ掛けやすい種類のひとつ。耐久性も高いので、扱いやすいと人気があります。風通しの良いタイプが多いですが、隙間からの物や人の落下に注意が必要です。

デザイン性の高い木製

温かみのある雰囲気が特徴の木製手すり。夏はコンクリートよりも温度が上昇しにくく、紫外線を吸収する効果が期待されます。ただし、経年劣化しやすい素材なので、ささくれなどでケガをしないように注意が必要です。

屋根の種類と特徴

テラスやベランダに付ける屋根は、まとめて「テラス屋根」と呼ばれることがあり、主に2つの種類に分けられます。それぞれの特徴や、屋根を付けるときの注意点をチェックしましょう。

ベーシックで雨天に強い「R型」

「R型」とは、屋根の先端部分がR状で丸くなっている屋根の総称。雪が降ったときは下に滑って落下しやすく、雨天時には雨が吹き付けるのを防ぐ特徴があります。曲線なので柔らかい印象を受ける形状です。

デザイン性の高い「フラット型」

「フラット型」とは、屋根が先端までまっすぐな形状になっている屋根の総称。R型のように先端が下がっていないため、視界が良く開放感があるのが特徴です。フラットな面がスタイリッシュで現代的な印象を受けます。

日当たりを左右する方角に注意

素材の透過性にもよりますが、屋根を付けると日当たりが弱まってしまう特徴があります。南向きの暑い部屋ではメリットになる可能性もありますが、北向きの部屋では日当たりが悪くデメリットになってしまうことも。 雨天対策などでどうしても付けたい方は、透明な屋根を選ぶなど、日当たりを遮らない工夫を心掛けてみてください。

バルコニーを掃除する3つのポイント

戸締りのできないバルコニーは、雨や風にさらされてゴミや汚れがたまりやすいポイントのひとつです。とはいえ、室内から出て掃除するのは面倒なので、さぼってしまう方も多いのではないでしょうか。以下では、簡単かつ手軽にできる掃除のポイントをご紹介します。

ホコリが飛びにくい小雨の日が狙い目

バルコニーに溜まった砂ぼこりは、ホウキで掃くたびに舞って、咳き込みがちなポイント。そんなとき、空気が湿った小雨の日であれば、砂ぼこりを最小限に抑えて掃除が可能です。ホコリもまとまりやすくなっているので一石二鳥。 雨が降っているので、水を使うのに遠慮がいらないのもポイントです。

濡れた新聞紙で大まかなゴミと汚れを拭き取ろう

バルコニーに溜まったゴミや汚れには、湿らせた新聞紙が効果的。サッとばらまいた新聞紙を軽くこすりながら集めるだけで、あっとう間に大まかなゴミと汚れがとれてしまいます。ゴミや汚れは新聞紙についているので、集めて捨てるのも簡単です。

頑固な汚れには重曹スプレー

新聞紙でも落ちなかった汚れには、重曹スプレーが効果的。スプレーをしてから数分待つと、水分が浸透して汚れが落ちやすくなります。手すり部分は雑巾などのクロスで、床面はブラシでこするのがおすすめです。

使い方をイメージしながら快適なバルコニーを手に入れよう!

「バルコニー」・「ベランダ」・「テラス」はそれぞれ定義が違いますが、いずれも開放的で気持ちの良いスペースです。共有スペースの場合はしっかりとルールを守り、住民同士が気持ちよく過ごせるようにしましょう。 こまめに手入れをしながら、快適なスペース作りを楽しんでください!

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