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iemiru コラム vol.181

ポイントを完全網羅!!住宅ローンの借り換えで得するには??

賢い住宅ローンの借り換えで支払額を最大限に少なく

住宅ローンの借り換えを考えたことはありますか?住宅ローンの見直しを怠っていると、損する可能性も出てきます。住宅ローンを借り換えるには、事前に各金融機関の住宅ローンの金利や手数料など様々な情報をリサーチした上で、現在の住宅ローンと借り換えた場合の正確な比較検討が必要です。

住宅ローンは借り換えた方がお得なの?

全ての人が住宅ローンを借り換えた方がお得になるとは限りません。借り換えた後、現在の住宅ローンより支払額が減っていなければ意味がありません。まずは、借り換える前に検証してみましょう。 検証するには現在の住宅ローンをしっかりと把握している必要があります。また、仕事や家庭、社会の状況など、この先のローン完済までの何十年の間に様々な状況変化が起きる可能性があることも念頭に入れて、多角的、長期的に判断していくことが住宅ローンをお得に借り換えるコツです。

住宅ローン借り換えのメリット

住宅ローン借り換えの最大のメリットは、「支払い金額が減らせる」ことです。例えば現在の金利より1%低い金利の住宅ローンに借り変えたとした場合、月々の支払いに大きな差は生まれないとしても20年後、30年後先のローン完済時の総支払額は100万単位で削減できます。 「金利タイプを変更できる」のも借り換えのメリットです。当初は金利が低い変動金利を選択していたけど、社会情勢の変化で将来的に金利上昇の可能性が高まったので固定金利に変更するなど、状況に応じて自分にとって最適な金利タイプに変更できます。

住宅ローン借り換えのデメリット

住宅ローン借り換えのデメリットは手数料や保証料などの「諸経費が必要になる」ことです。金利が下がったからと言って何度も借り換えをしていると諸経費がかさみ、結局は損することもあります。借り換えの際は諸経費も考慮に入れ、それでも返済額が低くなると判断できる場合にしましょう。 「手続きに手間と時間が掛かかる」こともデメリットと言えます。必要な書類の準備、手続き、審査など、思っている以上に手間と時間が掛かります。最近ではネットで全ての手続が完了できる金融機関も出てきているので、手続きの手軽さで借り換え先を選択するのも一つの方法でしょう。

住宅ローン借り換えのベストタイミングは?

借り換えにはベストなタイミングがあります。常日頃から住宅ローンを意識して生活する必要はありませんが、これから紹介するタイミングで住宅ローンを借り換えると支払額が得になる可能性が高くなるので、チェックしておきましょう。

固定金利期間の終了が迫ってきたとき

10年固定金利など一定の期間は低金利で済んでいても11年目から金利が高騰し、お得感が減ってしまうことがあります。固定金利に期間が設けられている場合は、その期間が終了したあとの金利も念頭において選択するようにしましょう。 借入れ当初のメリットを比較するだけでは損する可能性も出てきてしまいます。そのため、固定金利期間の終了が迫っていたら、最新の情報で改めて借り換えの検討をすることをおすすめします。

ライフプランに変化があったとき

転職を考えている場合も借り換えのタイミングです。住宅ローンの審査項目には「勤続年数」の項目があります。金融機関にもよりますが、住宅ローンの審査をクリアするには勤続年数が最低1~3年を基準としている金融機関がほとんどです。 転職後年収が上がり安定して働き続けそうだと判断されれば、審査に通ることもゼロではありませんが、通常は転職前の方が審査を通過する可能性は高いと言われています。転職を考え始めたら住宅ローンの見直しも始めてみましょう。

借り換えた方が有利になると判断したとき

金利が低い商品、固定から変動、変動から固定など様々な選択が可能ですが、借り換えの際に必要な諸経費を差し引いてもメリットがあると判断できれば借り換えのタイミングです。注意したいのはどのくらいのメリットが得られる状態がベストなタイミングかということです。 目先のメリットで月々1万円得だからといって慌てて借り換えてしまうと、次に借り換えるにはそれよりもさらにお得感がなければ借り換えが難しくなります。とはいえ、タイミングを見計らっているうちに金利が上昇し、タイミングを逃す可能性もあります。自分で納得できる借り換えができるように、借り換えてメリットを得られる金額の目安を予め決めておくのも一つの方法です。

目安は「金利差1%以上、残高が1000万円以上、返済残年数が10年以上」?

一般的には、「金利差1%、ローン残高1,000万円以上、返済残年数10年以上」の場合、住宅ローンの借り換えのメリットがあると言われています。この条件にあてはまらなくても、この条件に近いほど住宅ローンがお得になる可能性が高いので、一度現在のローンを見直して、確認してみましょう。

どの金融機関を利用するのがお得?

何から検討していいのか分からなくなるくらい多くの住宅ローンのプランが出ていますが、まずは銀行を大きく4つのグループに分けてそれぞれのメリット・デメリットを検討してみましょう。 人気のある住宅ローンでも、自分に適しているとは限りません。自分の状況に合った住宅ローンが選択できるように、基礎知識を身につけておきましょう。

都市銀行で借り換えるメリット

みずほ銀行、三菱UFJ銀行などの都市銀行は広範囲に支店を持ち事業展開しているため、知名度や安心感、信頼感があると思います。都市部では支店を多く展開しているため、相談や手続きなども気軽に足を運ぶことができるのもメリットです。また、ネット銀行に比べて借り換えにかかる諸経費が安いこともメリットです。 一方、広範囲で事業展開しているため、運営維持に必要なコストがかかることが住宅ローンの金利にも反映されていますので、支店をもたないネット銀行に比べると金利が高くなるのがデメリットと言えます。

地方銀行で借り換えるメリット

北海道銀行、中国銀行、北九州銀行など、その地域に存在している地方銀行は地域の住民にとっては親しみのある銀行です。都市銀行のない地域にも店舗があるため、直接窓口で相談や手続きを行いたい人にとっては地方銀行の選択がメリットになります。 都市銀行と同じく組織を維持するためのコストがかかるため金利が高く設定されていることや、店舗がある地域以外に居住している人には利用しにくいことがデメリットです。

ネット銀行で借り換えるメリット

ネットだけで手続きが完了するので、手続きにかかる時間が短くて済ます。また、店舗や支店がないため維持費を抑えて金利を低くすることが実現されています。さらに、ネット環境が整っていれば日本中どこにいてもサービスを受けることができるという点もメリットもあります。 しかし、対面での相談と違い「金利1%では審査が難しいけど1.2%だと可能です。」のような提案はしてくれません。また、審査に時間がかかること、借り換えにかかる諸経費が高いことがデメリットと言えます。

その他金融機関で借り換えるメリット

ゆうちょ銀行は雇用形態を問わずに申し込みができます。そのため、他の金融機関に比べて住宅ローンの借入がしやすくなっていることがメリットです。また、子育て応援特典制度が設けられているので、住宅ローンを契約した後に子供が誕生した場合、ゆうちょ銀行への借り換えの検討をしてみるのもおすすめです。 デメリットは、金利が高く他の銀行に比べて金利優遇が少ないこと、そして、どこの郵便局でも申し込みができるわけではないので、近隣に取扱店舗がないと利用しにくいことでしょう。

住宅ローン借り換えの比較ポイントは?

住宅ローンを借り換えてメリットを受けるためにはどんなことを検討する必要があるか知っていますか? 金利を比較することはもちろん大切ですが、その他にも様々な項目で比較検討が必要です。項目ごとにまとめたので、これから紹介するポイントを意識して住宅ローンの借り換えを検討していきましょう。

金利

金利は最も気になる項目だと思います。金利の検討には「変動金利」から「固定金利」、「固定金利」から「変動金利」のように金利タイプの変更がメリットになるのか検討することと、金利タイプは変えずに金利の数値を比較して検討するパターンが出てきます。 確かに、金利が低くなれば、支払い金額も低くなりますが、金利だけを比較して借り換えを決めることにはリスクが伴うことを知っておく必要があります。いずれにしても、現在契約している住宅ローンの状況を正確に把握することからスタートしましょう。

借り換え手続きのための手数料

借り換えには手数料が発生します。手数料は金融機関の住宅ローン担当者が書類の確認、審査など住宅ローンの融資に係る業務に対応するための費用です。この手数料は金融機関によって異なり、3万円~10万円を支払う定額型と、借入額の1%~2%程度を支払う定率型があります。それぞれの金融機関ごとに最新の情報で比較するようにしましょう。

保証料

住宅ローンの返済ができなくなったときに、代わりに保証会社が支払いをするために必要な費用です。借入額や返済期間によって金額が異なります。ネット銀行などの一部の金融機関は、「保証料無料」となっているので覚えておきましょう。 保証料の支払い方法には「一括前払い型」と「利息組み込み型」があります。一括前払い型で支払っている場合、一定の条件を満たしていれば保証料の一部の金額が返金されることがあるので、返金の条件と返金の際に必要な手数料を確認しておきましょう。

団体信用保険

住宅ローン返済中にローン契約者が死亡または高度障害状態になったときに、ローン残金を支払いしてくれる住宅ローン専用の生命保険です。団体信用保険の加入は住宅ローン契約の条件になっていることが多く、借り換えの際は、新たに団体信用保険に入り直すことになります。 年齢が高くなってからの場合、健康状態によっては加入ができない可能性も出てきます。そうなると住宅ローンの借り換えができなくなってしまうので、事前に確認することが必要不可欠です。

繰り上げ返済の手数料

住宅ローンの残りの金額を繰り上げて返済する場合に必要な手数料です。繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があり、その支払い方法は金額の一部を繰り上げ返済するか、全額を返済するか選択できます。 最近ではネット手続きの場合、手数料0円が一般的になってきていますが、窓口で支払いをする場合は手数料が発生します。何度も繰り上げ返済する場合はネット手続きを利用して、賢く返済していきましょう。

疾病保障など、その他サービス

団体信用保険は、「死亡または高度障害状態になったときに住宅ローンの残金を免除する。」という保証ですが、疾病保障はそれよりも範囲を広げ、がんや脳卒中などの疾病を患ったときにローンの残金が全額免除される保証です。 疾病保障付きの住宅ローンに借り換える場合、借り換える前の保証料を含めた金利が「疾病保障付の上乗せ金利プラス0.1%以上低くなっている」と毎月の支払い金額を変えずに、手厚い保証を受けることができます。0.1%以上低くなる必要があるのは、借り換えにかかる諸経費を加味するためです。

手続きにかかる時間と手間

借り換えには住宅購入当初と同じように下調べをしたり、必要書類を揃えたり、金融機関に相談に行ったりなど様々な関連作業が発生し、時間と手間がかかります。借り換えのタイミングを逃さないよう時間に余裕を持って行動しておくことが必要です。 ネットでの手続の場合、必要書類を揃えるなどの手間を省くことができるようになりましたが、審査に時間がかかることもあります。いずれの場合も、早目の行動を心がけましょう。

借り換え先として人気の銀行 それぞれの特徴

金融機関には様々な住宅ローンが揃っていますが、それぞれの金融機関には得意な金利タイプがあります。各金融機関の特徴を知っておくと、自分に合った住宅ローンを見つけやすくなります。また、金融機関のネームバリューだけで住宅ローンを選択してしまうと、他にもっと自分に合った住宅ローンがあったとしても選択肢に上がることがなくなってしまいます。フラットな目線で住宅ローンを検討することも忘れないでおきましょう。

住信SBIネット銀行

ネット銀行として多くの実績があり、顧客満足度の高い金融機関です。借り換え商品で人気なのは「ネット専用住宅ローン」で、団体信用保険料・全疾病保険料・保証料・一部繰上げ返済手数料、返済口座への資金移動手数料が無料となっていて、借り換えやすいことが大きな魅力です。金利も他の金融機関に比べて低く設定されています。借り換え手続きは全てネット上で行うため、印紙代が不要になることもメリットです。ただ、人気の住宅ローンなので審査に時間がかかることを覚えておきましょう。

りそな銀行

従来から住宅ローンの販売に力を入れていて、利用者からも信頼が高い金融機関です。特に「WEB申込限定プラン」の当初10年固定金利は0.700%と、多くの住宅ローンの中でもトップクラスの低さになっているため、注目を集めています。団体信用生命保険料や一部繰上げ返済手数料無料の他にも、「団信革命」など独自のオプションサービスを提供するなどしていて、満足度の高さで人気です。また、火災保険が最大20%割引や休日に相談可能などもポイントのようです。

イオン銀行

他の金融機関に比べて金利帯の選択肢は少ないですが、2018年7月現在の金利は、変動金利0.49%(借り換えの場合)、当初10年固定0.69%となり、低い金利を実現しています。保証料、一部繰上げ返済手数料、団体信用生命保険料は無料となっています。その他、「8疾病保障付き住宅ローン」や「ガン保障特約付き住宅ローン」などのオプションも用意されています。また、イオングループでの買い物が毎日5%OFFになるサービスも提供しているため、頻繁にイオングループを利用する場合はこのサービスも含めて、総合的に判断しましょう。

じぶん銀行

日本で初めて申込の手続きを全てネット上で完結させた銀行です。紙媒体を必要としないため、申し込みにかかる時間と印紙代の節約が可能です。2018年7月現在の金利は、変動金利全期間引下げプランで0.457%、固定金利(10年)当初期間引下げプランで0.62%と他の金融機関に比べてもトップクラスの金利の低さを実現しています。その他にも、がん保証特約(50%)保険料、団体信用保険料、保証料、一部繰上げ返済手数料、返済口座への資金移動手数料が無料となっています。

楽天銀行

楽天銀行ではネット銀行では珍しく「フラット35」を扱っています。フラット35を提供している金融機関の中でも最低水準の低金利を実現しているため、注目を集めています。保証料と繰上げ返済手数料は無料となっています。事務手数料の低さも大きな魅力になっており、楽天銀行フラット35への借り換え融資事務手数料は「借入額×0.972%」で、銀行業界最低水準です。長期固定型の住宅ローンに借り換えを検討している場合は、候補の一つとして上げておくことをおすすめします。

住宅ローンの借り換えでゆとりの暮らしを

住宅ローンの借り換えで無駄な出費を減らし、ゆとりのある暮らしを実現するには、緻密な比較検討が必要です。手間と時間がかかる作業ですが、住宅ローンの見直しで大きなメリットを受け取れるように、行動を始めましょう。

賢い借り換えをするために必要なことは?

借り換えで得をするためには、現状の把握と借り換えのタイミングを逃さないことがポイントです。常に住宅ローンを意識しているとストレスが溜まってしまいますが、定期的なローンの見直しは必要です。生活環境に変化がなくても、3年に1回や5年に1回など見直す時期を決めておくのも賢く借り換えをするための一つの方法でしょう。

シミュレーションサービスを活用しよう

今では、ネットで手軽に住宅ローンのシミュレーションができてしまいます。「本当に借り換えた方がメリットになるのか」や、「複数の気になる商品の比較検討」が簡単に行えるので、積極的に活用してみてください。

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