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iemiru コラム vol.195

【連載】sweet homeへの道 建築編 vol.4

カタログだけでは実際のイメージはつかみにくい

外壁について、主人は最初白でシンプルなものがいいと言っていました。私はというと、白は緑色の苔のようなものや換気口あたりの汚れが目立つので、そのようなものが目立ちにくい色やデザインのものがいいと言いました。 カタログを見て、主人が理想とする外壁と私が理想とする外壁に付箋をつけました。カタログの3cmマスくらいしかない壁の様子では、実際の壁の大きさになるとどのような色合いになるのか想像しかねます。もちろん、サンプルを送ってもらい実際の色や質感を確認できるのですが、家全体にその外壁が張られた時のイメージがわきません。私たちが頼んだ外壁会社は、インターネット上でシミュレーションができました。破風や屋根の色合いなどのシミュレーションも合わせてできます。しかし周りの風景や日に当たった時の色合いなどは、やはり実際家ができあがるまでわかりませんでした。

私たちは健康のためのエクササイズもかねて、住宅街を散歩するようにしました。築浅の家ばかりの住宅街であれば、カタログに載っている外壁と同じものであると見てわかります。「カタログであのような色合いで映っていたものが、日光に当たるとこのような色合いに見えるのか」と実物を目にすることで確認しました。築年数が10年、15年経っているような家が多い住宅街では、「あのような色合いの壁はこのように経年劣化するのだな」ということがわかります。そうやって多くの住宅街を散歩し、夫婦お互いが理想とする外壁を明確化し、それがどのように経年劣化するのか頭の中でイメージしました。 主人は最初、私の言う「緑色の苔」とか経年劣化についてあまりイメージができないようでしたが、実際に多くの家を見ることで、私の言わんとすることが理解できたようでした。私はといえば、「汚れが目立たないような色合いの外壁を」とばかり考えていましたが、そういうことを抜きにしたらどのような外観の家が好みなのか、多くの家を見ながら再度イメージすることができました。

外構を制する者は家づくりを制する

散歩しながら住宅街にあるたくさんの家を見る中で、「外構も家の一部として捉え、綺麗に保つ努力をしている家は素敵だな」と思いました。私たちの契約した建築プランでは、外構工事は家の建築費用とは別料金でした。「近年DIYが流行しているし、自分たちで楽しみながら外構作業したら、素人ながらの味のあるものができるのではないか」と最初は安易に考えていました。ただ石を買ってきて並べるとか、花を植えて手入れをするというだけではなく、車のタイヤが毎日あたってもずれないように、雨で砂や砂利が流れていかないように、そして地盤沈下のことも考慮して外構はなされるのだと、業者の方に聞いて初めて知りました。DIYとしてインターネットで調べたりしながら、そのレベルまで楽しんで作業できるという人もいると思います。私達夫婦はそういうことは不得手であろうと考え、業者の方にお願いすることにしました。

しかし、砂利を置いたり庭木や花を植えたりすることなどは、私達が休日に楽しんできそうなことだなと思ったので、そのようなことは業者の人に頼まないことに決めました。自分たちがストレスを感じることやできないことはプロにお任せし、自分たちが楽しんでできそうなことは自分たちでするようにすることで、自分たちの家も家づくりに参加しているという楽しみも味わえるように思います。日当たりや風通しを考え庭木を植える位置をインターネットで調べたり、ハーブやネギなどを植えて楽しみたいなと想像したり、そのような時間も楽しんでいます。

人様の人生から自分の未来を想像する

散歩中に多くの家を見ていると、「自分たちと同じように、どんな家にしようか何度も話し合いながら、みなさん家づくりをされたのだな」と、なんだか感慨深くなります。それぞれの家にそれぞれのこだわりがあることがよくわかります。自分たちの家ができたことを喜び、それから年月を重ねる中で、あって当たり前の我が家になっていき、愛着がでてくるのだろうなと、散歩しながら思いにふけました。

築年数が同じくらいの家でも、手入れの仕方や掃除の頻度などで経年劣化の度合いは大きく変わるということも、見ていく中で良くわかりました。庭や家の大きさにかかわらず、愛情を持って丁寧に住んでいる家や綺麗に片づけられていている家は、年数が経っていても美しく魅力があります。自分たちの家もこんな風に愛情深く手入れをしていきたいなと思いました。 「ここの家は壁を塗り替えてあるから周りの家よりもきれいに見えるね」「築15年くらいでやっぱり壁は塗り替えた方がいいのかな?」など、人様の家をみながら、まだ出来てもない自分たちの家の行く末を思います。リフォームする頃の自分たちはどうなっているのか、リフォームのお金も貯めとかなくてはいけないな、と、そんなこともぼんやりと考えながら手をつないで散歩しました。

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