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iemiru コラム vol.205

業者任せで大丈夫?エアコンの取り付けでこんなオーダーも!

風の当たり具合から、取り付け位置を考える

地球温暖化の影響からか、現代社会においては各部屋にエアコンがあるということが珍しいことではなくなりました。家づくりをする場合、またはリフォームや賃貸住宅においても、エアコン設置を注文する場合「寝室とリビングに一台ずつ」というように、エアコンの台数を指定するのみで、設置する位置まで指定することは少ないようです。しかし、意外にもエアコンからの風の向きや角度などは、快適な住環境に大きくかかわります。

例えば寝室のエアコンであれば、風が顔に向かって吹き付ける位置にエアコンがあると、寝ている間に喉が乾燥して寝苦しくなります。柱や窓の配置により、どうしてもそこにしかエアコンを設置できないという場合もありますが、比較的自由にエアコンの場所を決めることができる場合は、ベッドの位置や枕の向きを考えて設置場所を決めるといいでしょう。 ダイニングのエアコンであれば、寒がりなお母さんに風が一番あたるのではなく、暑がりなお父さんに風があたるようにするなど、ダイニングテーブルや家族の座る位置を考えて設置するといいですね。

エアコンのリモコンで風向きを調整したり、サーキュレーターを併用して部屋全体に風が行き渡るようにしたりすることももちろん大事ですが、毎日の小さなストレスが積み重ならないよう、前もって家具の配置や家族の動線を考えてエアコンの設置場所を決めておくといいでしょう。

室外機の置く場所はそこで大丈夫?

室内のエアコンの位置は業者に指定しても、室外機の設置場所まで指定する人はさらに少ないようです。一階に室外機を設置する場合、窓やベランダから不審者が侵入しやすくなることを避けるため、窓や樋、ベランダの下付近は避けるということは、防犯上基本的な話です。一応業者に念押ししておくとよいでしょう。 二階の部屋のエアコンの室外機はベランダに設置することも多いかと思いますが、布団を頻繁に干したい人や洗濯物が多い家庭であれば、ベランダはできるだけ広く使いたいはずです。そして洗濯物を干していると、室外機からの熱風が吹きつけてくるのも困りものです。また、屋根の上などに室外機を設置することもありますが、見栄えが悪くなる場合もあります。このような場合には、二階のエアコンの室外機を一階に設置することが可能ですので、業者に相談してみましょう。配管パイプや配管化粧カバーが長くなるため、そのための費用が別途かかります。見積もりをしてもらうとよいでしょう。

こんなところまでこだわれば完璧!

エアコンの室内機から室外機までをつなぐ配管パイプをむき出しにするのは見栄えが悪く、経年劣化しやすいので、配管化粧カバーを設置する場合が多いかと思います。外壁や樋の色に合わせて、白、ベージュ、茶色、黒、グレーなどから選ぶことができます。二色用いて、配管が目立たないようにすることもできますから、業者の人と話してみるとよいでしょう。

エアコンの室外機については、室外機から出る風の向きをこだわるといいでしょう。例えば隣家の玄関に向かって自宅の室外機の風が吹きつけるというのはなんだか失礼な気もしますし、または庭の樹木に室外機の風が吹き付けると熱風や乾燥により枯れてしまうこともあるでしょう。そのような場合は室外機の設置場所を変更しなくても、室外機に「風よけルーバー」というものを設置し、風が出る向きを調整することができます。小さな気遣いですが、近隣住民との人間関係や趣味のガーデニングなどに大きな違いが生まれるでしょう。

そして、室外機に直射日光が当たる場合、室外機に日よけをすると省エネ効果があるようです。国内大手のエアコンメーカーによると、室外機は部屋の空気を外に逃がす役割をしていますが、室外機本体や周辺の空気が熱い場合、より多くのエネルギーを消費するとのことです。自宅のエアコン室外機に直射日光が当たるとわかっている場合は、天板パネルというものを室外機設置時に業者につけてもらうことができます。ホームセンターや通販で購入し自分で設置することもできますし、より大きな効果を狙うのであれば、室外機周辺の空気を熱くしないよう、すだれで直射日光を遮ったり、打ち水をしたりするといいでしょう。日光を遮るためだけではなく、見た目をおしゃれにするために室外機全体を囲むカバーをつけている家庭もみかけますが、これは省エネ効果がみられないようです。室外機は熱交換をしているので、周辺の風通しをよくしておく必要があります。

さらに、エアコン室内機の設置場所についてよりこだわるならば、どのようなカーテンにするつもりか考えておく方がよいでしょう。部屋の明かりが漏れないように、カーテンレールに工夫が施されているものもありますし、また装飾レールという一般的なレールよりも大きめなものもあります。室内機を設置する際に壁に穴をあける必要がありますが、その位置によっては、好みのカーテンやレールを取り付けることが難しいこともあります。希望のカーテンがある場合は、それに合わせて室内機の場所を上下や左右にずらしてもらうと良いでしょう。

エアコン設置については業者任せにしている人がほとんどのようですが、少しのこだわりを業者に伝えることで、さらに快適な生活になることでしょう。

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