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iemiru コラム vol.216

ユニットバスのリフォーム費用は?メリットから在来浴室との違いまで徹底解説

ユニットバスでこんなに快適

1日の疲れを癒してくれる浴室は、家の中でも特にこだわりたい!という方が多い場所でもあります。しかし、それと同時に、カビなどの汚れや浴室の温度、水漏れなど、悩みが尽きない場所でもあるようです。 今、そんな癒しの空間である浴室に「ユニットバス」を取り入れる方が増えています。どんどん進化しているユニットバスは、まさに「癒しの空間」と「悩みのない空間」を叶える救世主になってくれるかもしれません。 そこで今回は、驚きの進化を遂げているユニットバスについて解説していきます。

ユニットバスとは

ユニットバスとは、あらかじめ工場で浴室の部材となるドアや床、浴槽や壁などを製造し、現場で組み立てるタイプの浴室のことをいいます。そんなユニットバスは、主に以下の種類に分けることができます。 ● 1点ユニットバス…浴槽だけのユニットバス
● 2点ユニットバス…浴槽と洗面台が一緒になったユニットバス
● 3点ユニットバス…浴槽、洗面台、トイレが一緒になったユニットバス
ユニットバスの最大の特徴は、防水性の高さといえるでしょう。浴室の防水性を考える際、床や壁のタイルとのつなぎ目部分は、防水上で大切なポイントとなります。そのつなぎ目部分をまるごと一体にして造るユニットバスは、水漏れの心配がほとんどないといっても過言ではありません。 また、タイル貼りなどの在来浴室に比べて、暖かく、水はけが良い点も特徴の1つです。

リフォームするならユニットバスがおすすめ

もしも今、浴室に問題やトラブルがあり、リフォームを検討し始めているなら、ユニットバスへのリフォームをオススメします。ユニットバスへのリフォームには、こんなメリットがあります。 ● 工期が短いため、人件費を抑えられる
● 二重構造なので浴室が寒くない
● 防カビ性能や水はけの良さで掃除がしやすい
● 防水性に優れていて水漏れが少ない
もちろん、在来浴室にリフォームする場合でも、扱いやすい素材を選べば、掃除のしやすさを追求できますし、機能性を追加することもできるでしょう。ただし、その分コストがかかってしまう点はデメリットといえます。 また、素材から機能性の高い在来浴室にするには、一定の知識も必要となり、さらにリフォーム会社の信頼度にも影響を受ける部分です。 その点、ユニットバスの場合には、商品としてすでにあるバターンの中から選ぶため、素材を検討する負担はありません。また、実際のユニットバスを体験してみることができる点も、大きなメリットです。 今のユニットバスは、非常に進化しているため、ミストやジャグジー、浴室内冷暖房など色々な機能を追加することもできます。比較的費用を抑えて、嬉しい機能を一度に手に入れたい方には、ユニットバスへのリフォームはオススメといえるでしょう。

ユニットバスと在来浴室の違い

では、ユニットバスと在来浴室の違いとは、どの点にあるのでしょうか? 在来浴室とは、モルタルとタイルを使って仕上げた従来の浴室のことです。作り方の違い以外に、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。 あなたの理想に合った浴室を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

ユニットバスと在来浴室のメリット・デメリット

まず、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

  メリットデメリット
在来浴室 サイズが自由
素材を自由に選べる
デザインを自由に決められる
掃除やメンテナンスのしやすさは素材によって差がある
ユニットバス 掃除がしやすい
メンテナンスがしやすい
防水性が高い
耐久性が高い
水はけが良い
サイズや素材の自由度が少ない
サイズが合わない場合がある
工事で追加工事が必要になる場合がある

まず、ユニットバスで一番のメリットといわれているのが、掃除やメンテナンスのしやすさです。ユニットバスに使われる素材のほとんどには「FRP(エフアールピー)」と呼ばれる素材が使用されています。この素材は、防水性と耐久性に非常に優れているのが特徴です。 そのため、水はけの良さからカビの発生頻度が少なく、さらに非常に丈夫な素材のため、お手入れやメンテナンスがしやすいといえるのです。 ただし、デメリットとしては「サイズや素材が商品ごとにすでに決まっている」という点が挙げられます。もしリフォームをする際、今の浴室のサイズにユニットバスが合わない場合には、追加工事で費用がかかる場合もあるでしょう。 一方、在来浴室の最大のメリットは、空間いっぱいに自由なサイズで浴室を作ることができる点です。決まったパターンの中から選ぶわけではないので、自由度も高いです。 ただし、素材や耐久性は選ぶものによって大きく変わってきますので、作る際にしっかりと要望を伝えて、それに合った素材を選ぶことが大切です。

システムバスとユニットバスの違い

ユニットバスと似た言葉で「システムバス」という言葉があります。この違いは、ユニットバスの従来のイメージと、進化したユニットバスを差別化する目的でできた言葉と考えられています。 ユニットバスというと、少し前までは、一人暮らしのマンションで「トイレと一体型になっているユニットバス」をイメージされていた方もいるかもしれませんね。ですが、現在では、戸建住宅をはじめ、マンション、病院、ホテルなど、様々な場所でユニットバスは普及しているのです。 さらに、追い炊き機能やミストサウナ、テレビ付きや浴室暖房など、色々な機能が追加され、進化してきました。そうした最近の新しいユニットバスを主に「システムバス」と呼ぶようになったようです。 基本的には、同じユニットバスを指す言葉で、意味も全く同じなのですが、ぜひ一度、古いイメージを脱ぎ捨てて、進化したシステムバスを体験してみてください。驚きの快適性に驚いてしまうかもしれません。

ユニットバスの種類

ユニットバスは、戸建用とマンション用でも種類が分かれています。これは、戸建とマンションでは、空間の高さや広さが一般的に違うからです。 比較的、広々と空間を使う戸建用、できるだけコンパクトに空間を使うマンション用で、サイズが分かれているのです。では、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

戸建用ユニットバス

戸建用ユニットバスの特徴は、全体的に大きめのサイズで作られていることです。床下や全体の高さも、マンション用より高く設計されています。マンション用との違いは、サイズの違いだけで、同じメーカーのユニットバスであれば、性能にはほとんど差がありません。 価格としては、一般的に戸建用の方が若干安い傾向にあります。ただし、鉄骨や鉄筋コンクリート造(RC構造)の戸建の場合、木造住宅とは違う規格のサイズで建築されている家もあります。 戸建用のサイズが合わなかった場合には、マンション用ユニットバスを応用する場合もあります。

マンション用ユニットバス

一方、マンション用ユニットバスは、戸建ユニットバスに比べて少しコンパクトなサイズです。特徴としては、戸建用ユニットバスに比べてデザインの種類が豊富ということです。 マンションの場合、戸建よりも特に水漏れが気になりますよね。そのため、メーカーも水漏れに強いユニットバスの販売には力を入れており、豊富なデザインを取り揃えて販売しているようです。 使用者の意見の中には「高級感にかけるデザインが多い傾向にある」といった声もありますが、水漏れの心配も少なく、近隣に多少なりとも迷惑をかける工事も短く済むため、マンションとユニットバスは相性がよいといえるでしょう。

ユニットバスのサイズ

さて、戸建用とマンション用で分かれているユニットバスですが、サイズとしてはどのくらい違うのでしょうか? そもそも、ユニットバスを選ぶ際には、大前提として、設置スペースよりも小さいサイズのユニットバスを選ぶ必要があります。ユニットバスのサイズは、一般的には、以下の4つの種類に区切ることができます。ご自宅の浴室の広さとも比較してみてくださいね。 ● 0.75坪タイプ(畳1.5枚分)
● 1.0坪タイプ(畳2枚分)
● 1.25坪タイプ(畳2.5枚分)
● 1.5坪タイプ(畳3枚分)
傾向としては、戸建ユニットバスの場合には、1.0坪タイプ、マンション用ユニットバスの場合は、0.75坪タイプが、特に多く使用されているようです。

ユニットバスにリフォームする際の注意点

続いては、ユニットバスにリフォームする際、気をつけるべき注意点について解説していきます。

ユニットバスリフォームがオススメな方

続いては、特にユニットバスへのリフォームがオススメなのはどんな場合かご紹介します。こちらをご覧ください。 ● バリアフリーの浴室にリフォームしたい
● タイルが割れていて困っている
● 浴室の寒さが気になる
● 浴槽のお湯がすぐに冷めるので、追い炊きをよくする
ユニットバスは、段差の解消や浴室の温度変化を小さくする機能などが、大きく進化しています。バリアフリーにしたい方や、浴室の温度差に悩んでいる方は、ユニットバスへのリフォームを検討してみても良いかもしれません。 一方、次のような方は、ユニットバスへのリフォームはあまり向いていないかもしれません。 ● マンションにジャグジー付きの浴槽を設置したい
● マンションで浴室入り口の段差を無くしたい
特にマンションの場合なのですが、ジャグジーを取り付ける際には音の問題が発生します。事前に、どのくらいの音がするのかをしっかり確認してから、購入を検討するのが後悔しないためのポイントです。 また、マンションで浴室に段差がある場合、バリアフリーにしたくても、排水の都合も関係してくるため、リフォームできない場合があります。まずは、信頼できそうなリフォーム業者にしっかり相談するところから始めましょう。

ユニットバスが設置できる条件は?

ユニットバスにリフォームする際「そもそもユニットバスを設置できる条件なのか」という点を確認する必要があります。色々デザインや機能を検討してから購入を決めても、サイズが合わなければリフォームはできないからです。 ユニットバスは、先ほどご紹介したように、主に4つのサイズに分かれています。まずは、自宅の浴室のサイズを確認してみましょう。 ちなみに、サイズが合わない場合でも、空間を広げる追加工事をすることで、希望のユニットバスを使用することができます。ただし、その場合には価格もかさんでしまうので、その点も理解した上で選んでみてください。

リフォーム工事で気をつけるポイント

リフォーム工事をする際、いくつか忘れがちなポイントがあります。このポイントに気をつけることで、想定外のトラブルや追加料金が発生することを防ぐことができます。ポイントはこちらです。 戸建の場合 ● 工事車両の駐車スペースを確保しておく
● 電気式の浴室暖房機を設置するなら専用配線が必要
● ユニットバスの搬入が可能な通路幅があるかどうか
● 近隣とのトラブル防止のため、先に挨拶をしておく
マンションの場合 ● 下の階への水漏れに注意する
● 壊せない梁がないか位置を確認しておく
● 管理組合に確認してから工事をする
● 騒音対策を施しておく
こうして見てみるとたくさんあるような気もしますが、どれも大切なポイントです。しっかりチェックして、トラブルなくリフォームが終えられるようにしましょう。

ユニットバスにリフォームする際の費用相場

続いては、ユニットバスにリフォームする場合の費用相場についてです。 ユニットバスのリフォーム費用の相場は、50〜150万円程度が最も多い価格帯です。ただし、細かい条件によっても相場は大きく変わってくるので、価格に幅があります。 特に、ユニットバス自体に機能性を追加する場合、高いデザイン性を求める場合、サイズが合わずに間取り変更が必要になった場合などは、費用が高くなります。 さらに、現在の浴室が在来浴室か、ユニットバスかによっても価格は変わるのです。ユニットバスからユニットバスへのリフォームの場合は、50〜100万円程度と考えておきましょう。在来浴室からユニットバスへリフォームする場合には100万円以上かかるといわれています。 他にも、戸建の浴室リフォームの方が、マンションの浴室リフォームよりも若干安くなるという傾向にあります。価格を抑えたい場合には、機能性やデザイン性の面で節約することを考えてみてください。

ユニットバスに関するQ&A

最後に、ユニットバスに関する素朴な疑問にお答えします。「たぶん我が家の浴室はリフォーム出来ないだろう」と諦めてしまっていませんか?「私たちが難しそうと思っているよりも、意外と簡単にリフォームできた!」なんてことはよくあることです。 では、さっそくチェックしてみましょう。

窓がついていたらリフォームできない?

戸建の場合、リフォーム前の浴室に窓がついていても、リフォームすることは可能です。元々が在来浴室であった場合は、今ある窓を活かしたままのリフォームが可能です。 一方、マンションの浴室に窓があった場合も、内窓を設置することが可能です。内窓とは、内側にもう一枚窓を設置する二重窓のことです。 特に、古い窓のサッシがある場合には、外からの冷気によって、結露が発生したり、浴室の温度が下がるなどのトラブルが発生する可能性があります。そのような場合は、内窓を設置することで、結露も温度差も防ぐことができます。

トイレ付3点ユニットバスをリフォームできる?

トイレ付き3点ユニットバスをリフォームできるかどうかは、部屋の間取りによって変わります。トイレと2点ユニットバスに分けて設置し直すリフォームの場合、トイレを設置できる空間の余裕があるかどうかでリフォーム可能かどうかが決まります。 また、その場合は内装を作ったり、給排水工事を行ったり、新たにトイレを設置したりと手間がかかり、費用も100万円以上かかることが多いでしょう。 費用を抑えたい場合には、他にもこんな選択肢があります。 ● バストイレ分離型の小さいサイズのユニットバスに交換する
● 3点ユニットバスの間に引き戸などの仕切りを入れる
バストイレ分離型のユニットバスにする場合、浴槽はかなり小さくなりますが、相場は60〜80万円程度に下がります。また、仕切りを設置する場合、20〜30万円程度で設置が可能です。

ユニットバスで癒しの空間を

浴室は、1日の疲れを癒す癒しの空間であってほしいものですね。浴室などの水回りは、悩み多き場所の1つです。温度差が激しい、水漏れが多い、カビがたくさん生えている、掃除が大変…などお悩みなら、ユニットバスを検討してみてはいかがでしょうか? ユニットバスは機能性に優れ、お手入れもしやすく、工期も短いといったメリットがあります。もちろん、在来浴室でこだわってリフォームをするのもありだと思います。ただ、在来浴室の場合、お手入れのことを考えると、材質を吟味するなど、少なからず知恵や工夫が必要となってきます。 その点、ユニットバスに使われるFRPという素材は、浴室にうってつけです。浴室に入った時にヒヤッとせず、水はけも良い。さらに様々な機能もついて、きっと1日の疲れを癒す空間になることでしょう。 この機会にぜひ、ユニットバスで癒しの空間を手に入れてみてはいかがでしょうか?

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