全国の家・住宅のイベントや見学会に行くなら | iemiru(家みる)

エリア×イベント種別から探す

×

エリア×日付から探す

×

iemiru コラム vol.227

注文住宅とは?メリット・デメリットを知って理想の家を手に入れよう

こだわりの家を作りたい!注文住宅の魅力を知ろう

家を作ることは、人生においてのターニングポイントでもあり、絶対に成功させたい大きなイベントといえるでしょう。 自分のアイディアや希望を盛り込める注文住宅には魅力がたくさんありますが、メリットばかりに目を向けていると痛い失敗をしてしまうこともあります。 そこで今回は、注文住宅のメリット・デメリットをお伝えするとともに、後悔しない家作りを行うポイントをご紹介していきます。

注文住宅とは

注文住宅とは、購入者が自分の希望、いわゆるオーダーメイドで建築を行う新築の住宅のことです。 素材に関してはもちろん、間取りなどの構造や外観についても設計することができるため、自由度が高く、希望通りの家を作ることができるのが、最大の魅力です。

注文住宅にはおもに2つの方法がある

注文住宅といっても、大きく分けると2つの方法に分かれます。 ● フルオーダー住宅
● セミオーダー住宅
言葉からイメージできると思いますが、フルオーダー住宅は新築の家を建築するにあたって、木材や断熱材の素材など、全てを購入者が指定する方法です。 建築の知識がある程度必要で、なにより費用や時間や手間がかかりますが、理想をとことん追求したい方にはおすすめの方法といえます。 一方、セミオーダー住宅は間取りや住宅設備、外観の色などは決められるものの、基本的な仕様は決まっています。 設備のグレードなどを予算に合わせてある程度は増減できる点もメリットで、一般的にはセミオーダー住宅を選択する購入者の方が多いです。

注文住宅でかかる費用はどれくらい?

注文住宅というと、どうしても費用がかかるイメージがありますが、実際に注文住宅でかかる費用はどれくらいなのでしょうか?全国平均から、ある程度の相場を掴んでみましょう。

建築費と広さの全国平均

住宅金融支援機構の全国平均データによると、建築費は3,356万円、広さは約38坪(128.2平方メートル)の注文住宅を建てているケースが多いという結果でした。 参考:住宅金融支援機構「2017年度 フラット35利用者調査」

「妥協」よりも「譲れないポイント」の方が重要

安価な素材を使用したり、シンプルなデザインにするなど、あまりこだわらなければ1,000万円前後で家を建てることもできます。逆に、こだわりをフルに詰め込みたいのであれば、4,000万円台以上の費用がかかることもあるでしょう。 また、同じ価格帯でも、家のどこに費用をかけるかでプランが違ってきます。予算を安く抑えたいから我慢や妥協をするのではなく、譲れないポイントを決めておくことで、予算の範囲内でも満足する家を作ることは十分可能なのです。

アフターサービスのチェックは必須

注文住宅の場合には、建築の依頼先と相談して設計を行います。担当者との相性はもちろん大切ですが、家を作るにあたっての知識が豊富か、しっかりアドバイスをもらえるか、という点に注目することも大切です。 また、アフターサービスも重視するべきポイントといえます。例えば、異動などで担当者が代わっても、後任の担当者にしっかり対応してもらえるのかどうかや、メンテナンスや点検の頻度、対応する体制が整っているかなどをチェックしておきましょう。

注文住宅の5つのメリット

注文住宅の大まかな情報を得たところで、ここからは、注文住宅のメリット・デメリットについてお伝えしていきます。まずは、メリットから見ていきましょう。

1.なんといっても自由度が高い

注文住宅の一番の魅力は、自由度が高く、自分の描いた理想の家を作れるところにあります。 もちろん、建売住宅でも希望通りの家が見つかる可能性はありますが、家の隅から隅まで自分の理想!と思える場合はほとんどなく、ある程度妥協が必要となるケースが多いのです。 「玄関は吹き抜けにしたい」「リビングは◯帖以上欲しい」「耐震性を高くして安全に暮らしたい」など、あらゆる希望に答えてくれるのが注文住宅です。 建築に関して詳しくない素人であっても、工務店がとことん相談に応じてくれるため、自分のこだわりを貫き通すことができるでしょう。

2.建築過程をチェックできる

注文住宅の場合、建築過程を見ることができる点も、大きなメリットといえるでしょう。 いつでもチェックできるというのは、業者側からしたら抜き打ち検査をされているような状態ですので、プレッシャーを与えることができます。 あってはならないことですが、手抜き工事などのリスクも格段に減るでしょう。実際、注文住宅で建てた場合、欠陥住宅が少ないことも評価されているそうです。 また、見学した際に、業者や管理者に不明点を逐一質問することもできます。なにより理想の我が家ができあがっていく様子を間近で見れることは感慨深く、出来上がった時の感動もひとしおですね。

3.予算の兼ね合いを調整できる

注文住宅の場合、間取りや設備、建築資材など全てを自分で決めることができます。どうしてもこだわりたい部分、そうではない部分を見極めて、予算の兼ね合いを調整できるのも魅力です。 設計する際に、担当者に詳しく相談することができるため、予算内でより良いプランを提供してもらえる点も、注文住宅の大きなメリットでしょう。

4.資産価値が高い

住宅は、一生に一度の大きな買い物だといわれてきましたが、老後の貯蓄のためなど、将来の売却を念頭に置いて家を建てる方も増えています。一概にはいえませんが、注文住宅は購入者がこだわりをもって質の良い素材、凝った間取りで建築を行うことが多いです。建売住宅よりも資産価値が下がりにくいようです。 とはいえ、住宅の経年劣化は避けられないことともいえます。デザインには流行り廃りがあります。メンテナンスをしやすい構造や素材を選ぶことも、注文住宅を行う上で大切な要素だということを覚えておきましょう。

5.将来の増築などにも対応しやすい

一度家を購入すると、何十年というスパンで住み続けていくことがほとんどでしょう。その場合、家族構成や生活する上での変化は多少なりともあるものです。 注文住宅は増築などにも対応しやすいため、時期に合わせた家作りを行うことができるのもメリットです。 将来的に「子供や孫と住みたい」「親の面倒が見たい」と考えている方こそ、世代を超えて長く愛される注文住宅を検討してみることをおすすめします。

注文住宅の3つのデメリット

次に、注文住宅のデメリットについてもチェックしていきましょう。

1.完成までの期間が長い

注文住宅の大きなデメリットは、完成までの期間が長くなってしまうことです。 土地を探すところから始める場合には、土地の購入と建築の2つの工程を行わなければいけませんし、それに伴い違う相手と契約を行ったり、費用を支払ったりなど、複雑で手間がかかってしまうことは否めないでしょう。 忙しい方や、引越しを急いでいる方の場合には、入居までの期間が短い分譲住宅などの方がニーズに合っているかもしれません。

2.こだわりすぎると費用が高くなりがち

注文住宅の場合には素材や設備を自分で選べるため、より良いものを選択して予算オーバーをしてしまう場合が多い傾向にあります。また、稀なことではありますが、依頼した建築家がオリジナリティーを発揮しすぎて予算オーバーしてしまうケースもあるようです。 さらに、予想外の費用が出てしまうこともあります。登記費用や地盤改良など、諸経費以外にかかる費用が発生する事例も、珍しいことではありません。 あらかじめ立てた予算を守ることはもちろん、余裕を持った資金計画を持っておくことが大切です。

3.完成した家のイメージをするのが難しい

注文住宅は、図面上で家の設計を決定していくため、完成した家の具体的なイメージがしにくい点も、デメリットとして挙げられます。完成した新居が思い描いていたイメージと違うと、一生の後悔に繋がることも考えられます。 現在では、設計図を3Dで提案してくれる企業も増えているため、「イメージ通り」の家かどうかを想像して作り上げていくこともしやすくはなっています。ただ、3Dの設計図を必ず提案してくれるとは限らないため、よく考えることが大切です。

注文住宅についてのよくあるQ&A

住宅購入を後悔しないためにも、不明点や不安点は逐一解消していくことが大切です。最後に、注文住宅について寄せられるよくあるQ&Aをみていきましょう。

注文住宅とフリープランって同じこと?

注文住宅とフリープランとの境界線は、実は曖昧です。そもそもフリープラン(自由設計)とは、間取りなどを変更できる建売住宅のことです。 床の面積の仕様が決まっているなど、あらかじめ設定された企画はあるため、全てが自由という訳ではありません。もちろん、オーバーする分に関しては追加費用が発生します。 はっきりと定義付けがされていないため、注文住宅とフリープランは同じものだと捉えている会社もあります。そのため、事前に会社に確認を取ることをおすすめします。

建築条件付き土地とは?

建築条件付き土地とは、一定期間内に指定された施工会社で家を建てる条件がついた土地のことです。土地を販売後に家を建てるという工程が取られるため、「売り建て住宅」と呼ばれる場合もあります。 建売住宅に比べると自由度は高いものの、施工会社によって行える工法が限られるため、全て思い通りに建てられる注文住宅とは異なります。 また、契約が成立した後でも、施工会社と建築の条件が成立できなかった場合には、土地の契約が白紙に戻されてしまうこともあるため、注意が必要でしょう。

注文住宅で家作りの魅力を最大限に味わおう

注文住宅のメリットとデメリットをご紹介してきました。両方を知って検討することが、トラブルを未然に防ぐことにも繋がりますし、理想の家作りを成功させる一番のポイントなのではないでしょうか。 手間や時間がかかる上、複雑な手続きが多い注文住宅ですが、やはり最大の魅力は「家作り」を楽しめることにあります。この記事が、素敵なマイホーム作りの参考になれば幸いです。

「iemiru(家みる)」について

本メディア「iemiru(家みる)」では、住まい・家づくりに関するお役立ち情報を配信しております。 また、今すぐ行けるイベント情報を数多く掲載していますので、是非こちらからご覧ください!

>> 全国の今すぐ行ける住宅イベント情報はこちら

また、このメディアは皆さんの「一生に一度の買い物だから後悔したくない!」という想いを叶えるために作られたメディアです。 私たちが何故このメディアを作ったか知りたい!という方は是非こちらからご覧ください。

>> 「マイホーム」は一生に一度の買い物なのに満足してない方も多い...そんな悩みを無くしたい。