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iemiru コラム vol.247

個性が光る折り上げ天井の魅力とは?メリットを活かしたアイディア4選!

憧れの折り上げ天井を活かすには?

家を建てる時、間取りや設備にこだわる方は多いですが、実は、天井こそ「魅せる」空間を作れる場所です。 天井といっても様々な種類がありますが、部屋を広く見せるデザイン性の高い「折り上げ天井」を取り入れてみてはいかがでしょうか? そこで今回は、折り上げ天井の魅力や、実際に家作りの際に活用できるアイディアをご紹介します。併せてメリットやデメリットもチェックしていきましょう。

折り上げ天井とは

折り上げ天井とは、天井の中央部分を一段高く凹ませた天井のことをいいます。 部屋に奥行きを出せる上、スタイリッシュな雰囲気を醸し出してくれるため、リビングや玄関などに使用されることが多いです。 ちなみに寺院などの和風建築では、格子を組んだ格天井と組み合わせて「折り上げ格天井」として採用されることもあります。

おもな天井の種類や特徴

折り上げ天井以外にも、天井の種類はいくつかあります。参考までに、おもな天井の種類や特徴をみていきましょう。

種類 特徴
平天井文字通り天井面が水平な天井
一般的に最も用いられている
勾配天井 屋根の形状などに合わせて斜めに傾いている天井
広い空間をデザインしやすい
下がり天井段になっている天井
屋根の形状で途中から段になるものもある
舟底天井 舟底を逆さまにした形に似た天井
中央部だけが高くなっていて、和室などにもよく用いられる
掛込み天井平天井と勾配天井を組み合わせた天井
清楚な雰囲気になるため、茶室や玄関に用いられることが多い

形状はもちろんのこと、天井の素材選びも大切です。壁クロスとの兼ね合いもあるため、全体のコーディネートをイメージして選ぶようにしましょう。

折り上げ天井を素敵に演出するアイディア4選!

天井について理解が深まったところで、折り上げ天井の魅力を最大限に発揮できるアイディアを紹介します。きっと、参考になるはずです。

1.ダークなアクセントクロスをポイントに

アクセントクロスとは、壁の一面だけ他の色の壁紙を貼って、部屋のアクセントにする方法です。デザイン性はもちろん、空間を広く見せる効果もあるため、近年注目される手法の1つといえます。 ドアを開けた時に、最初に目につく壁の色を変えるのが一般的ですが、アクセントクロスを天井に利用してみるとスタイリッシュな感じや開放感を演出することができます。 通常では敬遠されがちな黒などのダークなクロスでも、折り上げ天井部分だけに使用するのであれば暗すぎる感じにならず、高級感を出すことにも繋がります。 ただし、普通の高さの天井にダークなクロスを貼りすぎると、照明や採光を利用しても重たく感じてしまう可能性があるため、天井高をチェックすることも忘れないようにしましょう。

2.間接照明でおしゃれ感アップ

折り上げ天井は間接照明を利用することが、よりおしゃれ感をアップさせるカギといえるでしょう。一例としておすすめしたいのが、「コーブ照明」です。 コーブ照明とは、折り上げ天井の隅などに光原を設置して、天井を明るく照らす照明のことをいいます。天井を高く見せる効果もあるため、天井高が高めで床面積が広い空間にぴったりです。 光原と天井の距離を大きくするほど、より広い空間を演出できますし、天井自体を明るく均一に照らすことができます。逆に狭くすると、天井に光の帯を作ることができるため、より個性を出すこともできるでしょう。 消費電力に関しては、やはり少々上がってしまうものの、せっかくの折り上げ天井の魅力をアップさせる間接照明にはこだわりたいものです。

3.化粧梁や格子を上手に活用

折り上げ天井ならではの工夫として、化粧梁や格子を活用する方法もおすすめです。 折り上げ天井部分のカラーが壁紙と同じでも、化粧梁を使うことによって立体感のあるメリハリやスタイリッシュな感じを出すことができます。 また、近年取り入れられているのが、格子を用いた折り上げ天井でしょう。住宅以外にもおしゃれなカフェなど、店舗で採用されることもあります。 折り上げ天井というと、洋風の部屋に合うイメージがある方もいると思いますが、格子によって和と洋の雰囲気を融合させることができるため、和テイストの部屋のアクセントにすることができます。

4.インテリアコーディネートにもこだわろう

折り上げ天井を考えているのであれば、ぜひこだわっていただきたいのがインテリアコーディネートです。 取り入れやすいのは照明でしょう。上記で紹介したコーブ照明のように設計に取り入れるのも良いですが、折り上げ天井は天井高が一段高くなっているため、直接設置する照明の選択肢もたくさんあります。 ここで、折り上げ天井によく用いられる照明の種類をみてみましょう。 ● ペンダントライト……天井から吊り下げるタイプ。多種多様のデザインがある
● シーリングライト……直に設置するタイプ。シンプルなのが特徴
● ダクトレール……複数台取り付けられる。明るさを調整しやすい
● シャンデリア……装飾がついていて、豪華な雰囲気を出すことができる
また、アクセントクロスを取り入れる場合には、クロスの色とソファやカーペットなどの家具を調和させることで、よりスタイリッシュさが増します。部屋全体のカラーイメージを先に決めておくと、アクセントクロスの色選びに役立ちますよ。

折り上げ天井の4つのメリット

折り上げ天井のイメージが膨らんだところで、実際に折り上げ天井を採用したらどんなメリットがあるのかをみていきましょう。

1.広い部屋を演出できる

折り上げ天井の一番のメリットは、天井を高く見せて広い部屋を演出できることでしょう。高い天井を望んでいても、家によっては天井を低めにしか取れないという場合があります。 天井が低いと圧迫感があるため、どうしても部屋が狭く見えてしまうものですが、折り上げ天井はそんな短所をカバーしてくれる効果があるのです。 また、狭い部屋の場合、天井が高すぎると密閉感を倍増させてしまうこともありますが、折り上げ天井を利用することで、バランスの良い部屋にすることができます。 照明やアクセントクロスを上手に配置することで、より開放感を出すことができるため、色々と工夫をしてみると良いでしょう。

2.個性的でスタイリッシュな部屋になる

一般的によく用いられる平天井よりも、折り上げ天井はスタイリッシュな感じを生み出してくれるのもおすすめポイントです。折り上げ部分の形も四角形や楕円形など、家の雰囲気に合わせて選ぶことができます。 さらに、シーリングファンやアクセントクロス、化粧梁を取り入れてみるなど、天井にデザイン性を持たせることで、個性的で自分だけのお気に入りの空間を作ることができるでしょう。

3.採光が取りやすい

折り上げ天井は、リビングや玄関などの比較的大きな空間に用いられるケースが多いです。比較的、他人に見られやすかったり、家族団らんに使われたりする場所なので、照明はもちろん、明るい空間を作りたいと思っている方も多いでしょう。 折り上げ天井を作る位置にもよりますが、天窓や高窓で採光をしやすいのもメリットです。日中は照明をつけなくても、自然光で十分明るさを取ることができるため、明るい部屋にすることができます。

4.かかるコストが比較的安い

折り上げ天井は「デザイン性が高い分、高価格」だと思われがちですが、実は比較的コストが安価なことも魅力です。部屋の広さや設計にもよりますが、追加10万円以下でおさまる場合がほとんどでしょう。 間取りを変えることなく部屋の雰囲気をがらっと変えることができるため、リフォーム時に取り入れるケースも多いようです。

折り上げ天井の3つのデメリット

次に、知っておきたい折り上げ天井のデメリットをご紹介します。後悔しないためにも、ぜひチェックしてみてください。

1.掃除がしづらい

家の設計やレイアウトを決める時、「掃除のしやすさ」に着目して選ぶ方も多いと思いますが、折り上げ天井は正直言って掃除がしづらいです。 折り上げた部分にはホコリが溜まりやすく、角部分が多いために通常よりも手間がかかります。デザインによっては、汚れが見えてしまう場合もあるでしょう。また、天井が高いため、女性や高齢者だと掃除自体が困難になる可能性もあります。 その上、デザイン照明やシーリングファンなどの掃除も……となると、かなり時間を費やすことになります。自分のライフスタイルに合わせて考えることも大切です。

2.高くしすぎるとバランスが悪くなる

「折り上げを高くした方が部屋がさらに広く見えるかも?」と思う気持ちはわかりますが、極端に折り上げてしまうと部屋のバランスが悪くなってしまいます。 失敗を防ぐには、部屋の広さや、窓の大きさと位置を確認して、部屋全体のバランスを見ながら上げ幅を擦り合わせていくことが肝心です。 もしも、折り上げ天井を具体的にイメージできない場合には、担当者の方に相談してみることをおすすめします。

3.上の部屋の天井高が低くなる可能性も

日本の建築基準法では、天井高は210cm以上に設計するよう定められています。一昔前の天井高の平均は220cmほどでしたが、現在の洋室メインの家の場合には、240cm前後が一般的です。 しかし、折り上げ天井の場合、折り上げた部分が240cm以上になってしまう場合があります。設計によっては、上の部屋の天井高が低くなる可能性も考えられるため、影響があるかを事前に確認しておくと安心です。

折り上げ天井でワンランク上の家作りを

スタイリッシュでおしゃれなイメージの折り上げ天井は、見た目はもちろん、機能的なメリットをたくさん持っています。 新築の場合にはもちろん、リフォーム時にも比較的取り入れやすい方法ですので、部屋の雰囲気を変えたい場合にもおすすめです。 今回、折り上げ天井を上手く活かすアイディアをご紹介しましたが、折り上げ天井の形や取り入れ方は千差万別です。オリジナリティーを出しやすいため、こだわりの家を作りたい方は、ぜひ選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

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