iemiru

ログイン

エリア×イベント種別から探す

×

エリア×日付から探す

×

iemiru コラム vol.255

セントラルヒーティングってどんな機能?効率良く暖める機能を解説

セントラルヒーティングってどんな機能?

セントラルヒーティングとは、建物の1ヶ所に熱源を発生させる装置を設置し、この装置から発生した温水、温風、蒸気などを循環パイプで各部屋へと巡らせて建物全体を温める暖房システムです。

ボイラーで部屋全体を効率よく暖める機能

セントラルヒーティングの熱源発生装置としては、一般的にボイラーが使われています。電気やガス、石油などを使いボイラーで温水や熱風を発生させて、建物内に巡らしている循環パイプを通じて各部屋のパネルヒーターへと届け、その輻射熱(ふくしゃねつ)と自然対流により部屋を暖めます。

床暖房もセントラルヒーティングの1つ!

設置すると快適で過ごしやすいと人気の床暖房もセントラルヒーティングの1つです。セントラルヒーティングというと壁面に取り付けるパネルヒーターが思い浮かびますが、床暖房もセントラルヒーティングの一種になります。部屋の用途に応じて壁面に取りつけるパネルヒーターと床暖房を使い分けたり併用してみてください。より快適な住空間にすることができます。

2種類セントラルヒーティング

セントラルヒーティングには、「温水式」と「温風式」の2種類があります。温水式と温風式では部屋を暖めるシステムが少し異なります。

温水式

温水式のセントラルヒーティングは、ボイラーで温めた温水を建物内部に巡らせている循環パイプを通じて各部屋のパネルヒーターへ届けることで部屋を暖めます。 温水式は水を媒体として熱を届けるシステムであるため熱損失が少なく、大きな建物の暖房にも使えるメリットがあります。ただし、温水を通して暖めるシステムであるため配管に高い気密性が必要であり、イニシャルコストがかかる傾向があります。 一般的にはセントラルヒーティングといえば温水式のことを指します。北海道のような寒冷地では温水式が選ばれることが多いようです。

温風式

温風式のセントラルヒーティングは、FF式ファンヒーターの大型版ともいえるようなシステムで温風を発生させ、その温風を建物内に巡らせている循環パイプを通じて各部屋へ届けて暖めます。熱源は電気やガス、石油などを使います。 また、建物内部に温風を巡らせることで暖めますから配管の気密性が高くなくてもよいというメリットがあります。ただ、温風には比熱が小さく冷めやすいという特徴があるため、小規模な建物でしか使えないというデメリットがあります。

セントラルヒーティングの仕組み

セントラルヒーティングは建物の1ヶ所で熱源を発生させて温めた温水や温風を建物内部に巡らせて各部屋を暖めます。セントラルヒーティングの仕組みの特徴としては、「火を使わない」、「耐久性が高い」、「空間デザインを損なわない」の3つがあげられます。

火を使わない

セントラルヒーティングは建物の1ヶ所で電気やガス、石油によりボイラーを稼働して、温水や温風を発生させることで各部屋を暖めます。ファンヒーターや石油ストーブのように部屋の中で火を使う必要がありませんから、火による事故の心配がなく安心です。とくに小さなお子さんやペットがいると火災ややけどが心配だったりもしますが、セントラルヒーティングなら安心して過ごせます。 また、部屋の中で火を使用しないため一酸化炭素や二酸化炭素が発生することもなく空気が汚れません。空気が汚れませんから、換気の必要もなく便利です。

他の温暖器具よりも耐久性が高い

セントラルヒーティングの耐久性は高く、エアコンなどの他の暖房器具よりも長く使えます。これは、セントラルヒーティングが熱源を発生させる「動力部」と部屋を暖める「温め部」が分かれているためです。もちろんメンテナンスは必要ですが、エアコンのように本体が壊れたらすべて購入し直さなければ使えないといった事態にはなりません。必要に応じてメンテナンスを行えば長く使い続けることも可能です。

空間のデザイン性を損なわない

セントラルヒーティングでは各部屋に部屋を暖めるためのパネルヒーターを設置します。部屋を暖めるための暖房器具を常設するとなると「部屋の雰囲気を壊してしまうのではないか」と心配されるかもしれませんが、最近のパネルヒーターはデザイン的にもお洒落なものが多くインテリアを損なう心配がありません。なかにはオブジェと見間違うようなデザインのものもあります。デザインも豊富ですから部屋のインテリアに応じたものもきっと見つかります。

セントラルヒーティングを導入するメリット

セントラルヒーティングを導入メリットには、「乾燥しづらい」、「部屋の中に温度差が生まれにくい」、「安全に使用できる」の3つがあげられます。

乾燥しづらい

セントラルヒーティングの熱源は、ボイラーで発生させた熱や蒸気熱です。この熱や蒸気熱を建物内に巡らせている循環パイプを通じて各部屋のパネルヒーターに届け、その輻射熱(ふくしゃねつ)により部屋を温めていきます。 セントラルヒーティングの暖房システムは、エアコンやファンヒーターのように風が発生せず燃焼を伴いませんから乾燥しづらいというメリットがあります。また、暖房を稼働させることにより風が発生しませんから、部屋の中でほこりが舞う心配もありません。ノドが弱い方やアレルギーが心配な方にもおすすめの暖房方法になります。

部屋の中に温度差が生まれにくい

セントラルヒーティングは、各部屋にパネルヒーターを設置して24時間稼働させるため、建物全体をほぼ同じ温度に保てるメリットがあります。建物内での気温差をなくすことができますから、快適に過ごせるだけではなくヒートショック予防にも役立ちます。 ヒートショックとは、急激な温度変化で体がダメージを受けて脈拍や血圧の急変動が起こることです。ヒートショックが原因で心筋梗塞や脳卒中といった深刻な疾患が引き起こされることもあります。ヒートショックというと入浴中に起こりやすい印象がありますが、暖房の効いた部屋から寒い廊下へ出た場合にも起こる可能性があります。とくに高齢の方は注意しておきたいことになります。

安全に使用できる

セントラルヒーティングはファンヒーターやストーブのように火を使わずに使えるため、火災ややけどの心配をせず安全に使用できます。部屋に設置しているパネルヒーターも熱くなりませんから、小さなお子さんやペットが触れても安心です。

抑えておきたいセントラルヒーティングのデメリット

セントラルヒーティングにはデメリットもあります。デメリットも考慮しておきましょう。

使用コストが高い

セントラルヒーティングは、基本的には一度稼働させたらシーズンオフになるまで24時間稼働させ続けることになります。エアコンやファンヒーターのように、必要な時に随時使うという暖房器具ではありませんから、その分燃料費などのコストがかさみます。例えば、電気で稼働させている温水式のセントラルヒーティングの場合なら、電気代に加えて水道代が稼働させるための費用としてかかります。 セントラルヒーティングが他の暖房方法よりもコストがかさむと聞くと、「エアコンなどのように、その都度切って入れ直せばいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、その都度切って入れ直せばコストも抑えられるのではないかと思われます。しかし、セントラルヒーティングは家全体を暖めるシステムであるため、一旦切ってしまうと起動時に大きなエネルギーが必要となるためかえってコストがかさむことになります。実際にセントラルヒーティングを使うお宅では、数日旅行などで家を開ける場合にも、低めの温度設定にしてそのまま外出することも多いようです。セントラルヒーティングを使う場合には、暖房器具をつけっぱなしにしておくことへの抵抗感を克服していくことも大切だといえます。 また、セントラルヒーティングを設置すると固定資産税がその分高くなります。ただ、固定資産税の多寡にこだわり設置したい設備をあきらめると、後々後悔することにもなり、よい結果にならないことが多いようです。セントラルヒーティングを設置すると固定資産税が上がりますが、税金を気にしすぎて設置したい設備をあきらめるのは得策ではありません。あまり気にしないほうがいいかもしれません。

温まるまで時間がかかる

セントラルヒーティングは部屋に設置したパネルヒーターが温まり、その輻射熱(ふくしゃねつ)で部屋を少しずつ暖めます。このことから、暖房をつけたらすぐに暖まるというような即効性はなく、部屋が暖まるまで時間がかかります。 慣れるまではもどかしい感じがするかもしれませんが、セントラルヒーティングは一度稼働させてしまえば基本的にはシーズンオフになるまでそのまま24時間毎日稼働させ続けることになるものです。セントラルヒーティングのシステムに慣れてしまえばこのデメリットはあまり心配する必要はないかもしれません。

リフォームが複雑になる場合がある

セントラルヒーティングをリフォームで行う場合、熱源を発生させる装置や循環パイプ、パネルヒーターを設置するための工事が必要になります。また、家の状態によっては気密性を確保するための工事も必要になります。床や壁をはがしての工事となることもありますから、場合によってはリフォームが複雑になりそれなりの費用と日数がかかることがあります。

セントラルヒーティングをお得に活用するポイント

セントラルヒーティングを活用するなら、できるだけお得に使いたいものですね。以下の2つのポイントをお得に活用してセントラルヒーティングを上手に利用してみましょう。

設定温度を低くする

セントラルヒーティングでは各部屋に設置しているパネルヒーターで室温を調整できます。この設定温度を低めに設定しておくと、セントラルヒーティングを稼働させるためにかかる電気代やガス代といったコストを抑えられます。 エアコンやファンヒーターを活用した暖房の場合、十分に暖かさを感じたいときには高い温度設定にすることも多いですが、セントラルヒーティングの場合には家全体を暖めるシステムであるため設定温度を高くしなくても快適に過ごせます。 セントラルヒーティングによる暖房の場合には20~22℃程度の温度設定で快適に過ごせると感じる方が多いようです。設定温度を低くすれば、その分コストも安く抑えられます。快適に感じられる室温は人それぞれですから、心地よく過ごせる適温を見つけてみてください。 また、セントラルヒーティングの各部屋の設定温度で気をつけたいのが、部屋ごとの設定温度に差をつけすぎないことです。例えば、リビングが22℃の設定で普段あまり使わない部屋は15℃といった設定です。このように設定温度に大きな気温差をつけてしまうと家の空気に対流が起こり、ほこりが舞い空気が汚れたり室温が低い部屋に結露が発生しやすくなります。

窓際などに設置する

セントラルヒーティングでは各部屋にパネルヒーターを設置することになりますが、パネルヒーターの設置場所によって煖房効率が変わります。窓がある部屋にパネルヒーターを設置する場合には、ぜひ窓際に設置するようにしてみてください。窓際にパネルヒーターを設置すると、コールドドラフト現象が防げます。 コールドドラフト現象とは、室内の暖かい空気が窓に触れることで冷やされて冷気が床に降りてくる現象です。コールドドラフト現象が起こると室温が下がりやすくなるだけではなく、足元が冷えやすくなり体感温度も低く感じられるようになります。窓際にパネルヒーターを設置すると、コールドドラフト現象を防ぐことができて低い設定温度でも体感温度が高く感じられるようになるため過ごしやすくなります。パネルヒーターの設定温度を上げずに過ごせれば、その分コストを軽減できることにもなります。また、窓際にパネルヒーターを設置すると結露防止にも役立ちます。

セントラルヒーティングで自宅を効率的に暖めよう!

セントラルヒーティングは、使い方によっては建物全体を効率良く暖められるシステムです。セントラルヒーティングを設置するのにはそれなりの費用がかかりますが、上手に使えば寒い季節も快適に過ごせる助けとなってくれます。とくに寒い季節が苦手な方にはおすすめの暖房システムですから検討してみてください。

幅広い年代の人が快適に過ごせるシステム

セントラルヒーティングの良い点は、なんといっても建物全体をほぼ一定の室温に保てるところです。適温に調整しておけば寒すぎたり暑すぎたりすることがないためヒートショックの心配もなく、小さなお子さんから高齢者まで幅広い年代の方が快適に過ごせます。また、部屋で火を使いませんから火による事故が起こる心配もありません。このことから、寒冷地ではセントラルヒーティングを取り入れているお宅も多いのです。

活用方法を工夫してお得に使用しよう!

セントラルヒーティングはコストがかかるといった印象があります。確かに1日中建物の中全体に行き渡るように暖房を稼働させている状態ですから、エアコンやファンヒーターによる暖房よりもコストはかかります。しかし、活用方法によっては思ったよりもコストがかからず、快適に過ごせるメリットの方が大きく感じられるものです。パネルヒーターの設置位置や設定温度を工夫して使いこなしてみてください。

住宅会社様へ 住宅イベントを発信しませんか?