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iemiru コラム vol.271

これで解決!失敗しないためのキッチンリフォームのポイントを徹底解説

キッチンリフォームを考えてみませんか?

きれいに掃除していても汚れがだんだん目立ってきたり、コンロやグリルの調子が悪くなってきたら、キッチンリフォームを検討してみましょう。 システムキッチンの耐用年数は、概ね10年~20年と言われています。普段のお手入れや使用頻度にもよりますが、多くの場合でこの間に故障や不具合が起こることが多くなります。システムキッチンは、家自体の寿命より短いので、暮らしている間に必ず定期的なメンテナンスが必要になります。 ここでは、キッチンリフォームのメリットや費用、注意点を紹介していきます。

使いやすさが格段にアップ!

キッチンは年々改良が進み、より使いやすくなった商品が揃っています。 例えば、コンロの数は2口から3口・4口に増え、今ではこれが一般的なコンロの数となっています。同時に複数の調理が進行できるので、料理の効率をアップさせることができます。 シンクの大きさは以前と比べて大きくなっています。小さなシンクでは、鍋などの大きな物が洗いにくいという不便さもありました。シンクが大きくなることで、このような洗い物のストレスが軽減されます。 他にも、体格に合わせてキッチン自体の高さを選べたり、掃除がしやすいデザインになっているなど、新しいキッチンは使いやすさが向上するように進化しています。

まずは予算を決めておこう!

どんなキッチンにリフォームするのか検討する前に、まずは予算を決めておきましょう。予算によって、リフォームできる範囲が決まってきます。 予算を決めずにキッチンリフォームを進めると、希望や要望が膨らみ費用がどんどん高くなってしまいます。予算オーバーした理想のキッチンから予算内のキッチンにするには、グレードを下げたり、設備を減らす必要があるため、心理的に費用を落としていくことが難しくなります。 リフォームするキッチンが、妥協して仕方なく選んだキッチンとならないためには、最初に予算を明確にしておくことが大切です。 予算が決まったら、この部分は絶対リフォームが必要、可能であればリフォームしたいなど、 どこを優先的にリフォームするのか、順位をつけていきましょう。

キッチンリフォームの主な工事費

キッチンリフォームと言ってもシステムキッチンを交換するだけで済むケースはほとんどありません。 システムキッチンは置き家具のようにただ床に置いてあるわけではないので、家具のように簡単に入れ替えることはできません。 新しいシステムキッチンにリフォームする際は、付帯する工事がいろいろと出てきます。どんな費用が必要になるのか確認していきましょう。

システムキッチンの本体費用

まずは、システムキッチン本体の費用が必要です。キッチンリフォームの費用で大きな割合を占めるのがこの費用です。システムキッチンの本体費用はグレードによって異なりますが、シンプルタイプのもので50万~70万円程度、スタンダードタイプのもので70万~100万円程度、ハイグレードタイプのものは100万円程度~となっていて、上を見たらきりがありません。 また、コンロなどの設備や扉のデザインなどにこだわると、基本価格から追加料金がかかり金額が高くなります。 システムキッチンを取り付ける人件費などの工事費は、システムキッチンのグレードによって大きく変わることはありません。 システムキッチンの価格がリフォーム工事費を左右するため、予算に合わせたシステムキッチンを選ぶ必要があります。

既存のキッチンの撤去費用

古いキッチンを撤去するには費用がかかります。この中には解体費用や処分費用が含まれています。 既存のキッチンと新しく入れ替えるキッチンが同じサイズ、同じ形の場合は、キッチンを取り外すだけで済むので費用を抑えることができますが、L型からI型にリフォームしたり、I型からアイランドキッチンにリフォームするなど、キッチンの形状が変わる場合は、新しいキッチンを取り付けることができるように、壁などの解体工事が必要になり費用が高くなります。 撤去費用は、キッチン形状が変わるか変わらないかで大きな差が出てくることを覚えておきましょう。

床や壁の貼り替え工事費

システムキッチンで隠れている床や壁は、フローリングやクロスで仕上げを行っていません。キッチンを撤去すると下地材がそのまま露出した状態なります。 I型からL型にリフォームするなどキッチンの形状を変更する場合は、床や壁の貼り替えを行わないと、仕上げがされていない部分が露出することになります。 また、同じメーカー、同じ形、同じサイズであっても、デザインの違いでキッチン本体の外寸法が異なる場合があります。この場合も仕上げがされていない部分が露出することになります。 システムキッチンのリフォームは、床や壁の貼り替え工事が必要になるケースがほとんどです。システムキッチンのリフォームと床や壁の貼り替え工事は、セットと考えておきましょう。

リフォームにかかる費用の目安

システムキッチンのリフォームの相場はどのくらいなのか想像できますか?相場を知っておかないと予算を準備することもできませんよね。 ここでは、システムキッチンのリフォームにはどのくらいの費用がかかるのか紹介していきます。これから予算を検討する際の参考にして下さい。

50~150万円程度が平均

この金額は、システムキッチンを同じ位置、同じサイズでリフォームした場合です。この場合、床や壁を貼り替えることもなく、給排水やガス管の移動工事も行なわなくて済むので、リフォーム費用の大半はシステムキッチン本体の価格となります。 キッチンリフォームを検討する場合、設備の老朽化や性能の低下を改善させることが大きな目的としていることが多いため、システムキッチン入れ替えメインのリフォームを行うケースが多いようです。

システムキッチンの入れ替えだけなら安く済む?

システムキッチンの入れ替えだけを希望していても、それだけでは済まないケースも多くあります。 紹介したように、キッチンで隠れている床や壁は仕上げ工事が行われていません。新しいキッチンを取り付けたときに、仕上げがされていない部分が見えてしまうことがあります。建築用語ではこのことを「恥をかく」と言い、見えてはいけないものが見えてしまっている状態です。 仕上げがされていないところが見えてしまった場合は、その部分だけに床仕上げ材や壁仕上げ材を継ぎ足すことが難しくなります。継ぎ足したとしても見栄えがよくありません。そのため対応としては、施工性と見栄えを考えたエリアの床仕上げ材や壁仕上げ材を剥がして、新しく貼り替えを行います。 このように、システムキッチンだけを入れ替えようと考えていても、他に影響が及び、機器の入れ替えリフォームだけでは収まらないこともあります。

費用が高くなるリフォームとは

システムキッチンのリフォーム費用が高くなるケースは、キッチンの形状を変えたり、キッチンを移動させる場合です。 キッチンには給排水、ガス、電気の設備が接続されています。そのため、今あるキッチンから移動させ今までの設備が接続できなくなる場合は、新たに給排水などの設備を必要な位置に用意する必要があります。 キッチンの入れ替えだけの場合は、キッチン取り付けの職人だけでリフォームすることができますが、設備の工事が絡んでくると、給排水、電気、ガスとそれぞれの関係者が必要になってくるので人件費が高くなります。 また、システムキッチン本体の価格も、アイランド型、L型はI型キッチンに比べると高くなる傾向にあります。更に、性能にこだわって標準仕様より性能を上げると価格が上昇します。

費用ごとに可能なリフォーム

まずは、予算を先に決めることが大切と言っても、どのくらいの予算でどんな内容のリフォームが可能なのか把握するのは難しいと思います。 ここでは、価格帯によってどの程度のリフォームをすることができるのかを紹介していきます。 リフォームは条件により工事内容が変わり、費用も異なります。以下の内容は、リフォームの価格の一例として参考にして下さい。

10~50万円

コンロやオーブンなどが故障し、その部分だけを交換する場合や食洗機など新しい機器を追加する場合は、10~50万円程度必要です。 工事の内容としては、壊れた機器の取り外し、処分、新しい機器の取り付けになります。作業は短時間で終わり工事費用としてそれほどかからないので、費用の大半は、機器類本体の価格になります。 新しい機器に取り替える場合は、既存のスペースに収まることと、機器によって給排水、電気、ガスの接続が既存のまま使えることを確かめる必要があります。

50~150万円

システムキッチン自体の入れ替えは、50~150万円程度あればできるでしょう。これは、キッチンの価格を低価格帯に抑えて、床や壁の仕上げを大掛かりに変える必要がないケースでリフォームした場合です。 システムキッチンの入れ替え費用の大半を占めるのはキッチン本体の価格ですので、キッチンのサイズ、オプションの有無などのよって価格に差がでてきます。 入れ替えだけだと思っていたのに、実際工事をしてみたら給排水の取り付けが既存のままでは使えなかったり、キッチンに隠れていた床が傷んでいて補修が必要になることもあります。事前に施工業者に調査してもらいながら進めましょう。

150万円以上

キッチンを移動させることや、ハイクラスのキッチンに入れ替えることができます。配管の移動や新設、床と壁の貼り替えなど大掛かりにリフォームすることができ、キッチンの印象をガラッと変えることも可能です。 システムキッチンだけでなく、キッチンと同じシリーズのカップボードなどの周辺ユニットを追加したり、キッチンと空間が一体となっているリビング・ダイニングの床と壁を貼り替えると300万円以上となることもあります。 大掛かりなリフォームになると日数がかかります。工事期間中はキッチンが使えなくなることもあるので、事前に工事の工程などを確認しておきましょう。

リフォームする際の注意点

リフォーム費用が予算内に収まるようにシステムキッチンを選び、工事が完了していざ使い始めてみると、思ったより使い心地が悪かった、なんてことにならないために、失敗しないための注意事項を説明していきます。

システムキッチンのサイズ

キッチンのサイズは慎重に選びましょう。既存のキッチンサイズより大きな物はそもそも設置ができないこともあります。また、既存のキッチンサイズより小さいものに入れ替える場合も給排水設備の移動や、壁などの仕上げができていない部分が大幅に露出してしまうので、内装工事が必要になります。 同じサイズのキッチンに入れ替える場合でも、メーカーによって実際のサイズより1.0cm~2.0cm程度のクリアランスを必要とするため、壁を削る工事が必要になることもあります。 事前に施工業者に調査してもらい、希望しているキッチンがズムーズに設置できるかどうか確認してもらいましょう。

食器棚や冷蔵庫の配置場所

キッチンを移動してリフォームする場合、どこに食器棚や冷蔵庫、電子レンジなどの家電製品を置くのか事前に計画しておきましょう。場合によっては、電源を新設する必要が出てきます。 搬入経路の確保も検討しておく必要があります。搬入経路も設置場所も、少し余裕を持って計画しておくことがポイントです。

優良な施工業者を選ぶ

実績が多く評判の高い施工業者を選ぶようにしましょう。優良施工業者は、雑誌やインターネットで気軽に探すことができます。また、知人の紹介などで信頼できる施工業者を見つけることもおすすめです。 実績のある業者は、事前にリスクを想定したり発見してくれます。また、施工技術のノウハウの蓄積もあります。 いくつかの施工業者と直接話してみて、誠実な対応をしてくれるか、相談しやすい人柄かなど、安心してリフォームを依頼できる相手かどうかを見極めましょう。

キッチンリフォームで日々の料理を快適に!

キッチンは家の中でも汚れが溜まりやすい場所です。毎日お手入れしていても徐々に汚れが目立ったり、性能が落ちていきます。 料理が好きな人に限らず、清潔で使いやすいキッチンは、それだけで気持ちが明るくなるのではないでしょうか。家族の健康を支える場でもあるキッチンをリフォームして、快適な生活が送れる空間にしましょう。

毎日使用する場所だからこそリフォームを

システムキッチンには耐用年数があり、快適に使える期間が限られています。使っている間に調子の悪くなったキッチンは、リフォームを検討する時期にきている可能性があります。 毎日のように使うキッチンが新しくなり使い勝手が良くなると、台所に立つことが楽しくなります。忙しい毎日を少しでも快適に過ごせるように、キッチンリフォームを検討してみましょう。

予算と希望を上手に両立させよう!

要望だけが増えて予算が追いつかなくなってしまっては、満足できるリフォームはできません。自分の要望を整理し優先順位をつけて、予算内で可能なリフォームを行いましょう。 ショールームなどに足を運び、最新のキッチンを見たり、キッチンのレイアウトを参考にして要望を整理してみることもおすすめです。

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