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iemiru コラム vol.306

子供部屋はいつから必要? 間取りやインテリアについてわかりやすく解説

結婚や子供の誕生をきっかけに考え始める「子供部屋」のこと。余分に部屋数がある世帯であれば問題ありませんが、ほとんどが引っ越しを含めて検討していく悩みです。 本記事では、子供部屋を設けるタイミングや、兄弟で部屋を間仕切りする方法、成長にあわせた家具・インテリアのアイデアなどを解説していきます。これから子供部屋を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

子供部屋はいつから必要?

結論から言うと、「〇歳から部屋を用意してください」といった決まりはありません。ご家族の目指す家庭のスタイルに合わせつつ、子供が「自分の部屋を持ちたい」と欲しがり始めるまで待っても良いでしょう。 とくに日本のせまい住宅環境のなかでは、無理に子供部屋を設けようとせず、リビングや共有スペースを活用しながら工夫することも大切です。 子供が子供部屋を活用する約10~15年の間、柔軟な対応ができるように考えてみましょう。

小学校高学年から子供部屋で過ごす時間が増える

多くの東大生が「リビングで学習する習慣があった」という話から、近年はリビング学習を取り入れる方が増えてきました。実際に、小学校低学年までは宿題や遊ぶ時間をリビングで過ごし、子供部屋は単なる寝室になっている家庭はたくさんあります。 小学生高学年にあがるなど、自立心が芽生えはじめた頃から、子供部屋を活用し始める子供が多いようです。 したがって、小学生入学時から無理に学習机などを用意する必要はなく、最初は小さなテーブルからスタートしても問題ありません。子どもが成長し、子供部屋を使うようになってから一緒に検討していく方法も良いのではないでしょうか。

理想は6畳以上の広さ

ひとりの子供にとって必要な部屋の広さは、6畳が目安です。小さな頃は6畳もいらないかもしれませんが、中学から高校・大学へ進学するにつれて、書籍や本棚を置けるスペースが必要になります。 もちろん、4.5畳であったり、兄弟で共有したりする場合もあると思います。そんなときは6畳にこだわらず、必要最小限で活用してください。机と一体化したロフトベッドなどをうまく利用することで、スペースをやりくりするこができます。

1部屋を兄弟でシェアする

小学校低学年ぐらいまでは、子供2~3人で広めの部屋を共有するのも良い方法です。子供が小さなうちは、プライバシーよりも広い遊び場を喜ぶ傾向がありますので、成長とともに間仕切りなどをつくっていきましょう。 また親から離れて寝るときも、兄弟が一緒であれば安心して眠れるはずです。しっかりと一人一人の成長に目を向けつつ、兄弟で切磋琢磨する姿を見守ってみてはいかがでしょうか。

2~3人の子供が成長したときの対応

子供が大きく成長するにつれ、自分の部屋を欲しがったときには、親が工夫してプライバシーを守れる空間を用意する必要があります。以下では、1人1人に6畳間が用意できないときでもプライバシーを守れる間仕切りを紹介。成長にあわせた計画の参考にしてみてください。

間仕切りの方法

2段ベッドで空間を縦に活用

2段ベッドを部屋の中央に設置することで、間仕切りとして活用しつつ、ベッド1台分を省スペースすることができます。自分が寝る段の反対側が見えないように板や布で仕切れば、個室スペースの完成です。 ベッドの仕切り方によっては動作音が聞こえますが、視界に入らないだけでも安心できるのではないでしょうか。

大きな棚を有効活用

物が多い子供であれば、大きな棚を間仕切りに使うのも良い方法です。子供が成長すると、教科書だけでなく漫画や雑誌、遊び道具を置くようになってきます。自分でしっかりと管理できるようになるためにも、大きめの棚を用意してあげることは重要です。

薄いパーテーションで部屋を広く

大きな家具を設置せず、自由度の高いレイアウトをしたい方には、薄いパーテーションでの間仕切りがおすすめ。天井ギリギリまで塞いでくれるタイプがあるので、光が漏れる心配もなく、プライバシーを守りやすい間仕切りです。 ただし、天井まで塞いでしまうとライトがそれぞれ必要になるので、その点も考慮して設置しましょう。

カーテンで通気性を確保

間取りの関係でエアコンが1台しか設置できない場合などは、通気性の高いカーテン間仕切りがおすすめ。コミュニケーションの多い兄弟であれば、カーテンを開ければ行き来できる距離感の方が良い場合もあります。 一番簡易的な方法なので、神経質になっている子供にはカーテン以外の間仕切りの方が良いでしょう。

業者へ壁の設置を依頼

どうしても完全に空間を分けたい場合は、業者へ依頼して壁を設置してもらいましょう。その場合、ドアやライト、エアコンなどもそれぞれ必要になってくるので、費用の負担が大きくなってしまいます。 また子供が独立したとき、1部屋へ戻すのにも工事が必要となり、費用と時間の負担が大きくなることに注意しましょう。

子供部屋に置く家具・インテリアのアイデア

学習机の購入は様子をみながら

子供が小学生に上がるタイミングで学習机を買うのは一般的ですが、小学校低学年のうちや、リビング学習をしたい家庭では無理して購入する必要はありません。 学習机はデザイン・サイズともに子供向けなので、中高生になる頃には無理している感が出てきてしまいがち。そんなときは小学校高学年から、シンプルなデザイン、大人でも使える大きさの学習机にするのもおすすめです。

ベッドのサイズは最小限にすると部屋がスッキリ

子供が小さなうちは、小さめで手頃なベッドを選ぶのもおすすめ。見た目がスッキリしますし、省スペースにした分だけ部屋を広く使えます。とくに賃貸に住んでいて、将来的に引っ越す可能性のある世帯では有効な方法です。 子供が成長するにつれて、大きなベッドが必要になったときに買換えを検討しましょう。

片付けボックスを用意する

とくに子供が小さなうちは、散らかしたものをドンドン入れられる片付けボックスが便利です。片付ける習慣をつけるため、簡単に片付けられるボックスで成功体験を積んでもらうこともできます。 大きめのボックスは100均にも売っていますし、部屋の一角にボックスを置くだけで良いので、手軽に始められるのも魅力です。

洋服はハンガーラックにかけて自分で選ぶ習慣を

子供部屋にハンガーラックを用意することで、洋服が探しやすくなり、自分で服を選ぶ習慣も身に付きやすくなります。親としても服をたたむ手間を省けますし、身の回りのことを自分でやるトレーニングにもなって一石二鳥です。 クローゼットで管理するのも良いですが、あえて部屋のみえる場所に置くこともおすすめします。

すべてを子供部屋に納めなくてOK

充分に広いスペースを用意できない場合は、子供の荷物をリビングなどで共有するのも良い方法です。大体6畳あれば子供の荷物は収まりますが、それより小さい部屋の方は検討してみましょう。 世帯によっては学習机を子供部屋に置かず、リビング学習を中心することもあります。洋服なども共有スペースに置いて問題ないでしょう。部屋が小さくて悩んでいる方は、他の部屋を使うことも視野にいれてみてください。

子供部屋のレイアウトはサイズの大きなベッドから

子供部屋のレイアウトを考えるときは、一番大きなベッドから考えると、自然と他の家具の配置も見えてきます。学習机とベッドは離した方が集中しやすいので、エアコンの当たらない場所へベッド置き、なるべく離れた場所に学習机を置くのがポイントです。 自分で「寝る場所」「勉強する場所」「保管する場所」といった役割・導線を考えることで、日々の生活もスムーズに取り組めるようになります。

子供部屋役割を終えてからも考えよう

とくに持ち家の方に当てはまることですが、子供が独立した後の子供部屋の活用方法を考えるのも大切なポイントです。 基本的には子供の意思を尊重すべきですが、子供が部屋を使うのは長くても10数年という家がほとんど。子供が独立後は書斎にしたり、趣味の部屋にしたりと活用法はたくさんあります。間仕切りの方法も含めて、柔軟に対応できる部屋づくりを検討してみましょう。

子供部屋は成長にあわせてアップデートしよう

子供の成長はとても早く、1年1年があっという間に過ぎていきます。親の方で決めきった使い方をせず、子供の成長にあわせて柔軟に対応することが大切です。 しっかりと子供の成長を見守れるよう、余裕をもった部屋づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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