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iemiru コラム vol.326

セカンドハウスが大注目!別荘とは違うメリットや目的を解説

人気が高まるセカンドハウスとは

最近人気の高まっている、セカンドハウスをご存知ですか?「別荘のことでしょ?」と思ったそこのあなた。実は、セカンドハウスと別荘は、まったく別のものなんです。 セカンドハウスとは「週末に住むため」や「平日の通勤のため」の家のこと。普段の生活に欠かすことのできない、文字通り「第2の家」なんです。今回の記事では、そんなセカンドハウスについてご紹介しましょう。

都会と田舎両方の魅力を体感できる

都会にも田舎にも、それぞれ住むうえでのメリットはありますよね。都会に住めば、交通手段や商業施設、イベントなども多く、便利かつ刺激的な生活を送ることができます。一方、田舎に住めば、自然豊かな環境のなかで、ゆったりと暮らすことができますよね。 都会に住んでいる人も、田舎に住んでいる人も、もう一方の地域にセカンドハウスを持てば、普段の生活の中で、都会と田舎、両方の魅力を味わうことができます。メインの住宅とは別の地域にセカンドハウスを持つことで、暮らしの幅が広がります。「第2の家」を持つことで、「第2の人生」まで持つことができるようになります。

若い世代からも人気が高まっている

近年、IT技術の目覚ましい発達により、「2拠点もしくは多拠点に居住空間を持つ」というライフスタイルに注目が集まっています。この新しいライフスタイルに特に注目しているのが、働き盛りの若い世代です。 こういった背景に加えて、バブル期にリゾート地に建てられた物件が、築年数の経過により値下げされ、リノベーションされた上で再販されています。セカンドハウスとして利用するのにぴったりな物件が、若者も購入しやすい手頃な価格帯になっているのです。 これまでセカンドハウスは、どちらかというと資金に余裕のあるシニア層のためのものと考えられてきました。しかし最近では、IT技術の発達やリゾート地の物件の値下がりにより、若年層からのセカンドハウスの人気が高まっているのです。

セカンドハウスを持つ主な目的

職場へ手軽に通勤するため

セカンドハウスを持つ主な目的のひとつが、「通勤を手軽にするため」というものです。職場と自宅が離れていると、どうしても通勤に時間がとられてしまいます。生活を圧迫する長時間の通勤は、何かと忙しい現代の私たちにとって、精神的にも体力的にも厳しいものです。出勤時間は早くなり、帰宅時間も遅くなりがち。貴重な自由時間も奪われてしまいます。 職場からほど近い場所にセカンドハウスを持っていれば、通勤が楽に、また手軽になります。朝は遅く家を出ることができますし、夜は早く帰宅することができます。満員電車に詰め込まれ、不快な思いをする時間も少なくなる一方、自由に使うことのできる時間は増えます。 通勤が楽になれば、日々蓄積されていく疲労やストレスも減っていきます。仕事の生産性の向上も期待できそうですよね。通勤を苦痛に感じている人にとって、セカンドハウスは、理想の選択肢と言えそうです。

週末にリラックスするため

「週末くらいは仕事のことを忘れて、ゆっくり過ごしたい…」と思いませんか?平日を過ごしている都心の住まいでは、普段の生活が思い出されて、休日もなかなか仕事のことを忘れることができない場合も。実は「週末にリラックスするため」にセカンドハウスを持つ人が増えています。 都会の喧騒から離れた郊外にセカンドハウスを持ては、ゆったりと週末を過ごすことができます。緑豊かな森の中や、さわやかな海辺に建てられたセカンドハウスで過ごす週末を想像してみてください。鳥の鳴き声や波のざわめきに耳を澄ませば、自然と仕事モードがオフになり、「今日は休日なんだ」と実感することができそうですよね。都心の住まいではなかなか実現することのない、深くリラックスした気分を味わうことができます。

旅行気分を味わうため

近年の値下がりにより、リゾート地にセカンドハウスを持つこともひとつの大きな選択肢となっています。非日常的な空間であるリゾート地にあるセカンドハウスなら、週末に帰宅するたびに旅行気分を味わうことができます。 高原にセカンドハウスを持てば、夏は避暑に登山、冬はスキーと、単なる「住まい」以上の役割を果たしてくれます。マリンスポーツが趣味の人にとっては、よく訪れる海沿いにセカンドハウスを持てば、最適な「第2の我が家」となりそうです。週末にプチ温泉旅行気分を味わえる、温泉地のセカンドハウスも、また魅力的ですね。

別荘とセカンドハウスは同じもの?

用途は似ているけど全く別のもの

「仕事を忘れてゆったりと過ごす」や「リゾート地で非日常を味わう」などと聞くと、「それって別荘じゃないの?」と思ってしまいますよね。別荘とセカンドハウスの違いは、「日常生活に欠かせないものか?」と考えるとわかりやすくなります。 別荘は、休暇などの時に避暑や避寒といった目的で利用するためのものです。日常生活を送るために欠かせないものではなく、あくまで余暇のためのものです。 一方、セカンドハウスは「通勤を便利にするため」や「週末を快適に過ごすため」のものです。日々の通勤に不可欠だったり、週末のたびに帰ったりするのなら、日常生活には欠かせないものと言えますよね。たとえ別荘地にあっても、日常生活に欠かせないのであれば、それはセカンドハウスなのです。

セカンドハウスは居住用財産に含まれる

別荘とセカンドハウスは、税制上の定義にも違いがあります。セカンドハウスは、税制上、居住用財産に含まれますが、別荘は含まれません。 居住用財産とは、なんでしょうか?簡単に言うと「マイホーム」のことです。セカンドハウスは「週末に住むため」「通勤時間が長い人が平日に住むため」のものです。このような目的で使用されるセカンドハウスは、「マイホーム」の一種としてみなされ、居住用財産に含まれます。居住用財産として認められると、税金の控除などを受けられるケースもあります。

別荘は保養施設の一種

一方、別荘は居住用財産とみなされることはありません。休暇など、特別な時にしか利用しない別荘は、確かに「マイホーム」ではありませんよね。 税制上でも、別荘は「保養のためだけのもの」と定義されています。当然、税金の控除などを受けることはできません。

セカンドハウスの軽減措置

セカンドハウスは、一般の住宅と同じように税制上で優遇される可能性があります。セカンドハウスが別荘とは異なる大きなポイントですね。別荘は「住宅」ではなく「ぜいたく品」という扱いなので、税制上の軽減措置を受けることができないのです。 「住宅」として認められているセカンドハウスなら、税制上の軽減措置を受けることができます。ただ軽減措置を受けるには、マンションや一軒家を購入し、それがセカンドハウスとして認められなければなりません。代表的な2つの軽減措置をご紹介しましょう。

固定資産税

セカンドハウスが受けられる税制上の優遇措置のひとつが、固定資産税です。固定資産税とは、所有している土地や建物に毎年かかる税金です。セカンドハウスは、この固定資産税の軽減措置の対象となっています。 具体的に説明すると、固定資産税を計算するうえで、200㎡以下の面積に対する価格は、課税台帳に登録されている価格の6分の1になります。また200㎡を超える面積の価格は、登録されている価格の3分の1の値段とされます。この軽減措置を受けることができれば、維持費をぐっと下げることができますね。

不動産取得税

不動産を購入する際には、不動産所得税を治める必要があります。別荘としての利用や、投資を目的として不動産を購入する場合、この不動産所得税は高い税率が適用されてしまいます。 しかし購入する物件がセカンドハウスとして認められれば、税率の軽減措置を受けることができるのです。通常、不動産所得税の税率は4%ですが、セカンドハウスの場合は3%まで下がります。割合としては小さな数字のように思えますが、不動産自体の価格が大きいので、節税効果は絶大です。

自治体へ事前に確かめておこう!

ここで注意しておきたいポイントがあります。それは「何も手続きをしなければ、税制上の軽減措置を受けることはできない」ということです。軽減措置を受けるには、購入する不動産が「セカンドハウスである」と認められるための手続きを取らなければならないのです。 セカンドハウスとして認められるための要件は、各自治体によって多少異なります。また、軽減措置を受けるための手続きの方法も、自治体によって異なってきます。セカンドハウスの購入を検討している場合は、どのようにすれば軽減措置を受けることができるのか、事前に問い合わせておくとよいでしょう。

セカンドハウスはマンション?一軒家?

どちらにもメリットがある

「セカンドハウスを持つなら、マンションと一軒家どっちがいいの?」とお悩みのあなた。マンションと一軒家には、それぞれ異なるメリットがあります。順番にご紹介していきますね。 一戸建てのメリットは、まずプライバシーを守れることです。マンションと違い、周囲の住宅とは離れているので、騒音などで悩まされることもありません。 さらに新築の注文住宅を購入する場合は、デザインや間取りなど、自分の望みどおりの空間を実現することもできます。 一方、マンションのメリットは、何よりも管理がしやすいことです。駐車場や玄関まわりなど、共用部分の清掃などが不要なのはとてもありがたいですよね。特に東北地方にセカンドハウスを持つ場合は、住宅周辺の雪かきをしなくて済みます。 また共用施設の存在も、マンションのメリットのひとつです。大規模なマンションなら、温泉やゲストルーム、スポーツジムなど、魅力的な共用施設が併設されていることもあります。

メイン住居は一軒家が多い

マンションにもメリットがあるとはいえ、メインの住居としては、一軒家が選ばれることが多いようです。その理由をご説明しましょう。 一軒家の魅力は、なによりも「自由さ」にあると言えるでしょう。メインの住居では、セカンドハウスより「暮らし」を大切にしたいですよね。一軒家ならば、ライフスタイルの変化にあわせて、自分の家を自由にカスタマイズすることができます。 また隣家との距離が空いていれば、騒音をあまり気にしなくて済みます。比較的遅めの時間でも楽器の練習を楽しんだり、週末にはホームパーティーを開いて友人たちとの交流を深めたりすることもできるのです。 行動が制限されるマンションと違い、自由に暮らせるのが一軒家です。「暮らし」の快適さを追求したい、メインの住居に適していると言えるでしょう。

面積の広さで変わることも

マンション、一軒家それぞれにメリットがありますが、どちらを購入する場合でも注意したいポイントがあります。それは購入する物件の床面積です。 なぜ床面積が重要なのでしょうか?その理由は、床面積によって、受けられる税金の軽減措置が変わってくることにあります。不動産所得税の軽減措置は、課税対象となる床面積が50㎡以上240㎡以下でないと、受けることができません。コンパクトなマンションや、大規模な一軒家を購入する際は、注意が必要です。

賃貸と購入どちらがお得?

セカンドハウスを持つ場合、賃貸と購入、どちらがお得なのでしょうか?その答えは、価値観やライフスタイルによって様々です。賃貸には賃貸のメリットがあり、購入には購入のメリットがあるからです。それぞれのメリットをご紹介しましょう。

いつでも解約できるのが賃貸のメリット

賃貸のメリットは、ずばり「いつでも解約できるところ」です。不動産を一旦購入してしまうと、簡単に手放すことはできません。その点、賃貸なら、契約期間の縛りはあるものの、いつでも解約することができますね。 また初期投資が少なく済むのも、賃貸のメリット。不動産の購入は、「人生の中で一番高い買い物」と言われるほど、非常に高額です。ローンなど考慮しなければならないことも多く、とても気軽に決断することなどできません。賃貸なら、そんな心配はありません。気に入った物件が見つかりさえすれば、すぐにセカンドハウスを手に入れることができます。

購入のメリットは多い

セカンドハウスを購入するメリットは、「資産形成につながる」という点です。賃貸でセカンドハウスを所有しても、毎月の家賃は消費支出にしかなりません。しかし、セカンドハウスを購入すれば、自分の「資産」となるのです。 資産としてのセカンドハウスは、金融機関から融資を受けるための担保にすることができます。また退職後は、セカンドハウスを売却し、老後の生活資金などとして活用することもできます。 さらに賃貸は、自由な居住空間を実現することができません。ペットを飼えない場合も多いですし、リフォームやリノベーションなどもできない場合がほとんどです。セカンドハウスを購入して自分のものとすれば、何かを制限されることなく、自分好みの生活をしやすいでしょう。

家賃収入を得ることもできる

セカンドハウスを購入した場合、それが資産になることはご説明しましたね。資産となったセカンドハウスでは、家賃収入を得ることも可能です。 仕事をリタイアした後は、セカンドハウスは必要なくなります。そんな時は、セカンドハウスを賃貸に出すと、家賃が毎月の収入として入ってきます。逆に、メインの住居を賃貸に出すという方法もありますよ。都心に所有していたメインの住居を人に貸して家賃収入を得ながら、郊外のセカンドハウスでゆったりと老後の生活を営む…というのも魅力的ですね。

セカンドハウスで毎日の疲れをリフレッシュしよう!

別荘よりもお得に入手できる

セカンドハウスを持てば、通勤時間が短くなったり、充実した週末を過ごしたりすることができます。日々の疲れをリフレッシュしやすくなりそうですね。 「毎日の疲れをリフレッシュ」と言われると、別荘が頭に浮かびます。しかし税金の軽減措置の対象とならない別荘とは違い、セカンドハウスはお得に手に入れることができます。毎年かかる固定資産の軽減措置も受けられるのでランニングコストの面でもお得と言えます。

メンテナンスなども考えて購入しよう

魅力が一杯のセカンドハウスですが、メンテナンスは必要です。今の家とは別に維持費がかかりますし、掃除などの家事もしなくてはなりません。快適な生活のためにセカンドハウスを購入したのに、かえって生活の負担が増えてしまったら、元も子もありません。 そんな事態を避けるためにも、セカンドハウスを購入する際には、新たにかかる費用や労力などを良く考慮しておくことが大切です。理想のセカンドハウスを見つけて、快適な生活を手に入れてくださいね。

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