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iemiru コラム vol.382

注文住宅で新居完成!引き渡し後の不具合でがっかりしないために

一般的な引き渡しまでの流れとは

新居が完成に近づくと、引き渡しの日はいつにするのか打ち合わせをするようになります。験担ぎをするために、占いによって日取りを選ぶことに熱心になる人もいるようですが、引き渡し前後の建築会社との手続きの流れについてしっかり確認しておくことが重要です。一般的に行われている流れは下記のようになります。

建物完成

内覧会・施主検査

補修工事

施主再確認

引き渡し

残代金支払い

引越

内覧会・施主検査とは、建築会社によって呼び方が変わりますが、施主立会いの下、建築会社の担当者とともに実際に住める家になっているのか、確認をすることです。チェックすべき具体的な事項は後述しますが、施主自身がポイントを事前に理解しておき、しっかりチェックすることで、住み始めてからの不具合や不満が生じにくくなります。 施主検査により不具合が見つかった場合には、補修工事をしてもらうことになります。不具合が改善され満足する仕上がりになっていることを確認できてから、引き渡しをしてもらうようにしましょう。建築会社によっては、「補修工事は時間がかかるので、手続き上先に引き渡しを」と言われる場合もあるようですが、世の中には会社が倒産したり、引き渡し後は対応が悪くなったりといった会社もあるようなので、不具合がない状態になってからの引き渡しが賢明だと言えるでしょう。

引渡し前に流れを建築会社に確認しておく

内覧会や施主検査の前に、建築会社自身が完成検査をする場合もあります。 私たちが新居を建てた際にお世話になった建築会社では、建築会社による完成検査がなかったようですが、施主検査で不具合を多く指摘することになり、施主側としても「こんなに不具合が多くて、いま目に見えていない部分の工事は大丈夫なのだろうか」と不安になりました。できるならば、施主検査の前にできる限り不具合がない状態にしておいて、「このように図面通り、建築計画通りできあがっています」と自信をもって施主に披露してもらえる方が、その建築会社に対する信頼が増すという感想を抱きました。 補修工事の際に職人さんに日当を支払わないといけないので、建築会社としてはまとめて補修工事をしたいようでしたが、そうであれば「この点は今後補修工事の予定です」ということを前もって伝えておいてもらえるといいなと思いました。 自分達の引き渡しの際には、どのような流れになるのか前もって聞いておくと、心の準備や、どのような点を検査すればよいのか調べることもできます。施主が自ら勉強し、ぬかりない施主検査ができるようにすることで、不具合を見逃さないようにできるはずです。

施主検査でチェックすべきポイント

図面と実物とを比べてチェックする

図面通りの寸法で実際にできあがっているのか、スケールなどを持参し施主検査をする人もいるようです。コンセントや照明の数、場所などについても確認しましょう。

建具や設備などに不具合がないかチェックする

建具は何度も開閉し、へんな音がしないか、つっかかりがないかなど調べましょう。水回りの設備や電化製品は、実際使ってみて使うことができるか確認することが大事です。

屋根裏、床下などもチェックする

床下の配管に不具合があって水漏れが起こることもあるようです。カビが発生し、住宅の寿命が短くなったりしますから、不具合がないかどうかの確認をしておくといいですね。

第三者の専門家に立ち会ってもらうこともできる

素人ではどのような項目を検査していいのか分からない、建築会社の説明が妥当なのか判断しかねるというような人は、第三者の専門家に立ち会ってもらうこともできます。施主検査の前に、建築会社に立ち会いが可能かどうかを確認しておきましょう。

引き渡し後に不具合が見つかった場合は

実際に住み始めてみて、施主検査では気付かなかった不具合が確認されることはよくあります。私たちも、建具に変な音がし始めたり、床がきしむような音をし始めたりというような不具合が発生し、報告しました。引き渡し後に不具合が見つかった場合の対処法は、下記の通りとなります。 建築会社に不具合を連絡する →
建築会社に現場を確認してもらう →
補修方法や日時を決めてもらう →
補修工事 →
補修具合を施主が確認する
このような場合も、不具合がしっかり改善されて満足できる状態になったかどうかを、施主が確認することが大事です。

わたしたちの家では、こんなことがありました

クロスの汚れや傷

先述の通り、私たちがお世話になった建築会社は、施主検査の前に建築会社による完成検査をしなかったようで、施主検査をした際に一番びっくりしたのがクロスの汚れや傷の多さです。 これについては、クロスの硬さや材質などが大きく関係しているようで、私たちが新居の大部分に採用したクロスは衝撃に強いタイプのクロスではなかったようです。クロスを選ぶ際に、「クロスの硬さを三段階に分けるとしたら、一番硬めのクロスと最も柔らかいクロスの中間に位置する、ちょうど真ん中の硬さのクロスになります。」と営業の方に言われましたが、クロスの硬さということについて、これまでの人生において意識したことがなかったのであまり気に留めず、クロスの色や柄、風合いなどで決めました。 引越や家電製品の搬入の際、作業の方が「クロスに傷がつきやすいから慎重に」と気を張っておられたので、ちょっとした衝撃で傷がつきやすいようです。実際に住み始めてからも、少し爪があたるとクロスがめくれるので、できるだけ壁には近寄らないようにしています。お子さんが小さいご家庭や、経年劣化を避けたい人は、クロスの柄や色だけではなく、傷や汚れがつきにくいかどうかでもクロスを考える必要があるように思いました。

まさか!火災保険に入っていなかった

引き渡しの日から新居は施主の持ち物となるので、住宅ローンを組む場合はその日が融資実行日になるはずです。そのため、建築会社や、銀行などのローン会社から、引き渡しの日から火災保険も実行されるように火災保険に入ることを勧められます。 私たちの場合も、引き渡しの随分前にそのような話は出ていましたが、どこの火災保険に入るのかなど具体的な話までは進まなかったのでそのままになっていました。なぜだかふと、引き渡し後5日目に「そういえば私たちの火災保険って、どんな内容なの?」という妻である私が発言したことにより、私たちは火災保険に入っていないという事実が発覚しました。 普通、火災保険に入っていないと融資が実行されないようで、ローン会社がぬかりなくチェックし、私たちのようなことは避けられるはずです。しかし、私たちは建築会社が懇意にしている銀行でローンを組んだために、建築会社も銀行もお互いが「いつもの通り相手がしっかりやってくれているに違いない」という感覚で、しっかりとしたチェックがされなかったようです。銀行も謝罪時に、「あとでコピーを送ってもらえばいいと思って書類を進めました」と話していました。そんなずさんなことをされた場合でも、火災保険に入っていない間に火事になったり、浸水したり、いろいろな不幸が起こる可能性はあります。その場合はすでに新居が施主の持ち物となっていますから、施主の責任となり自ら支払う責任が生じます。 人生で初めて新居を建てるという一大イベントに取り組んでいるので、専門家である建築会社やローン会社がいろいろと指南してくれるだろうと思っていましたが、そのようなこともありますので、引渡し前に施主がすべきことを前もって調べておき、人任せにしておかないことが大事だと痛感しました。  

内覧会や施主検査でしっかりチェックし、心地いい新居を

図面の打ち合わせや、ショールーム巡りなどで随分悩みながらも、自分たちの理想の新居ができるということは胸が躍る一大イベントです。しかし、実際にその期待と理想通りの新居に住むことができるかどうかは、施主がしっかりと不具合を確認したり、手続きなどについて学んで主体的に動くことができるかどうかにかかっています。 納得し、満足できる新居に住めるよう、自分の家に対する知識を増やしておきましょう。

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