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iemiru コラム vol.385

和室の「鴨居」ってどんなもの? 役割や鴨居をつかった収納術を解説

和室の鴨居は構造上必要なものなのですが、日常生活においてはハンガーをかけたり、物置になったりしている方も多いのではないでしょうか? 掃除も大変なので、必要性に疑問を持っている方も多いようです。 本記事では和室における鴨居の役割や掃除方法、おしゃれに使える収納術を解説。和の要素が強い鴨居も、便利でおしゃれなポイントとして有効活用しましょう!

鴨居とは

和室の「鴨居」は「敷居」と一緒に襖・障子を支える横木のこと

鴨居は和室を構成する部材のひとつで、襖や障子といった建具(扉状の仕切り)を支える溝付き横木のこと。鴨居は建具の上にあり、溝があることで建具を滑らせる構造になっています。建具の下にある溝付きの横木を敷居と呼び、鴨居と敷居で建具をはさみ込んでいるのが特徴です。 よくある「うちの敷居は二度とまたがせない!」といったセリフにある「敷居」は、この部分を指します。 鴨居と敷居は部屋の開口部(扉や窓)に使われるもので、鴨居の延長で部屋をグルっと囲んである横木は「付鴨居(つけかもい)」です。付鴨居は耐震性や構造上なくても良いものですが、古くは和室の「格」を表す、武家だけに認められた様式でした。

和室の「長押」は「付鴨居」のうえにかぶせてある横木のこと

よく鴨居と間違われるのが「長押(なげし)」です。長押は付鴨居のうえに被せるようにつけられた化粧材で、付鴨居と同じく耐震性や構造上のメリットはありません。江戸時代には特別な武家だけに許された様式美のひとつとして発展しました。 現在では格式に関するニュアンスはなくなっていき、様式のひとつとして設置している家もたくさんあります。

近年は「付鴨居」や「長押」をつけない新築が増えている

もともと構造上は必要のない付鴨居や長押は、格式などに対する意識が薄れた現代では「掃除が大変」・「和室っぽさの象徴」といったマイナスイメージを持っている方もたくさんいます。 とはいえ畳の快適さは現代でも人気なので、「和洋折衷のデザインにしたい」・「和室のなかでも畳の要素だけを取り入れたい」といった要望を受け、あえて付鴨居や長押をつけない和室を設ける方が増えています。 とくに新築でリビングと畳スペースを併設する場合は付鴨居・長押なしのパターンが多く、リフォームするときに外してしまう方も多いようです、

鴨居・長押を活かした収納術

そうはいっても賃貸で和室がついている場合などは、鴨居・長押がいらなくてもリフォームで外すわけにはいきません。以下では、おしゃれに有効活用できる収納術を解説していきますので、うまく鴨居・長押を利用してみましょう。

かもいフックでカーテンレール

鴨居をうまく活用できる便利アイテムが「かもいフック」。100均でも売られているアイテムで、その名の通り鴨居に引っ掛けて安定するフックです。 例えば「和室感をなくしたい」・「押し入れの出し入れを楽にしたい」という2つの要望がある場合、押し入れの襖を外し、かもいフックを使ったカーテンの設置をおすすめします。 ・かもいフック×2~3個(押入れの左右に2つ、必要に応じて3つ目を真ん中に) ・つっぱり棒×1~2本(1本で足りない場合は2本) ・カーテン(シャワーカーテンなどでも可) ・カーテンフック(カーテンについている場合は必要なし) 材料は、上記のような100均で買えるものでOK。一気に和室感がなくなり、和洋折衷な雰囲気になります。機能的にも湿気がたまりがちな押し入れの通気性を確保でき、布団や荷物の出し入れも簡単になるのでおすすめです。

かもいフックでヘッドホンスタンド

かもいフックをつかえば、置き場所に困りがちなヘッドホンも収納可能。かもいフックは鴨居だけでなく、机や棚などにも設置できるので、好きな場所にヘッドホンスタンドができます。 かもいフックは大小2つのフックがあると、ヘッドホン本体・コード類の使い分けができて便利です。

角をつかったコーナーラック

手の届く高さにある鴨居には、コーナーラックの設置もおすすめ。高い場所にあるので、スピーカーや吊るす系の観葉植物、アロマディフューザーを置いたりすると空間をおしゃれに演出できます。 収納場所に困っている方は、帽子やバックなど重すぎない小物を置くスペースとしての活用もおすすめです。また、雨の日にちょっとした室内干しをする場所として活用する方もいます。

部屋の良い位置に物干し竿

鴨居に物干し竿をかけている方は多いと思いますが、引っ掛かりが難しく不安定になりがち。 実は鴨居専用の「物干し竿受け」がネット通販で販売しており、竿の長ささえ充分であれば、部屋の好きな位置に物干し竿をセットすることができます。 エアコンや乾燥機のよく当たる場所に設置して、気持ちよく洗濯物を干したい方におすすめです。

かもいフックでハンガーを

バックや洋服をかけるフックとして使うのが、かもいフックのベーシックな使い方。部屋の入口付近に設置すれば、出かけるときや帰宅時にサッと出し入れできて便利です。また低い位置にセットすれば、子供のランドセルなどの一時置き場としても使えます。

鴨居・長押の掃除方法

ふとしたときに鴨居や長押の裏側を見てしまって、ホコリや汚れがたまっていてゲンナリ…といったことになる前に、簡単な掃除方法を実践して、手軽に掃除するのがおすすめです。以下、日頃の手入れから、ピンや釘で穴をあけた時の対処法を解説します。

掃除機のブラシやハンディモップで埃をかき出す

普段から気をつけたいのが、ホコリをためてしまうこと。掃除機のブラシやハンディモップをつかえば、ホコリを散らかすことなくキレイにからめとることができます。ホコリを掃除するだけでカビやダニの発生率が下がりますので、週に1回でもサッと掃除してしまいましょう。

拭き掃除は乾拭きで

鴨居や長押はコーティングされていない木材が多いので、拭き掃除するなら乾拭きがおすすめ。乾拭きでも十分に汚れが取れますので、大掃除のときだけでも最低限拭くようにしてください。汚れが気にならない方であれば、日々の掃除機やハンディモップだけでも十分です。

しつこい手垢汚れなどはお湯拭きで

DIYしたときの手垢汚れなどが気になるときは、お湯をかたくしぼった雑巾で拭くのがおすすめ。ポイントは何度もこするのではなく、一度でサッと拭き上げて、早めに乾燥させること。お湯であれば手垢などのタンパク汚れも落ちやすく乾きも早くなります。

クギや画鋲の穴はつまようじやパテで埋める

鴨居・長押に釘や画鋲をした後が残っているときは、つまようじの破片やパテで埋めるのがおすすめ。埋めた後のつまようじやパテは、鴨居・長押の色にあわせてマジックで塗れば目立ちません。 パテも100均やホームセンターで売っているので、身近なところでサッと手に入れましょう。素材選びに迷う方は、ホームセンターなどで店員さんに相談することをおすすめします。

どうしても面倒なら長押の隙間を埋める

どうしても鴨居・長押の手入れをしたくない方は、ホコリがたまらないように隙間を埋めるのがおすすめです。ホームセンターにうっている長い発泡スチロールや、発泡性のウレタンフォームを拭きかけて埋めてしまいましょう。 発泡スチロールやウレタンが難しい場合は、マスキングテープを貼れば応急処置になります。賃貸で数年住むだけであれば、はがし跡もつかないのでおすすめです。 もし、ねずみの通りに道になって困っているようであれば、ホームセンターやネット通販で金網を買って詰めてみてください。

鴨居・長押を有効活用して楽しい生活を

和室にある鴨居は、構造上必要な部材のひとつ。ですが、付鴨居や長押は様式美のための飾りアイテムなので、なくても良い部材です。賃貸などで外せない場合は、かもいフックなどを使っておしゃれな収納場所として有効活用することをおすすめします。 使い方次第で洋室っぽさも演出できますので、工夫して付き合ってみてくださいね!

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