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iemiru コラム vol.387

リフォームの費用っていくらかかるの? 相場や施工ポイントを解説

「親からもらった家をリフォームするのに、費用の相場を知りたい」・「中古住宅を安く買って安くリフォームしたい」といったリフォームに関する質問や悩みがあるものの、よく分からないまま手つかずになっている方も多いのではないでしょうか? 実際、リフォームは建物条件や施工内容によって費用も大きくかわります。本記事では具体的にリフォームのイメージができるよう、築年数に応じたおすすめのリフォーム内容や費用、部分的なリフォームの相場について解説します。 リフォーム工事以外にかかる仮住まい費用や、補助金・減税についてもまとめましたので、リフォームを検討し始めた方は、ぜひ参考にしてみてください。

築年数ごとのリフォームと費用の目安

漠然と「リフォームをしたいなぁ」と考えている方は、建物の築年数に注目してリフォーム内容を考えるのもおすすめです。以下では、築20年から40年以上の建物まで、年数に応じたおすすめのリフォーム内容と費用の目安についてまとめました。 メンテナンスや使用頻度によっても大きく変わりますが、まずは一般的な目安として確認してみましょう。この後解説するキッチンやリビングなど、部分別の費用相場とあわせて参考にしてみてください。

築20年なら100~500万円程度で水回り設備&内装リフォーム

お風呂やキッチン・トイレといった水回りは、生活のなかでも良く使うので、寿命が15~20年と短い場所です。室内クロスなども日焼けや喫煙の影響を受けやすいので、交換のタイミングが早くやってきます。 また10年後20年後も快適に住むためには、屋根や外壁の塗装、シロアリの点検工事も大切です。点検や塗装工事をしなかったために、もっと高額な修理費用がかかるパターンも多いので、早めに対策をしていきましょう。

築30年なら800~1200万円程度で内装のスケルトンリフォーム

築30年というと、子育て世代で新築を買った世帯は、子供も独り立ちしたころではないでしょうか? あらためて夫婦2人の生活に便利なリフォームや、孫ができて2世帯住宅へのリフォームを検討する方も多くいらっしゃいます。 築30年も経つと、水回りだけでなくドアなどの建具、各配管も含めてボロボロになってくる頃です。ですが、1981年以降の新耐震基準で建てられているはずなので、耐震性には問題ない場合と考えられます。 耐震性に問題ない場合は、構造はそのまま活かした内装のスケルトンリフォームによって、間取りの変更も含めて新築同様にするのが理想的です。屋根や外壁、シロアリ対策などもしっかりと施工するようにしましょう。

築40年なら1200~2000万円程度で内装・外装のスケルトンリフォーム

築40年の住宅であれば、内装以外にもあらゆる設備が限界に来ているか、すでに壊れていることも多いもの。間取りも現代のライフスタイルとは大きくかけ離れたものが多く、キッチンやリビング、洗濯スペースなどを大幅に配置転換する場合がほとんどです。 また1981年以前の旧耐震基準で建てられた住宅が多いため、耐震診断のうえ耐震構造の強化も必要になってきます。 既存の構造を活かして強化しつつ、内装・外装ともに新築同様にするスケルトンリフォームが理想的です。とはいえ、あまりに高額になるのであれば建て替えた方が良い場合もありますので、リフォーム内容や見積もりは慎重に検討しましょう。

築年数が古いほど内装リフォームだけでは危険

水回りや内装リフォームは、見た目や生活しやすさに大きく影響しますが、耐震性など構造上の劣化を防ぐことはできません。雨漏りや地震の被害による建て替えを防ぐには、外壁塗装や耐震強化が必要になってきます。 いまある家に長く住むためには、生活へ直結しない部分であっても、点検・リフォームを適切に行っていきましょう。

部分別にリフォーム費用の相場を知ろう

ここまで築年数にあわせたリフォーム内容と相場について解説しましたが、以下ではより細かくキッチンやリビングなどの部分別に費用相場を解説します。全面リフォームの内訳の参考としてはもちろん、部分的なリフォームを検討している方も参考にしてみてください。

水回りのリフォーム相場

水回りの設備は寿命が15~20年と比較的短く、新しいシステムの登場でどんどん便利になっていくのがポイント。水回りは光沢と清潔感が大切な場所なので、日々のメンテナンスをしつつ、早期リフォームを検討したいところです。

キッチンは70~150万円

毎日立つキッチンまわりは、もっともリフォーム件数が多い場所のひとつ。使い古したコンロ、オーブンの取り換え程度なら30万円程度から可能ですが、場所の変更や最新のシステムキッチンへ変更する場合は100万円以上かかります。 最新でなくても、機能的でおしゃれなシステムはたくさんあるので、50~70万円以上を目安にリフォームが可能です。キッチンは毎日立つ場所なので、利便性をしっかりと計算しつつ、リフォーム内容を吟味しましょう。

ユニットバスは50~100万円

ユニットバスも壁材の交換だけなら15万円程度から可能ですが、フロの入れ替えをする場合は、70万円程度かかることが多いです。また、もとのお風呂場の状態によっては解体費用が高額になり、100万円以上することも。 パネルを明るく変えるだけも雰囲気が変わるので、リフォーム感を得やすい場所としてもおすすめです。

トイレは20~50万円

トイレも便座の交換だけなら10万円程度から可能ですが、便器ごと換えたり、内装も変更したりすると30万円は必要です。また和式から洋式にかえる際、段差をなくす解体工事などをするとさらに高額になります。

洗面所は10~30万円

洗面化粧台の入れ替えや設置、配管の交換だけであれば、10万円程度からリフォーム可能です。クロスや床材の変更もするのであれば、20万円以上は見ておいたほうが良いでしょう。掃除しやすさを優先してリフォームする方も多くいらっしゃいます。

居室のリフォーム相場

居室のリフォームは設備変更や配管交換の必要もなく、壁紙・床材や間取りの変更が基本です。壁紙・床材の変更だけであれば5~30万円で済みますが、間取りの変更があると30万円以上は見ておいた方が良いでしょう。 近年流行りの和室→洋室リフォームは、畳の貼り替えだけなら10万円から、壁材や建具の変更があれば30万円程度かかる場合が多いです。

リビングは30~100万円

壁紙や床材の変更だけであれば5万円程度から出来ますが、和室から洋室への変更、2部屋を1部屋へ変更する場合などは30万円以上かかる場合がほとんどです。床材は既存の床のうえ合板を貼り付けるのがもっとも安く、流行の無垢材などは高額になります。

ダイニングは20~70万円

ダイニングはキッチンやリビングの導線整理のため、若干の間取り変更をする場合が多いですが、大掛かりな変更は少なくクロス・床材の貼り替え程度になる場合もあります。 リビングとの間にある仕切りをなくしたい、といった構造上の変更を希望する方は、30万円以上で見積もった方が無難です。

寝室は10~50万円

寝室は大掛かりな変更が少なく、収納スペースの調整やクロス・床材の変更が主なリフォーム内容になります。電飾を変えるのに配線工事等が必要になってくると、総額20万円以上はかかるのが一般的です。

玄関・外回りのリフォーム相場

玄関や外壁・屋根のリフォームは素材による価格差が大きいですが、外構(エクステリア)や駐車場はレイアウト変更も含めた大掛かりなリフォームになることも。費用を抑える目的では、耐久性と機能性を重視した素材選びが大切になります。

玄関は10~30万円

玄関のリフォームは、メインのドア・床材の変更で10万円から、防寒目的で玄関と廊下に仕切りをつくるようなリフォームは20万円以上かかる場合が多いです。 玄関まわりのバリアフリー工事などが入るとさらに高額になるので、費用を抑えるにはポイントをしぼったフォームが大切になります。

外壁は50~150万円

外壁リフォームは施工面積が広く、素材によって金額も大きく変わります。費用の内訳も材料費+人件費+足場工事といった具合に項目が増え、大掛かりな工事になるので、最低でも50万円は見ておいたほうが良いでしょう。 ひび割れ修繕だけであれば3~20万円程度で済む場合もありますが、長期的な目線で考えれば、壁材の入れ替えをした方が得になるケースが多いです。

屋根は50~150万円

屋根のリフォームは、塗装直しと屋根材の変更の2種類に大きく分けられます。塗装直しだけであれば、足場を組む必要がない場合も多く、20万円程度から可能です。 屋根を張り替える場合は足場工事なども必要なので、50万円以上は見ておいた方がよいでしょう。もし、外壁工事も一緒にやるのであれば、足場組みが一度で済むので、総額をおさえることができます。

外構(エクステリア)は50~150万円

外構工事はレイアウトを変更する大掛かりな工事になることが多いため、費用も高額になりやすいのが特徴です。フェンスやブロック塀の設置、スロープ工事の有無によって50万円以上違います。 フェンスやブロック塀も家全体を囲うのか、門扉周りだけなのかによって予算が大きく変わるので、都度確認しながら調整しましょう。

駐車場は30~100万円

駐車場やガレージ工事も、シャッターや屋根の設置・玄関への導線整備によって大きく費用が変わります。とくに自動開閉式のカーポートなどは高額になりますので、実用性を考慮しつつ、予算オーバーしないように注意してください。

追加リフォームの費用負担に気を付けよう

リフォームの見学にいったとき、ついついコンセントや壁の位置に注文を付けてしまい、あとで数十万円の追加請求をされるケースが数多くあります。現場にいる職人や監督たちもよかれと思って施工した結果、あとで問題になる場合が多いので注意しましょう。 どうしてもプランを変更したい場合は、必ず見積もりをとって変更することをおすすめします。また相場より少し高額になりがちですが、大手ハウスメーカーなどでは定額制で請け負う場合もあるので、不安な方は最初から定額プランなどを利用するのも良いでしょう。

リフォーム業者は大手ほど高額になる傾向

リフォーム業者は大きく「地元工務店」・「中堅リフォーム会社」・「大手リフォーム会社」の3種類に分かれ、業者選びによって費用やクオリティに大きな差が出ます。以下では3種類それぞれのメリット・デメリットについて解説しますので、選ぶときの参考にしてみてください。

地元工務店は低価格と距離感の近さが魅力

社長さんや責任者との距離感が近い地元工務店は、自社で施工し、中間手数料などの無駄がないので、低価格でリフォームできたり、担当者と距離感が近いので、仲良くなれば融通を聞かせてくれたりする可能性もあります。 ただし、得意分野の有無やパッケージ化されていないためにクオリティにバラつきがある場合も。しっかりと施工物件の実例や口コミを確認しつつ、信頼できる業者なのかを確認することが大切になります。 コミュニケーションに自信があり、具体的なリフォームイメージがある方におすすめです。

中堅リフォームは提案の豊富さが魅力

中堅リフォーム会社ではとにかく案件確保が優先される傾向が強いため、担当者がたくさん提案をしてくれるのがメリット。自分ではイメージしていないプロ目線での提案をもらえるときもあります。また価格についても複数業者との見積もり比較をすることで、交渉できる場合が多いです。 ただし、営業担当者と現場側のつながりが薄い場合も多く、施工に問題があることもしばしば。また営業や現場費などあらゆる予算をギリギリまで削っている場合もあり、途中のプラン変更で高額請求を受けやすい面もあります。 たくさんのプランを検討しつつ、費用を抑えていきたい方におすすめです。

大手リフォームはやはり安定感とネームバリューが魅力

大手リフォーム会社では、パッケージ化された安定感と圧倒的なネームバリューが魅力です。また比較的余裕をもった予算組みをしている場合も多く、プラン変更なども追加費用を抑えてくれる会社が多いです。 一方、パッケージ化されているため個性がでにくく、もともとの予算が高額になりやすいのがデメリットになります。ある程度おまかせで依頼したい場合などには、おすすめです。

補助金・減税を申請してお得にリフォーム

間取りの変更などをする大規模なリフォームでは、仮住まいへの引っ越しが必要になる場合がほとんど。そのため、リフォーム工事期間中の家賃や、引っ越し初期費用の確保が必要です。 引っ越し業者にいたってはリフォーム前とリフォーム後の2回依頼することになるので、忘れずに予算組するようにしましょう。 荷物をすべて持ち出すようなリフォームの場合は、仮住まいや引っ越し費用で総額100万円近く場合もあります。荷物を余った部屋へ置いておける場合は、マンスリーマンションなどで抑えることもできますが、ほとんどの場合10万円以上かかりますので注意が必要です。 またリフォーム後に家具家電を入れ替えたい場合は、数十万~数百万円の予算が必要になります。リフォームローンとは別に資金が必要になりますので、しっかりと資金を確保しておきましょう。

安くお得にリフォームするには、国や地方自治体の補助金・減税制度を利用することが不可欠です。とくに補助金については、条件を満たせばある程度見通しが立つものなので、各地方自治体の補助金制度などはしっかりと確認するようにしましょう。 減税制度には、 ・住宅ローン減税 ・所得税控除 ・固定資産税控除 ・贈与税の非課税 などがあります。ほとんど毎年のように制度の条件が変わるので、必ずリフォームの施工・完成時期などを考慮して確認するようにしましょう。

リフォーム中の仮住まい&新しい家具家電の費用を忘れずに

間取りの変更などをする大規模なリフォームでは、仮住まいへの引っ越しが必要になる場合がほとんど。そのため、リフォーム工事期間中の家賃や、引っ越し初期費用の確保が必要です。 引っ越し業者にいたってはリフォーム前とリフォーム後の2回依頼することになるので、忘れずに予算組するようにしましょう。 荷物をすべて持ち出すようなリフォームの場合は、仮住まいや引っ越し費用で総額100万円近く場合もあります。荷物を余った部屋へ置いておける場合は、マンスリーマンションなどで抑えることもできますが、ほとんどの場合10万円以上かかりますので注意が必要です。 またリフォーム後に家具家電を入れ替えたい場合は、数十万~数百万円の予算が必要になります。リフォームローンとは別に資金が必要になりますので、しっかりと資金を確保しておきましょう。

リフォーム内容をよく検討して予算を考えよう

リフォームは施工内容によって費用が数百万円単位で大きく変わります。リフォーム会社もある程度は希望予算に応じてプランニングしてくれますが、依頼者にはたくさんお金を使ってもらいたいのが本音です。 そのため、自分自身で必要なリフォームを見極めて、適切な予算組みができるように気を付けてください。予算管理が不安な方は、最初から「〇〇万円で出来る範囲で」と強く要望して、がっちりと予算を決めてしまうのもひとつの方法です。 ある程度予算に余裕がある場合は、プラン変更にも対応できるような予算組にしましょう。 適切なリフォームで、支払いもその後の日々の生活もスムーズなものにしましょう!

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