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iemiru コラム vol.388

【連載】20代夫婦、夢のマイホームを建てる(~着工まで)Vol. 1

家作りのきっかけ

ありがちですが、私たちが本格的に家作りの検討を始めたきっかけは、長男の出産です。当時、夫婦で深夜残業の多いブラック企業に勤めていましたが、妊娠を機に夫は転職、私は退職し、生活ががらりと変わりました。夫の新しい勤め先は転勤のほぼない企業だったので、子育てや教育環境を考えて、家の購入について本格的に考えるようになりました。都内にはファミリー向けマンションも多くありますが、夫も私も郊外の戸建で適度な自然に囲まれて育ったことから、都会のマンションで子育てをするイメージがわかず、一度きりの人生、どうせなら家を建てよう!と決意しました。

決めたはいいものの、何から始めればいいのかさっぱり。住宅展示場の広告はよく目にしますが、住宅ローンの知識もなく、ハウスメーカーと工務店の違い、土地や建物の相場なども分からない私たちには展示場なんてまだ早いのでは…?と考えていました。 何よりも、ものすごい勢いで営業されるのでは?!と身構えてしまい、なかなか踏み出せずにいました。私は育児の合間に検索魔になりましたが、誇大広告が混じるインターネットの世界では何が正しく間違っているのか判断がつかず、調べれば調べるほど混乱したことを覚えています。

ライフプランを考える

ただ、どのサイトでも『最初に』と紹介されるのがライフプランを考えることです。そもそも今の仕事を続けていって夫婦で5000万と言われる老後の必要資金が貯まるのか、教育費を十分にかけるには子どもは何人までか、など根本的な部分も把握できていなかったので、よい勉強になりました。(結果、私も10年は仕事を辞められないことが分かりました…当たり前ですね…。)専業主婦時代に少しかじった程度のFPの勉強が役に立った唯一の瞬間です。 ライフプランをたてるメリットは、現実的に借りられる金額が分かる以外にも多くあります。そのうち一番のメリットは、「家庭の意思をもてること」、つまり夫婦で人生観や価値観のすり合わせをすることにより、家庭として優先すべきことが明らかになることです。 私たちはライフプラン作成の過程で、「子どもは2人、4歳差以内で産みたい」・「子どもたちはなるべく公立に進学してほしいが、意思があって私立に進学したいときは支援できるように準備したい」・「短期でも留学などの経験させたい」などといったずっと先の事まで具体的に話し合いました。(もちろん実際にその通りにはなりませんので、何パターンか作成しました。)

また、年収や年齢など同じ条件の家庭であっても、価値観によって家にかけるお金は大きく変わります。 たとえば「旅行が好き」・「お金のかかる趣味がある」というような、日常より非日常体験にお金をかけたいご夫婦であれば、家は衣食住最低限の設備(たとえば建売など)にして、少しでも費用を削って無理にお金をかけることはないと思います。 逆にあまりお金のかかる趣味がなく、「非日常体験よりも日常を少しでも快適に過ごしたい」・「暮らし方をこだわりたい」、というご夫婦なら注文住宅にするなど、少し家にお金をかけてもよいと思うのです。 我が家の場合は後者でした。特に趣味というものもなく、日々子どもが成長していく姿を少しでも暮らしやすい環境で丁寧に見守りたいという思いから、家には(無理のない範囲で)お金をかけよう、という「家庭の意思」を定めることができました。

夢が膨らむモデルハウス・イベント

そんなある日、出先で住宅関係の雑誌が目に入り、面倒くさがりの夫が珍しく手にとったので購入しました。ちょうどその頃息子は1才半、立ち上がって歩きまわるようになり1LDKの賃貸の限界を感じていました。若い夫婦が家を建てる特集が組まれており、まんまと戦略(?)に乗せられ、週末には雑誌を発行している会社の相談カウンターへ足を運んでいました。 ライフプランを予め話し合っていたことから、アンケート記入もさくさく進み、その内容からアドバイザーのお姉さんが何件かのハウスメーカー・工務店へ面談の設定をしてくれるとのことでした。まずは3~4件とのことだったので、私たちは大手ハウスメーカー3件と、購入した雑誌で気になっていた工務店1件との面談設定をお願いしました。 カウンターでは、それぞれの会社の予算ランク、特徴の比較をしてくださるので勉強になりました。(実際に施工会社をまわり始めると、自社のよいところの説明のみで、他の工法などとの優劣など比較はあまり聞くことができませんでした。) 面談は、1か所の住宅展示場内で1日に複数社まわれるように調整してくださったので、1か月ほどで全ての面談を終えることができました。まわって感じたのは、営業担当の方も私たちの希望と自社との相性や受注の現実性を見極めながら面談されているということです。(そのため、どことは言いませんが、きっと見込低めにみられているな、という印象を受けることもありました。) 面談をした中で、「一番モデルハウスの雰囲気が希望と近かった会社」・「営業の方の説明が非常にわかりやすく好感が持てた会社」とは継続して2回ほど面談し、土地を探してもらいつつ簡単なプラン・見積を作成してもらいました。 そのうち1社には住まい関連のイベントも勧めていただき、参加しました。マンションを多く施工するその会社が売りにしている住宅設備をまとめて見学できたり、無料で間取り作成ソフト(買うと高い!)をもらったりと、とても良い経験をさせてもらいました。

とても順調に進んでいるようですが、スムーズなのはここまで。このあと、誰もが苦労する(であろう)問題に早々ぶつかることになります。この続きは次回に。

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