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iemiru コラム vol.435

【連載】夫婦で叶える理想の家づくり vol.4

貯金も勤続年数も足りず…

いくつも内見をして、やっと気に入った物件を見つけて申し込み完了!
長かった家探しも遂にひと段落!と思ったのですが…そう簡単ではありませんでした。
申し込み後に銀行の事前審査というものをしたのですが、これがとにかく大変でした。
大変だった理由は2つあったと思います。
一つは「私たち自身のお金や勤続年数など」の問題。
もう一つは「購入した不動産屋さん」の問題。

実はこの物件、売主物件といって仲介業者さんを経由せずに購入することができる物件でした。
売主物件には仲介手数料が掛からないという大きなメリットがあります。
仲介手数料は↓の速算式で計算ができます。
売買金額が400万円を超える場合=【売買価格×3%+6万円+消費税】
私たちの購入した物件で仲介手数料を支払った場合、100万円を超える金額になります。
売主物件で探していたわけではなかったのですが、気に入った物件がたまたま売主物件だったのです。
思わぬところで100万円を超える手数料が節約できたので、本当にラッキーと思っていました。 この売主さんは工務店さんで、セールスという感じがなくて家の良いところ・悪いところを率直におっしゃってくれてとても信頼のおける方でした。
ただ、仲介業者の営業の方のように親切丁寧に銀行を紹介してくれたり、ローンの書類を用意してくれたり、書き方を教えたり…ということは一切なかったのです。
売主さんにお支払いするのは物件代金だけで、仲介手数料をお支払いするわけではないので当然ですよね。
慣れない仮審査の申込に悪戦苦闘しつつも、いくつかの銀行に申込書類を送りました。最初に仮審査が通った銀行では、なんと2%を超える金利を提示されました。
世間ではマイナス金利・ゼロ金利政策と騒いでいる時に、まさかの提示。
せっかく手ごろな物件を見つけたのに、金利が高いために月々の支払い予定も予算を完全にオーバーでした。 その他の銀行も頭金を何割か用意する必要があったり…。やっぱりこのタイミングで家を買うのはどうなのかなと、あきらめかけていました。

それでもなんとか!

そんな中、たまたま参加した食事会で友人から『労働組合に入っている人だと労働金庫が良いみたいだよ』という話を聞きました。

夫の勤める会社に労働組合はあるものの夫は入っていませんでした。
でも加入することはできるので、ダメ元で労働金庫について調べてみました。
まず驚きだったのは銀行と違って営利を目的としていないということです。(労働金庫のホームページには【はたらくなかまのくらしのお役に立つこと】が目的と書かれてありました。)
さらに労働組合に入っていなくても生協の組合員でも利用可能とのこと、CO・OPなら毎週利用しています。 私たちは早速、労働金庫のローン書類を取り寄せしました。
そして結果、2%よりグッと低い金利で仮審査を通ることができました。
月々の支払いも無事に予算の範囲内に収まり、私たちは労働金庫で住宅ローンを組むことに決めました。
労働金庫は都市銀行と比べるとATMなどもあまり見かけないので馴染みがない方も多いと思いますが、ATMが少ない分なのか労働金庫は土日や時間外も手数料無料で引き出しのできるコンビニがあったりするので意外と使い勝手も良いですよ。
私はいつも近所のコンビニのATMを利用しています。

購入前と購入後のお金の話

私たちは貯金も少なく勤続年数も短い状態で住宅ローンを組んだので、お手本となるような家の買い方ではなかったと思います。
ただそんな私たち夫婦でも、労働金庫のおかげで比較的低い金利で住宅ローンを組めたので、購入前と購入後で月々の支払いの負担はほとんど変わっていません。
購入前、私たちは賃貸マンションに住んで月々家賃を支払っていました。月々家賃を支払いながら頭金を貯めて購入するということも考えていなかったわけではないのですが、やっぱり頭金を貯めるより先に購入してしまって良かったなと思います。
月々の家賃と同じくらいの金額で住宅ローンの返済ができるというのは大きなメリットだと思っています。
支払って終わりの家賃と違い、住宅ローンは購入した物件の代金の返済です。購入した場合には家が資産として残ります。
もちろん、月々の支払い金額が少ないのは現在の低金利のおかげです。
私たちは、「変動金利」で住宅ローンの契約をしているので、いつまでもこの低金利が続く保証はなく、将来金利が上がることもあると思います。
金利が上がった時に頭金を入れていない分、住宅ローンの残金が多くて大変になるのでは…という心配をしたこともあります。
ただ、この心配に関しても、家賃と住宅ローンの月々の支払い金額がほとんど同じなので、頭金を貯めるつもりで繰り上げ返済の貯金をしようと考えました。
家賃を支払っている時はあまり貯金ができなかった私たち夫婦ですが、住宅ローンのプレッシャーからか不思議と貯金できる夫婦に変わりました。
優等生な買い方ではないかもしれませんが、なんとかうまくいっています。

vol.5はこちら

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