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iemiru コラム vol.453

二世帯住宅の失敗談!みんな何に悩んでる?事前に知って対策を立てよう!

二世帯住宅は最初の話し合いが肝心!

親世帯にも子世帯にもメリットの多い二世帯住宅。近年は、夫婦共働きの家庭が増え、親世帯と同居しながら助け合って暮らしていく家庭も増えているようです。ただ、やはり年代の違う家族が同居することで起こるトラブル話も聞きます。 そこで今回は、二世帯住宅で起こりがちな失敗談、そしてそれに対する対策についてまとめてみました。二世帯住宅を建てる前にぜひ、この記事を読んで参考にしてみてください。

二世帯住宅では曖昧は禁物!

二世帯住宅で起こるトラブルには、いろいろな種類がありますが、その多くに共通するのが「曖昧にしなければ良かった」という後悔です。どんなに話しにくいことでも、二世帯住宅の場合は、曖昧にしてしまった方が大きなトラブルに繋がることが多いからです。 例えば、お金に関して、騒音に関して、共有部分に関して、生活スタイルに関して、一緒に住み始めてからトラブルになりそうと思える部分については、もやもやした気持ちを残さずに、思い切って話し合える関係性こそが大切だと言えるでしょう。

関係を壊さないためにルールを決めよう!

二世帯住宅での失敗を防ぐために非常に有効なのが「ルールを決めること」です。先ほど記載した部分についても、予めルールを決めてしまえば、相手がどんなことに不満を持つのかがわかるため、相手世帯も注意しようという気持ちが働くでしょう。 年代が大きく違う者同士が一緒に暮らすということは、それぞれが「当たり前」と思っていることが、相手世帯にとっては当たり前ではないことが多いものです。そういった点が二世帯住宅の難しいところと言えます。 事前に「こうして欲しくない部分」「こうして欲しい部分」を全て話し合って、ルールを作ることで、良好な関係の二世帯住宅を築くことができるでしょう。

二世帯住宅の失敗が多いのはどんなスタイル?

では、ここからは具体的に二世帯住宅の失敗例をチェックしていきましょう。

こんな点に注意!スペース別のお悩み

最初に、二世帯住宅ではどのようなスペースでどんな悩みが起こりやすいのかをご紹介します。

玄関

親世帯
● 子世帯の靴で玄関が溢れてしまう
● 遅くに帰ってくる時の玄関の音で目が覚めてしまう
子世帯
● 玄関が同じだと郵便物を全部見られてしまうのが気まずい
● 子供と出かける時に行き先を聞かれるのがストレス

お風呂

親世帯
● 子世帯がお風呂に入るのを待たないといけないので不便
● 寝室近くにお風呂があるので、夜遅くの入浴音が気になる
子世帯
● 手早く入浴を済ませたいのに親世帯の入浴が長い
● 何度もお風呂を沸かすので光熱費がかかる

トイレ

親世帯
● 二階にあるトイレにいくのが不便
● 子世帯のトイレが長く困る時がある
子世帯
● 臭いが気になってしまう
● 親世帯が気になってゆっくりトイレができない

洗面所

親世帯
● 子世帯が散らかしたままだったり、抜け毛が気になる
● 朝の時間に大渋滞になる
子世帯
● 洗面所が混むため、2つ設置すれば良かった
● お風呂に入ろうと服を脱ぐ時に親世帯が入ってこないか気になる

リビング

親世帯
● 子世帯がよく友達を呼ぶのでゆっくりくつろげない
● 寝室の真上にある子世帯のリビングでの騒音が気になる
子世帯
● 見たいテレビが見られない
● 親世帯がいると話しかけられて作業が進まず、色々な家事が遅くなってしまう

キッチン

親世帯
● 子世帯があまり掃除をしない
● 冷蔵庫が一緒だと食べるものにも気を使う
子世帯
● レトルトなどを使うとあれこれ言ってくる
● 食の好みや味付けも違うので気を使う

やはり、お互いの生活スタイルや時間帯の違いが、相手世帯にストレスを与えているケースが多いようです。こういったトラブルは、事前に相手世帯の生活時間帯やスタイルを理解しておけば、ある程度対応できる問題と言えるでしょう。

言いづらいことほど不満の原因に!音や費用、プライバシーの悩み

費用面

親世帯
● 費用をほとんど出したが、もっと責任意識を持ってもらいたかった
● 使う時間帯にムラがあるので、光熱費の割り方が不満
子世帯
● 日中家で長く過ごすのは親世帯なのに、光熱費が折半なのが不満
● 年金生活が苦しいと生活費を入れる額が当初より減った
● 親世帯が費用をほとんど出したので、いろいろな希望を言い出せなかった

親世帯
● 2階の子世帯の生活音が響いてストレス
● 生活時間帯が夜遅いので、騒音が気になる
子世帯
● 親世帯に気を使って夜遅くはお風呂に入れない
● 耳が遠い親世帯のテレビの音が大きすぎる

プライバシー

親世帯
● お風呂と脱衣所が共有なので、鍵をつけておけばよかった
● 完全同居なので、プライバシーがほとんど守られないのがストレス
子世帯
● 生活音が聞こえているので、休日は朝遅くまで寝ているのかと思われそうで気になる
● 扉一枚ですぐに入ってこれるので、鍵をつけておけばよかった

二世帯住宅を失敗しないポイントとは?

デメリットも多い二世帯住宅ですが、失敗しないためには、いくつかのポイントがあります。実際に、良好な関係を築いている二世帯住宅では、どのような共通点があるのでしょうか?さっそくチェックしてみましょう!

事前にルールを決めている

上手くいっている二世帯住宅に共通しているのが、事前にしっかりルールを作ってそれをお互いに守っているという点です。具体的なルールを見ていきましょう。 ● 光熱費の負担割合を定額で決めておく
● ご飯前におやつをあげないように親世帯に言っておく
● 完全同居の場合、掃除当番を決めておく
● ローンの金額は、きちんと面積で割っておく
● お互いの外出をあれこれ言わないよう決めておく
● 収納部分は、どちらがどこを使うのかで分ける
● キッチンを使った時の収納場所や使い方を共有しておく
● 入浴時間を決めておく
このルールを決める際に一番大切となる点は、あとで話しづらい金額に関することも全てしっかり話し合うことです。 このルール作りの際に曖昧にしてしまうと、後々トラブルの原因になってしまうため、大きなチャンスと思って、思っていることは全てクリアにしておきましょう。

不動産屋にそれぞれの本音をしっかり伝える

不動産屋にしっかり本音を伝えるということも重要です。そのためには担当者選びもが大切になります。やはり、相手世帯も一緒に打ち合わせをしている時は、言いたい本音が言えないこともあるでしょう。 二世帯住宅のトラブルを熟知している担当者の場合、親世帯、子世帯で別々の打ち合わせ時間を作ってくれることもあります。また、そこで聞き出した本音を、上手に相手世帯に伝えて、上手くバランスを取る技術や経験も必要です。 出来れば、二世帯住宅の担当を長く経験している人にお願いできないか相談してみると良いでしょう。

どんなに仲良くても必ずプライベート空間を作る

どんなに仲が良いと思っていても、実際に一緒に生活してみないとわからないことはあります。そのため、相手世帯に干渉されないそれぞれのプライベート空間を設けておくことをおすすめします。 ストレスや不満が溜まっても、逃げ場となる空間があれば、落ち着いて判断することが出来るかもしれません。 また、完全分離型の二世帯住宅にする場合も、内側に自由に行き来できるドアがあると、結局気になってしまうという声も聞かれます。その場合は、事前にドアに鍵をつけておくなど対策すると良いでしょう。

二世帯住宅には適度な距離感が大切!

失敗談をお伝えしてきましたが、しっかり距離感を保ち、ルールを作っておくことで多くのメリットも得ることが出来るのが二世帯住宅です。 事前にお互いの本音をクリアにしておくことで、後から後悔しないような対策を立てることも可能なのです。親しい仲でも、適度な距離感を保ちながら、楽しく生活できる二世帯住宅が作れると良いですね!

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