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iemiru コラム vol.457

のどかな海辺の農村暮らし/香川県・豊島『ウミトタ』

住まいを取り囲むさまざまな風景を切り取る窓。庭や街路樹など、季節や天候によって表情を変える姿は、目にも楽しいもの。
そんな窓から見える景色を存分に楽しめる宿が、2018年4月、瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島・豊島の海岸沿いにオープンしました。

豊島(てしま)は、香川県小豆郡豊島小豆島西部に浮かぶ人口約800人の島。
金色に輝く棚田は、豊島の秋の風物詩となっています。

窓の向こうには何が見える?

施設名の<ウミトタ>は文字通り、海と田んぼの真ん中に位置する立地に由来。
築44年の日本家屋をリノベーションした二階建ての造りで、全体のディレクションは、ファッションブランド<ミナ ペルホネン>デザイナーの皆川明氏。
設計は、建築やインテリアデザインなどを手がける<シンプリシティ>の緒方慎一郎氏が担当しています。

立ち位置によって変わる水平線。対岸には岡山を望む。

さざ波模様のカーペットとサンゴ柄のクッションは<ミナ ペルホネン>製。

壁にもたれかかってくつろげる海をイメージした屋根裏空間。

ごろんと横になりながら外を眺められる寝室の小窓。

『古来より、棚田と海岸はなだらかにつながっていた』。
緒方氏によるこのような想定のもと、海側・山側の両サイドを見渡せるガラス戸のエントランスや、広々とした気持ちのよいウッドデッキが設置されています。 視線の高さによって景観が変わる窓のプランは、以前から親交があったという二人の話し合いの中から自然に生まれたそう。基礎は以前からの梁や土壁の風合いを生かしつつ、耐震補強のための柱を導入。角に丸みを持たせた漆喰の間仕切りにより、全体にやさしく洗練された印象に仕上がっています。

海へと続く鎧張りのエントランス。

皆川明氏の選書によるライブラリ―空間。お気に入りの一冊を選んで。

ライブラリ―の窓辺に置かれたバイオエタノール暖炉<エコスマートファイヤー>。寒い日の夜は炎を眺めながら過ごせる。

異素材を巧みに組み合わせたトイレの洗面。

木や漆喰のあたたかみが感じられる洗面室。

一軒家で体験する特別な島時間

ほかにも、アワビの貝殻で装飾した外壁をはじめ、希少な豊島石を採用したバスルームなど、このロケーションをあえて望んだゲストをもてなす工夫が随所に。

ヒノキの鎧張りを施した外構。螺鈿を思わせる建物の外壁は、西日に照らされると輝く。

外壁に埋め込まれたアワビの貝殻は約1万枚!

額縁絵のようなバスルームの窓。スイッチひとつで曇りガラスになる瞬間調光ガラスを使用。

例えば、<ミナ ペルホネン>のファブリックと豊島石を贅沢に使用した一階のダウンフロアリビングは、視覚効果で空間がより広く見え、ついウトウトしてしまうほどの心地よさ。また、海をイメージした二階の屋根裏スペースで、心ゆくまで青の世界に浸るのもいいでしょう。

框や床材に希少な豊島石を採用したダウンフロアリビング。

傾斜した壁や背もたれのようなカーペットがリラックス感を誘う。

『暮らすように泊まる』というコンセプトだけに、島の暮らしを疑似体験できる仕掛けも、この宿の魅力のひとつ。土鍋などの調理器具を一式揃えた本格的なキッチンが備えられ、連泊時に自炊を楽しみたい場合は、食材調達の相談もできるそう。

家族団らんのひとときを過ごせるマイホームのようなダイニング。

モリソン小林による植物のシャンデリアは、夜になると壁に影絵を映し出す。

<ウミトタ>の刻印入り包丁。『暮らすように泊まる』ためのキッチン道具一式が取り揃えられている。

広々としたウッドデッキは、アウトドアリビングとして多目的に利用できる。

さらに夕食会場となる『海のレストラン』併設の畑では、季節により野菜の収穫体験ができるほか、タイミングが合えば、田植えや稲刈りを体験することも可能。もちろん、散歩中に摘んだ花束をダイニングの花瓶に飾るなど、マイホームのような使い方もOK。
ゆるやかに流れる島時間の中で、あなたならどんな滞在をしてみたいですか?

ウミトタ
【住所】香川県小豆郡土庄町豊島家浦423-2
【電話】0879-68-3386(C・H・Cサークルハウスコーポレーション)
【料金】全1室。最大6名まで宿泊可。夕朝食付き5万円+1名につき1万5000円。
【営業】宿泊は金・土・日曜のみ
【交通】家浦港より車で5分(送迎あり)

写真/池田理寛

※この記事はフリーマガジン『iemiruPLUS』の連動企画です。

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