【連載】後悔したくない!わたしの家づくり体験 vol.3

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ウキウキの間取り決めから着工、完成まで


前回のテーマでは、難航した土地探しからやっとの思いで運命の土地に出会えたところまで書きましたが、ここからはついに間取り決めです。

何を隠そう、私は小学校低学年の頃から、裏の白い新聞折り込みチラシを見つけては妄想の家の間取り図を書いて喜んでいるような子供でしたので、まさに「待ってました!!!」の心境です。 今回はそんな間取り決めの打ち合わせから完成までのお話をしたいと思います。

えっ!?打ち合わせ、たったの2か月!?

土地が決まったのが9月の末でした。建築条件付きの土地でしたので、地元の工務店にお願いすることは決まっていました。

その工務店の担当者が言うには、年内に着工して基礎を打ち、年末年始の休みの間にコンクリートを乾かすのが理想的とのことでした。理想を言えば、1か月程乾かすのが理想とのことでした。恥ずかしながらコンクリートが乾くのにそんなに時間がかかることを知らなかった私は、この時とても驚いたのをよく憶えています。

それならば早く間取りを決めるに越したことはないと思い、すぐに打ち合わせを開始したのでした。間取りが決まっても着工までには審査があり時間を要するので、年内着工ということは、2か月強で間取りを決めなければなりません。この期間は毎週末、家のことで動いていたと思います。

週末に設計事務所に打ち合わせに行き、平日はメールでのやり取りをしました。打ち合わせのない週末はキッチンや浴室等の、間取りに関係のあるものを見に、ショールームに通いました。 この期間はとにかく忙しかったです。

話が横道に逸れますが、私はこの工務店にお願いして良かったと思っています。そして、とても感謝しています。値段的には大手のハウスメーカーとさほど変わらず、どちらかというとネームバリューを好む私は、建築条件付きということに初めは少し落胆していました。ところが、この工務店は、我儘な私の要求にほとんど対応してくださいました。建築現場を見に行って、少しでもイメージと違っていたら口を出すという、鬱陶しい客だったとは思いますが、いつでも真摯に対応し修正してくださいました。

そして話をしていくうちに、私の好みを把握してくださり、壁紙や床材のお勧めを教えてくださいました。さらに、様々なことにこだわりたい私たちは、キッチンやお風呂はもちろんのこと、ドアや洗面ボウルや床材や幅木に至るまで、何でも自分の目で確認してから注文したかったのでショールームに足を運びました。決定するまでその箇所の工事を待っていただくこともありました。今でも、大手ハウスメーカーで建てた友人たちにそんな話をすると、とても羨ましがられます。これらは全て、工務店だからこその距離感であり、柔軟性だと感じています。

家族の団欒を軸にした間取り

私たちがどんな間取りにしたかというと、簡単にいうとリビングを重要視した間取りです。1階に大きくLDKをとりました。1階はLDKとトイレのみです。

リビングを広くし、家屋全員が顔を合わせても狭く感じないようにしました。どこにいても家族の気配を感じられるように、キッチンやパントリーを含めほぼ長方形の形にしました。

第1話でも書いたように、私たち夫婦には、たくさんの友人知人に遊びに来てほしいという思いがあります。複雑な形の空間ではなく、ただの長方形にすることで何組かが同時に遊びに来ても対応することができるようになりました。

広さも重要ですが、「見渡しの良い形」というのも非常に重要だと思います。 反面、各自の個室は狭くしました。居室よりもクローゼットを大きくとり、狭いながらもいつでもすっきりと片付いているように見えます。結果的に娘が2人になったので、クローゼットの広さをとれるだけとっておいて良かったです。

その他は、設計士さんとの打ち合わせで毎回目から鱗の素晴らしい案を出してくださったので、そのまま採用した箇所が多いです。

地鎮祭・上棟式…どんなものかわかるはずもなく…

無事に間取りが決まり、いよいよ着工!というところで疑問がわいてきました。それが地鎮祭や上棟式です。

地鎮祭とは、建築前にその土地を清め、氏神様に土地を利用させてもらうことの許しをいただく儀式です。 恥ずかしながら私は地鎮祭の意義すらわかりませんでしたし、最近ではやらない施主も多いと聞くので、特にやる必要もないかなと思っていました。ところが、そのことを実家の家族に話したら元大工の祖父が激怒しまして、地鎮祭の大切さを懇々と語って聞かされました。それで、地鎮祭を執り行う運びとなりました。

地鎮祭は施主と施工者それぞれで用意するものが多くありましたし、初めての事でしたので工務店の担当者や祖父に教えを乞いながら進めました。 そして上棟式は、棟上げ後に、棟上げを感謝し喜び、主に施主が職人さんをもてなすお祝いの意味が大きいです。地域によって大きく違うので、その地域をよく知る人に確認すると良いでしょう。

私たちは、上棟式はやりませんでした。棟上げされた当日は平日だったので夫は仕事を早く切り上げて帰ってきて、職人さん達の仕事が終わるくらいの時間にご祝儀とお酒を持って行ってお渡ししました。

今は、どちらもやらない人が多いと聞きました。私も当初はそうしようと思っていましたが、祖父に言われたように、やらなければならない理由を知ってしまうとやらない選択肢は消えました。この先この家に何十年と住む間に何かが起きて、その度に地鎮祭をやらなかったから…と後悔するくらいならやってしまった方がすっきりします。

他の会社では式について取り決めがあるのかもしれませんが、私のところは何もなく、まさに施主任せでした。個人的には、やらないよりはやった方が良いのではないかと思います。

ご近所さんへのご挨拶も忘れずに

絶対に忘れてはならないのがご近所さんへのご挨拶です。 私の場合、着工前・完成前・引っ越し後と3回ご挨拶に伺いました。

着工前には「○月○日から工事をします。だいたい○月○日までの予定です。」、完成前には「○月○日に完成の予定です。○月○日に引っ越しの予定です」、引っ越し後には「引っ越してきました。これから宜しくお願い致します」とご挨拶をしました。毎回、騒音やトラックの出入りでご迷惑をおかけしていることをお詫びしました。ご近所7件を回りました。

ご挨拶の時に持っていく品に悩んで、確かラップやジッパー付保存袋やお米をお渡ししたと思います。引っ越しの時のご挨拶では、「ずっとおそばに」という意味で蕎麦をお渡しするのが多いことは知っていましたが、私の夫は重度の蕎麦アレルギーでして、もし同じようにアレルギーの方がいたら大変だと思い、お米にしました。パッケージにはご挨拶文と家族全員の名前を印刷してもらいました。一般的にこれが正解かどうかはわかりませんが、後に何人かのご近所さんに「あれは良かった!」と言っていただけました。

これ以外にも、お会いした時にはこまめにご挨拶をしておいたので、引っ越してからそこのコミュニティに馴染むのに時間はかかりませんでした。 今後何十年も住む土地です。住む前からの印象を良くしておくに越したことはないと思います。

カタチになっていく感動

棟上げが終わり、ご近所さんへのご挨拶も終わり…ここでやっと一段落つきました。 建築中もやらなければならないことは山のようにあるのですが、基礎ができて、棟上げされて、壁ができて…とひとつひとつ進んでいくうちに、「いよいよ思い描いていた家ができるんだなぁ」という興奮と感動を覚えると同時に、今まで以上に「家族」を作り上げていく覚悟が決まりました。 家が形になっていくということは、家族が形になっていくことなのかな、と思います。

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この記事のライター

ライター/denco(34歳)5歳と2歳の娘を持つ母。現在は専業主婦で2人の娘の世話と家事に追われる毎日だが、アウトドア大好きなため、現在キャンプ道具を揃え中で毎週キャンプに行くことを夢見ている。

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