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iemiru コラム vol.471

ペットに優しい家づくり「ネコ編」!快適に暮らすためのアイデアをご紹介

2017年のペットフード協会の発表によると、全国にいるネコの数は約953万匹となり、犬の約892万匹を超える人気ぶりが発表されました。近年はネコが多く住む「ネコ島」が話題になるなど空前のネコブームが来ており、その自由な愛らしさに夢中な方も多いのではないでしょうか。 本記事では、ネコと人間の暮らしにスポットをあてて、仲良く共存するためのアイデアをまとめました。これからネコを飼おうとしている方や、新築やリフォームでネコにあった家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ネコに優しい家をつくるポイント

ネコの特徴や習性を知ろう

ペットと暮らすときには、それぞれの居場所をつくってあげることが大切です。その居場所をつくってあげるためには、ペットごとの特徴や習性を知っておく必要があります。 例えば、ネコの場合は高い場所を好んで居座ることが多いですが、これはネコが木の上で待ち伏せして獲物狩りをしたり、単独行動でも周囲が見やすい場所を選んだりする習性から来ていると考えられています。そのため、家の中でリラックスしてもらうためには、高い場所に居場所をつくってあげることが大切です。

ネコの暮らしは3Dで考えよう

人や犬のように地面へ足をついたまま暮らす動物と異なり、ネコは高さのある場所を好んで行動するため、家づくりも3Dで考えることが大切です。高さや奥行きを意識して、楽しい空間をつくってあげましょう。 また、棚の上や手すりなど、家のなかを自由自在に動き回るので、いつでも想定外のことが起こり得ます。大切なものや危険なものは、ネコが触れられない引き出しの中などにしまうようにしてください。

猫に優しい家のアイデア

アイデア① 高いところから眺めるキャットウォークやキャットタワー

ネコは外敵に襲われる心配がなく、見渡しの良い高いところが大好きです。よくある壁沿いのキャットウォークやキャットタワーは、ネコのお気に入りなので積極的に設置してあげましょう。キャットウォークは壁や天井に穴を開けて、ネコ専用の通路をつくってあげると喜んでくれます。

アイデア② 隠れられる暗くて狭いスペース

ネコは高いところと合わせて、外敵に見つからず獲物を待ち伏せできる隠れ場所を好んだり、ときには穴をほって巣をつくったりする習性があります。そのため、人目につきにくい場所に、小さな小箱のような隠れ家をつくってあげると喜んでくれやすいです。 ちなみにドラマなどでは捨て猫が段ボールに入っていたりトンネルにいたりするイメージがありますが、実際にネコはそのような場所で安心するので、よく習性を表している演出と言えます。

アイデア③ リビングへ自由に入れるペットドア

野生のネコは基本的に単独行動する動物ですが、ときには集会に集まってくる光景をみることがあります。家にいるネコも、基本的には一人でぶらぶらしているものの、たまにはリビングで家族と過ごしたくなるときがあるものです。ネコが好きなタイミングでリビングに出入りできるよう、ペットドアを設けてあげると、自由度が高く安心して過ごしてくれます。

アイデア④  回遊性を高める壁の穴開け通路

ネコは縄張り意識が強く、自分のエリアをぶらぶらと警戒して歩き回る習性があります。そのため、ネコが家のなかを自由に動き回れるように、壁穴をつくって巡回路をつくってあげるのが大切です。家のなかの回遊性を高めることで、ストレスをため込むことなく、リラックスして過ごしてくれます。

アイデア⑤ さりげなく確認できるのぞき穴

回遊できる巡回路と同じように、いろんな部屋をさりげなく確認できるのぞき穴を設けてあげるとネコは喜びます。こののぞき穴はあくまでもさりげなく設けることが大切で、大げさにつくると目立ってネコがよりつかないので注意しましょう。書斎やキッチンなど、ネコが立ち入れないスペースをつくるときに、中を見られるようにしてあげると安心です。

アイデア⑥ 日向ぼっこできる隠れスペース

ネコはもともと肉食動物なので、狩りをしているとき以外はゴロゴロして体力を温存する習性があります。ゴロゴロするときには、太陽が温かく日向ぼっこできるスペースが大好きです。とはいえ、目立ちすぎる場所では寄り付かないので、窓際でも柱やソファの裏にひっそりと日向ぼっこできるスペースを設けてみましょう。

アイデア⑦ ネコを多頭飼いするならトイレは1匹につき1つ

ネコは自分の臭いが残るのを極端に嫌がる動物なので、トイレも1匹につき1つ用意してあげると喜びます。また2階建などの場合は、1階と2階にトイレを設定してあげると親切です。

アイデア⑧ 床材はマーキングも拭き取れる塩ビシート

ネコはどうしても吐き戻しやおもらし、マーキングをする動物なので、床材はアンモニアが染みない塩ビシートなどにするのがおすすめです。ちなみにネコの肉球はしっとりしていて滑りにくいので、犬用のような滑りにくい素材を選ぶ必要はありません。むしろマーキングや爪とぎのことを考えて、耐久性の高い床材にするのがおすすめです。

アイデア⑨ ひっかき傷を防止する腰壁

ネコは爪を研ぐ習性があるので、必ずといっていいほど壁をガシガシする習性を持っています。ひっかき傷を防止するためにも、耐久性の高いクロスや、腰高の壁を設置するようにしてみてください。

アイデア⑩ ネコが入れたくないエリアに鍵をかける

ネコは賢くドアの開け閉めができる動物です。そのため、飼い主が留守の間など、人目につかないところでドアを開けたら開けっ放しでブラブラしていることはよくあります。書斎やキッチンなど、自分が集中したいエリアや火の危険があるエリアには鍵をかけるのがおすすめです。

いろんなペットに共通するアイデア

共通のアイデア① 優しくドアが閉まるドアクローザー

ネコは人間や犬よりも耳がよく、玄関などのドア音でびくっとしてしまうことがよくあるそうです。とくにネコはうたた寝をしていることが多く、ドア音などをストレスに感じやすいので注意しましょう。 ゆっくりと優しく閉まるドアクローザーの設置がおすすめです。

共通のアイデア② きれいな空気を保つ24時間換気システム

ネコは犬に比べても体臭が薄く、(むしろいい匂いがするネコもいるほどですが、)少しは獣の臭いを発することがあるようです。24時間換気システムを導入することで、古く臭いのついた空気が消え、新しい空気で気持ちのよい空間をつくってくれます。

共通のアイデア③ イタズラ防止のフードストッカー

ネコはエサの場所を覚える動物なので、飼い主が留守のときに器用な手足でエサを散らかすことがよくあります。不在のときでもエサを散らかさないよう、イタズラ防止のフードストッカーを設置するのがおすすめです。フードストッカーにはエサ皿などのペットグッズを入れておけるので、使い勝手の広がる収納と言えます。

猫は他のペットと一緒に飼えるの?

子ネコから買うなら他のペットとも暮らしやすい

結論から言うと、ネコは他のペットの暮らしが得意な方ではありません。ただし、子ネコの頃から集団暮らしに慣れさせることで、大人ネコになってもストレスなく暮らせるケースは多いです。 もしネコと他のペットを一緒に飼いたい場合は、先に住んでいるペットをある程度放し飼いにして、新しく入ってくるネコをケージなどで飼う方法をおすすめします。

ネコのとの暮らしは干渉しすぎず自身で動き回れる環境をつくろう

ネコとの暮らしは派手なものではありませんが、その自由で愛らしい姿をみているだけで、心が癒されるという方も多いのではないでしょうか。 ネコはきれい好きな動物なので、掃除などに神経質な方でも飼いやすいペットかもしれません。 お互いに自由に動き回れる空間をつくって、楽しいネコライフを送っていきましょう!

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