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iemiru コラム vol.71

注文住宅の相場が知りたい!相場を知ることで予算が決めやすくなり、無理なく購入することが出来る

注文住宅の相場はどれくらい?相場が分かれば住宅購入計画が立てやすくなる

相場を知って全体にかかる予算を決めよう

注文住宅を建てるのに、最も気になる点として「価格」を挙げる人は非常に多いでしょう。注文住宅はどうしても価格が上がってしまう傾向にあります。 そこで、注文住宅を購入検討する上では、「価格の概略」を知ることが必要となってきます。そして、その手がかりになるのが「相場」です。相場が分かれば計画も立てやすくなります。 それでは、この「相場」について詳しく見ていきましょう。

土地や建物、それ以外の諸経費がどれくらいかかるのかを調べよう

建売住宅の場合は、トータルでの販売価格が出ていることから、税金などの取引の際の諸経費が見えやすいのですが、注文住宅の場合は注文次第によって費用が変動するため、諸経費も予測しづらいです。 住宅の取得においては、税金や様々な業者に支払う費用が発生します。そこで、注文住宅購入では、計画の段階から経費の種類や掛かり方を自分でしっかりと調べておくことが大切になります。

注文住宅の相場はどのようにして決まる?

注文住宅の相場は、基本的に土地代や建築費などの費用も含まれている

注文住宅は土地を購入してから、家を考えるパターンが多いのですが、ハウスメーカーなどに住宅購入の相談を持ち掛けると、土地込みの売買で相談に乗ってくれる場合があります。これは、ハウスメーカーなどが不動産事業を行ったり、提携していたりする場合で、土地と建物セットの取引となります。 このパターンだと、一括の価格で清算できるので、会計上はシンプルに納まる利点があります。そして、ある程度の相場が出来ているので、納得しやすい面もあります。 しかし、これらの住宅には、土地代と建物代のそれぞれが含まれている点に注意して下さい。土地と建物の扱いは、様々な点で別物です。固定資産税の扱い、消費税の有無、あるいは相続税の掛かり方なども違うのです。ですから、特に土地付きの注文住宅を建てる場合には、価格には土地と建築費などの費用も含まれていることを忘れないで下さい。

土地代や建築費は地域ごとに大きく違う

マイホームを注文住宅で建てるとなると、建物がオーダーメイドになるため、予算を決定するのが難しくなります。そこで、手がかりとなるのも「相場」です。しかし、この相場を読むことも、それほど簡単ではありません。と言うのも、注文住宅の土地や建物の相場は、あって無いようなものであり、地域や業者によっても違ってくるからです。 例えば土地の相場に関して考えるならば、都市部と地方では地価自体が違うことが分かります。また、さらに細かく考えるのであれば、土地は立地条件や形状によっても価格が違います。建物に関しても、坪単価は地域や業者によっても違ってくるのが実情です。 ですから、注文住宅を建てる場合には、複数の建築会社との相談による比較検討が非常に大切になってくるのです。

注文住宅の値段が高くなる要素とは

注文住宅は世帯主の希望によっていくらでも値段が変わる

注文住宅は世帯主の希望を高いレベルで、設計に取り入れることができます。ゆえに、仮に坪単価がある程度決まっていたとしても、希望する内容によっては、追加のコストが掛かってきます。 例えば、キッチン、浴室、トイレなどのそれぞれの住宅設備には、一般的に高級、中級、普及の各グレードがあります。そしてもちろん、高級グレードの設備と普及グレードの設備では価格が大きく違います。建物全体のトータルの価格も、高級な設備を設置した方が高価になります。そして、上がった価格は、オプション価格としてコストアップになってしまいます。 そこで、必要に応じて各グレードの設備を取り入れることで、コストパフォーマンスの良い住宅を作ることができます。ですから、住宅の仕様については追加コストを意識しつつ、どの部分にどのグレードの設備を使うかを、きちんと考えた上で決めましょう。

土地の形状に合わない形の建物を建てようとすると外構費などが高くなりやすい

土地自体の形状がゆがんだ形であると、外構費などが高くなることが多いです。 外構費は、門やフェンス、カーポート、ブロック塀などの費用となりますが、土地の形がゆがんでいると、ブロック塀の施工が複雑になったり、フェンスなども特殊な加工をしたりする必要が出てきます。また、駐車スペースが変わった形であれば、カーポートなどの配置も工夫が必要になります。 基本的に外構に設置する設備は、規格化された製品が多く、フェンスや門扉は高さや幅が決まっていますし、テラスやカーポートも、面積や出幅、奥行きなどが規格化されています。そして、これらの製品は正方形や長方形といった土地に配置することを基本とするため、形が変わると、特殊な加工が必要になる場合があり、その分コストアップする可能性があるのです。

土地の大きさや建物の形状・大きさ・階数も重要

注文住宅の価格は、土地の条件と建物の仕様によって変わってきます。 土地の価格は、どれくらい広い土地にするか、そしてどのような場所の土地にするかで違います。そして、建物は形状・大きさ・階数によって増金が発生することがあります。 土地は地価と面積によって決まると思われがちですが、実際は、形が整っているかどうかで違いが出たり、道路に面するのが南向きか北向きかでも違ってきたりします。 一方、建物は形状や大きさ、あるいは階数によっても坪単価が変わることもあります。例えば、平屋の50坪の住宅と、3階の50坪の住宅は、延床面積は同じでも、必要となる資材の仕様が変わるので、価格がずいぶん違ってきます。3階建てのような高い建物の場合は、基礎や梁、柱といった主要構造の部材が、平屋のものよりも強度が要求されるからです。

予算の決め方と資金計画の立て方

注文住宅を建てる際の頭金は、購入額の20%、最低でも10%は用意するべき

昔は家を買う際は頭金を2割用意するのが普通でしたが、最近では金融機関も柔軟になり、頭金が無い場合でもローンを組むことができるようになりました。金利も非常に低い水準で推移しているので、月々の支払い額も、あまり高額にはなっていません。 しかし、金利というのは、たしかに今は低くても、将来的に上昇する可能性も否定はできません。そして、金利が上がれば、月々の支払いが高額になってしまい、それだけ負担が多くなってしまいます。 また、金融機関の金利は複利計算で付いて来ることも覚えておくべきです。複利の利子は、いわゆる「雪ダルマ式」と呼ばれる利子の付き方で、借入期間と、金額が多い場合、それだけ多くの利子が付いてしまいます。 頭金があれば、実質的な借入金が少なく抑えられ、トータルの利子が抑えられます。ですから、やはり頭金は購入額の20%、少なくても10%は持っておくとこをおすすめします。

長期にわたる住宅ローンの返済期間も忘れずに計画に入れよう

多くの場合、住宅ローンは、20年、あるいは30年といった、非常に長い期間の返済が設定されます。そして、ローンの返済が始まる前は、あたかも返済はそのまま一定額で済むと思いがちです。 しかし、ローン金利は変動する場合もありますし、ローン以外の家計の支出も発生するかもしれません。ですから、住宅ローンは、返済の計画をしっかり立てることが大切です。家族の進学などのライフイベントを忘れがちですので、それらも計画に入れることが大切になります。 なお、住宅ローンの繰上返済は、元金の返済に充当されますので、利子の負担を減らすのには有効です。しかし、繰上返済にばかり走ってしまうと、家計を圧迫しかねません。バランスを考えた返済を心がけましょう。

注文住宅の相場より安い値段で建てるにはどうすればいい?

使用する資材や設備にメリハリをつけることで費用が抑えられる

注文住宅を検討する際、家の全部にこだわりを持ちたいと考えてしまいがちです。しかし、それが大幅なコストアップの要因になってしまうこともあり得ます。 しかし、コストばかりに気を取られて全体のグレードを下げてしまうと、不便だったり、家全体が安っぽくってしまったりと、せっかくの注文住宅の魅力を失ってしまいます。 そんなときは、資材や設備にメリハリをつけることで、費用が抑えられます。こだわりたい部分や設備を挙げて、それ以外の部分は敢えて抑えた仕様にすることで、全体にメリハリが出ます。そうすれば、トータルコストの部分でのメリットが期待できるのです。

水廻りを1ヶ所に集中させる

住宅を建てるとき、設備の「配置」によって価格が変わってきます。注文住宅の家づくりは、たしかに自由に設計することができますが、配管の配置を複雑にすると、それだけ資材が必要になりますし、施工費用も上がってしまいます。ですから、コストを抑えるためには、可能な限り配置を簡素化する方がベターです。 特に、水廻りの工事に関しては、設備を1ヶ所に集中させると、コストダウン効果が期待できます。ただ、集中させると言っても生活の状況と、住む人の動きも考えなければ良い家にはなりませんので、集中化には専門家の意見を聞きながら慎重に検討することをおすすめします。

建設を依頼するハウスメーカーや工務店を吟味しよう

住宅を建てる時に、どこのハウスメーカーにするか、または、どこの工務店を使って建てるかを吟味することも忘れてはいけません。 知名度で判断するならば、大手ハウスメーカーに軍配が上がりがちですが、たとえ小さな工務店などでも、大手の業者に引けを取らない仕事をする場合も少なくありません。大小に関わらず、会社によって得意な分野とそうでない分野があったりもするのです。 例えば、規格化を進めた住宅会社は、意外に注文住宅が不得意な場合があり得ます。それとは逆に、小さい工務店に腕の良い大工が在籍していて、非常に良い注文住宅を建てることもあります。ですから、住宅会社の選定には可能な限り色々な情報の収集に勤め、自分の要望をより叶えてくれる業者を吟味して選定することが大切になります。

土地の相場を調べよう

相場を調べるなら、坪単価の相場を調べてみよう

注文住宅で家を建てる場合、土地探しも非常に重要になります。そして、土地購入にあたっては、予算を立てる上でも、価格をある程度は調べておくのが得策です。 そこで必要なのが、土地の価格の相場を調べることです。土地の取引は、確かに個別になりますが、地域ごとの相場があることも確かで、ネットで地域ごとの坪単価を調べることもできます。まずは目当ての地域の坪単価を自分で調べてみましょう。

坪単価は法的に決められているわけではないので、現地に行って詳しい話を聞いてみよう

土地の価格には4種類あり、「一物四価」とも言われます。4つの価格の内訳は、資産価値の目安となる「公示地価」、相続税などの基礎になる「相続税路線価」、固定資産評価の計算に使う「固定資産評価額」、そして、実際に売買される時の価格となる「実勢価格」となります。 土地の価格は税金の計算のベースや、資産価値の尺度にもなることから、法的な制限があるようにも思えますが、実際に売買される実勢価格は法的に決められるのではなく、最終的には売り手と買い手との交渉次第で価格が決まります。 しかし、交渉次第といっても、周囲の同等条件の取引価格が参考にされることが多いので、現地の情報を握っておく方が有利になります。 ですから、土地の目星をつけたならば、実際に現地に行って、詳しい情報を集めておくことが大切です。

理想の注文住宅を建てるなら、前もって入念な計画を立てておこう

どんな住宅を建てるかどうかより、先に資金計画を立てる

マイホームは一生の買い物と呼ばれるほど高額です。そして、注文住宅となれば、自分の理想を目指すあまり、なおさら高額になる可能性が高く、絶対に失敗したくはありませんよね。 しかし一方で、マイホームは理想だけではなく現実的な問題、特に経済的な問題であり、計画を怠れば、途中で座礁しかねません。無理のない計画的な返済をしたいものです。 住宅ローンの返済が生活のメインになってしまうと、返済に追われて、生活の潤いがなくなってしまい、まさに本末転倒の話です。 住宅ローンが無理の無い範囲で返済でき、経済的な問題に振り回されることのない、快適な生活が送れる計画を立てましょう。

資金計画を立てる際は、自分が住んでいる地域の相場を知っておこう

「資金計画」が重要と分かっていても、具体的に実行するのは難しいものです。 そんな時に参考になるのが、自分の住んでいる地域の相場です。自分の地域の土地の相場や建築の相場を知っていれば、ある程度にせよ資金計画のアウトラインが浮かび上がって来ます。 そして、自分の地域の相場が分かったら、金融機関の情報を集め、ローンのシミュレーションをしてみましょう。ただし、このシミュレーションも、購入の時点の金利だけではなく、金利が上がった時の場合もしてみて下さいね。 相場を知った上で、綿密かつ余裕のある返済計画を立て、理想の注文住宅を手に入れて下さい。

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