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iemiru コラム vol.75

まさに近未来!住宅設備のIT化・ホームオートメーション(HA)を取り入れよう!

ホームオートメーション(HA)とは?

ホームオートメーション(HA)というものをご存知でしょうか? これは、住宅設備をIT化することを意味します。ホームオートメーションの導入により、自宅内の電子機器の管理や設定のカスタマイズが可能になります。 ここでは、そうした近未来的なシステムであるホームオートメーションについて、その特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。ホームオートメーションの導入を考える際の参考にしていただけたらと思います。

住宅における情報処理、管理システムのこと

ホームオートメーションとは、住宅における情報処理、管理システムのことです。 扉・窓の開閉や部屋の照明・空調の制御をコンピューターで行えるようにする、いわば住宅の自動化を指す言葉です。ホームオートメーション(Home Automation)の頭文字をとって「HA」とも呼ばれます。省エネルギー化や防犯・防災の向上をはかるために設置されます。

スマートフォンを利用して外にいても家の中の管理ができる

ホームオートメーションの機能は、大きく分けて2つあります。 一つ目は、「ホームコントローラー」機能です。ホームコントローラーとは、1カ所で室内全体の電気器具をコントロールできる集中制御装置のことです。これにより、タブレットやスマートフォンを利用して、家の外にいながら室内の管理ができます。 二つ目は、「ホームセキュリティ」機能です。ホームセキュリティとは、住宅内に取り付けたセンサー器具が異常を感知することで、自動で警報を鳴らしたり、警備会社に通報したりするシステムのことです。これは、住宅とセキュリティ会社がネットワーク上でつながることで、センサー器具が異常信号をセキュリティ会社に送信する仕組みになっています。 このように、ホームオートメーションを活用することで、家の外にいても家の中を管理することができます。

ホームオートメーション(HA)のメリット

省エネ化できる

ホームオートメーションを導入することで、省エネ化が実現できます。ホームオートメーションの機能である「ホームコントローラー」により、エネルギーの「見える化」と電気器具の一元管理が可能になります。エネルギーの「見える化」により、タブレットやスマートフォンなどを利用して、電気やガス等の使用量がひと目で分かるようになります。これにより、これまで気づかなかった光熱費のムダなコストを削減することができます。 また、電気器具の一元管理により、室内の空調や照明をTPOに応じて起動・停止することができます。例えば、室内の温度が一定以上になったら空調を起動させたり、外出中に消し忘れた照明をスマートフォンで消灯したりすることなどが可能になります。 このように、エネルギーの「見える化」と電気器具の一元管理により、省エネ化を実現できるようになります。

ホームセキュリティ対策になる

ホームオートメーションを導入することで、ホームセキュリティ対策になります。ホームオートメーションの機能である「ホームセキュリティ」により、異常の感知・警報システムとIT活用による住宅内監視が可能になります。異常の感知・警報システムは、住宅の防犯対策としてセキュリティ会社と契約を結ぶことで利用できるシステムです。これは、住宅がセキュリティ会社とオンラインでつながることで、センサー器具が異常信号をセキュリティ会社に送信するという仕組みです。これにより、外出中であっても自宅の緊急事態に対応することができるようになります。 また、ITを活用することで、自宅内を監視することもできます。例えば、タブレットやスマートフォンを利用することで、外出中でも自宅にいる子どもの状態をモニタリングできます。それにより、子どもの異常事態にすぐに気づき、適切な対応ができるようになります。 このように、異常の感知・警報システムとIT活用による住宅内監視により、ホームセキュリティ対策を実現できます。

外部から電気製品の操作ができて快適

ホームオートメーションの「ホームコントローラー」機能により、電気器具の一元管理が可能になります。そのため、その場にいなくても外部から電化製品の操作ができるようになります。 また、ホームパーティーなどの際には、ボタン一つで音楽を流したり、スクリーンを昇降して映像を観たりできます。こうした演出により、便利で快適なだけでなく、そこにいる人にも楽しんでもらえるというメリットもあります。 このように、外部から電気製品の操作ができることで、より快適で楽しい生活を送ることが可能になります。

リモコンが不要になる

ホームオートメーションを導入することで、リモコンが不要になります。ホームオートメーションでは専用のアプリケーションをタブレットやスマートフォンにインストールするだけで、あらゆる電子機器を制御できます。それにより、電化製品ごとにリモコンを探す手間が省け、スムーズに使用することが可能になります。 また、タッチパネル式なので、リモコンより視認性や操作性が高く、電化製品の操作が苦手な高齢者にもメリットがあります。それ以外にも、TPOに応じた設定をできるので、いちいちリモコンで設定する手間もかかりません。 このように、製品ごとのリモコンが不要になり、一元管理ができるようになるため、より快適な生活を送れるようになります。

離れた所に住む高齢者のサポートやコミュニケーションがはかれる

近年、一人暮らしをしている高齢者の数は増加しており、一世帯ごとに高齢者の状態を確認するのは至難の業です。しかし、ホームオートメーションの導入により遠隔地での設備制御や監視が可能になれば、世帯ごとの高齢者の状態の確認も可能となります。部屋の温度が高くなれば遠隔操作により、冷房を起動させるなど空調管理が可能になりますし、高齢者の状態が悪化し、動きが減れば、それを察知して異常信号が送られてきます。つまり、高齢者のサポートだけでなく、不足しがちなコミュニケーションも図ることができるようになります。 もちろん、一人暮らしではなく、夫婦で暮らしている高齢者に対しても同様です。 このように、ホームオートメーションによる遠隔操作を通して、離れた所に住む高齢者のサポートやコミュニケーションをはかることが可能になるのです。

ホームオートメーションを導入したらこんな生活ができる!事例をご紹介

鍵と連動し、不法侵入を防ぐ

ホームオートメーションの導入事例として、ドアロックシステム「HAVEN」があります「HAVEN」は、ドアに取り付けるドアロックシステムです。「HAVEN」を床とドアの間に設置し、ドアの開閉を邪魔する部分をせり出すことで、ドアが開けられるのを防ぐという仕組みです。容易に破壊されないように、ガラス繊維強化ナイロン、鋼鉄、アルミニウムといった強固な素材で作られています。 また、「HAVEN」にはスマートフォンなどのモバイル端末との連携によるホームオートメーション操作もできます。例えば、自宅への不法侵入があった場合、自動的にモバイル端末に警告が通知されます。 それ以外にも、遠隔操作による鍵の施錠・解錠や電気機器の制御なども可能になります。このように、ドアロックシステム「HAVEN」の導入により、セキュリティが向上するという事例があります。

テレビをつけるだけで部屋が映画鑑賞モードに

ホームオートメーションを導入することで、自宅のテレビ環境を映画鑑賞に適したモードに変えることが可能です。ホームオートメーションの導入により、照明や音響などの設定を都度行う必要がなくなり、自動化することができます。例えば、金曜日の夜にリビングのテレビをつける、というパターンに対して、各電子機器を映画鑑賞に適した設定に予めしておけば、いちいち手動で設定する手間が省け、自動で設定が適用されます。 このように、ホームオートメーションの導入で、何でもない居間のテレビが映画鑑賞に適したモードに早変わりすることも可能です。

登録した時間にブラインドカーテンが開く

ホームオートメーションを導入することで、朝の目覚まし時計をかけなくてもすむかもしれません。登録した時間にブラインドカーテンが自動で開き、朝日を浴びながら自然な目覚めをすることも可能です。 こうした部分にまで手が届くことも、ホームオートメーション導入におけるメリットの一つになります。

ホームオートメーション(HA)のデメリット

導入にかかる費用が高額

ホームオートメーションの導入には、高額な費用がかかるという問題があります。内容にもよりますが、導入には50万円以上はかかってしまいます。また、それ以外にもシステムの設定時に別途費用がかかってしまう可能性もあります。導入を検討する際は、メリットだけでなく設定にかかる費用等も考慮して、しっかり吟味して決める必要があります。

初期不良が多い

ホームオートメーションの導入により、あらゆる電子機器を一つのデバイスで操作できるようになります。それに伴って、さまざまなメーカーの機器を組み合わせて一元管理できるようにシステムを設計する必要があります。ただ、異なるメーカー同士の機器を組み合わせるため、どうしても初期不良が起こりやすいのです。初期不良とは、システムを組み、導入する最初の段階でシステム的な不具合が起こることです。 こうした初期不良を避けるためにも、しっかりとした知識と経験のある業者を選ぶ必要があります。

無線LANやWi-Fiのつながりが不安定だと利用しにくい

無線LANやWi-Fiのつながりが不安定だと利用しにくいというのも、ホームオートメーションの導入における問題の一つです。制御装置であるホームコントローラーは、インターネット回線に接続して信号を送ることで、自宅内の電化製品を制御します。そのため、無線LANやWi-Fiのつながりが不安定な場合、正確に信号を送ることができず、さまざまな機器の制御が不安定になってしまいます。 自宅の周辺環境によっては、無線LANやWi-Fiが飛びにくいところがあります。そのため、事前に自宅及び周辺の環境が、無線LANやWi-Fiを利用するのに適しているのかを確認する必要があります。

少しずつ取り入れられるホームオートメーションの紹介

自動温度調節で快適な睡眠に導いてくれるマットレス

部分的なホームオートメーションの事例として、快適な睡眠を促進する「Luna」を紹介します。「Luna」とは、自動温度調節で快適な睡眠に導いてくれるマットレスです。 「Luna」は、ベッドで寝ている人の体温を感知し、ベッド表面を適切な温度に設定することができます。 また、快適な睡眠のために、睡眠時間や心拍数、呼吸数などを記録したり、室温に合わせて空調を制御したりする機能なども持っています。

新たなFAX!自動で記入されるホワイトボード

2つ目は、便利なホワイトボード「Joto」を紹介します。「Joto」とは、ロボットによって自動的に書き込まれるホワイトボードです。一般的なホワイトボードは人によって手動で書き込まれますが、「Joto」では書き込む主体はロボットです。端末にインストールされた専用アプリで文字や絵を書くことで、そこと連携された「Joto」がその書き込んだものをホワイトボードに書き込みます

家庭菜園はこれでばっちり!環境の整備から最適な水やり作業を自動で行ってくれる

3つ目は、家庭菜園の味方「Edyn」を紹介します。「Edyn」とは、植物の生育をサポートするガーデンシステムです。地中に差し込まれた「Edyn」は、各種センサーを使い、天気や土壌の変化のデータを収集・分析します。そして、そのデータをもとに今後の植物の生育に必要な提案をしてくれます。 それ以外にも、自動水やりシステムを構築することもできます。

あなたが家にいない間もペットを教育してくれるデバイス

最後に、犬を教育できる「CleverPet」を紹介します。「CleverPet」とは、ペットの犬を教育し、遊び相手にもなる学習制御装置です。「CleverPet」は、行動生物学に基づき、犬が何か新しいことを学んだ時に報酬を与えるように設計されています。 また、数多くのゲームを犬に提供し、遊び相手にもなります。このように、犬の教育と遊び相手を「CleverPet」一つで行ってくれます。

ホームオートメーションを体験できる場所

企業のフォーラム

企業のフォーラムでホームオートメーションを体験できることがあります。フォーラムでは、ブースごとに各企業のホームオートメーション製品の説明を聞くことができます。また、登壇セッションという形で、ホームオートメーションの現状や将来に関する話が聞けたりします。不定期の開催のため、事前に日程は確認しましょう。

メーカーのショールーム

メーカーのショールームでホームオートメーションを体験できることがあります。ショールーム内には、実際のホームオートメーション製品が展示されており、実物の確認や機能の体験などができます。このように、ホームオートメーション製品の体験イベントが開催されることがあるので、気になるメーカーのホームページは確認しておきましょう。

店舗の店頭販売

店舗の店頭販売でホームオートメーションを体験できることがあります。前述の2箇所に比べ、こちらは店舗に行けば、詳細や実物を確認できるので、時期を選ばないなどのメリットがあります。お近くの店舗に気になる製品がある場合は、ぜひ話を聞きに行きましょう。

ホームオートメーションは近未来のイメージそのもの!

ホームオートメーションを導入して快適な生活を手に入れよう

ここまでホームオートメーションについて、その機能やメリット・デメリットを見てきました。ここで紹介したような、生活を快適にする魅力的なホームオートメーション製品を各社が出しています。 もちろん、導入に伴うデメリットもありますが、それ以上にメリットを感じたのなら、是非ホームオートメーションの導入を検討してみて下さい。

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