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iemiru コラム vol.77

ハウスメーカーでローコスト住宅を購入する際に気を付ける事とは!

本当にローコストで家が建てられるの?

マイホームは人生で一番大きな買い物と言われています。 家のお金だけではなく、諸費用や後々必要になってくる修繕費、毎年払う固定資産税なども考えて計画を立てなければならないので、たくさんのお金が必要になります。そのため頭金や、諸経費を貯めてから家を買うと言う発想が一般的でしたが、近年では“毎月の家賃で家が建つ”や“頭金ゼロで家が建つ”などと謳っているローコスト住宅が出てきました。通常の家よりもかなり安い価格で販売されていることから、マイホームを検討する家族が増えています。 しかし、安いのには何か理由があるのではないか。と不安になってしまうと思います。結論から言うと、ローコストでも家を建てることは可能ですが、いくつか注意点があるのも事実です。 そこで今回は、ローコスト住宅を購入する際に気を付けることを、詳しくお伝えしていきます。購入を検討している方や、マイホームを建てたいと思っている方は参考にしてみてください。

コストが掛からない理由

まずは、どうしてコストを掛けずにマイホームが建つのかを説明していきます。 ローコスト住宅は、費用を削れる所はとことん削っているから低価格が実現できます。例えば家を作るに当たって欠かせない材料費を、一度に大量に仕入れることによってコストを削減したり、独自のルートで仕入れることによって、仕入れ値がかからなかったりします。他にも、生活に必要最低限のもの以外はオプションで販売するなどして費用をとことん削っていきます。また、家をたくさん売るためには広告を出してたくさんの人が目につくように、テレビのCMでハウスメーカーを広めたり、イベントを開催したりしますが、これらの広告費もローコスト住宅では削るようにしています。 更に詳しく下記でも紹介していきます。

施工時の注意点

施工時に気を付けておきたいポイントは、数十年先の事も良く考えて決めていくということです。家は一生必要なものになるので、目先の金額に誘惑されて軽く考えて決断してしまうと、通常の家よりも修繕費が必要だったり、リフォームよりも建て替えの方がお得になってしまう可能性もでてきます。コストを削減して提供してもらうのはありがたい事なのですが、どのようにしたらコストを抑えることができたのかを担当の人に聞いて、理解をした上で施工していく方が将来的には安心ですし、金額で即決せずに、実際に建てた人から話を聞いたり、口コミを見たりして焦らずに進めていくことが大切です。

ローコスト住宅のカラクリ

ハウスメーカーによって多少異なりはありますが、ローコスト住宅のカラクリは大きく分けて3つあります。先ほどコストが掛からない理由の枠でお話したことも踏まえて、もう少し詳しくみていきます。

広告やCMに使っている諸経費を削る!

ローコスト住宅のテレビCMは通常の大手ハウスメーカーに比べて、見る回数は少ないと思いませんか?または、全くテレビCMで見たことがないと思います。テレビで宣伝をしようと思うと、たくさんの人が一度に見てくれるので、名前を覚えてもらいやすいですが、その分コストがかかりますから、インターネットやホームページで地道に売り込んでいるのです。これだけでも大幅にコストダウンに繋がります。または、全国ではなく地域限定でCMを流している会社もあります。その為ローコスト住宅は地域限定で販売しているハウスメーカーもたくさんあります。 このように、広告費、宣伝費を削減することでローコスト住宅がなりたちます。

機械化の徹底によって大工さんの人件費を抑制!

家は大工さんが、一つ一つ丁寧に材料を測って切ったり、設計したりして作られています。当然大工さんも仕事でしていますから、お給料が発生します。これが人件費です。ローコスト住宅は、そんな人件費を削減するために、機械化された工場を設けることによって大工さんの数を減らし、コスト削減をしています。コンピューターで設計図を読み取り、設計図通りに材料をカットしてくれたり、加工してくれるプレカットというものを導入しているところが多いです。また、経験年数の長い大工さんは、仕事も早いですし、家づくりのことについて詳しいプロの方がほとんどなので、お給料も高いですが、経験年数の浅い見習い大工さんを雇ってコスト削減をしているハウスメーカーもあります。

必要最低限以外のものはオプションで別料金にする!

通常のハウスメーカーでは標準仕様になっているものでも、ローコスト住宅では、必要であればオプションで追加購入するということがあります。ローコスト住宅では、生活する上で必要最低限のものしか標準仕様にしないことによって、コストを削減していますので、オプションで追加していくと通常のハウスメーカーと値段があまり変わらない。ということも出てきます。本当に必要かどうかを考えられる点ではメリットになりますが、こんなものまでオプションなのかと驚いてしまうこともあります。家にこだわりが強い人にとっては、デメリットになってしまうかもしれません。

ローコスト住宅を依頼する際の注意ポイント

ローコスト住宅は安さが魅力ですが、以来する際にいくつか注意して欲しいポイントがあります。安さだけですぐに契約をして、後から後悔しないように、いくつかの注意ポイントを詳しく説明していきます。

使用されている各部材の性能をチェック!

ローコスト住宅では、仕入れが独自ルートだったり、一度に大量に仕入れをしてコスト削減をしていることを先ほどお伝えしました。すべてのハウスメーカーに当てはまることではありませんが、中には通常のハウスメーカーが採用している材料よりも、質のランクが落ちたものを採用してコスト削減をしているところもあります。もちろん生活する上で支障があるわけではないですが、長い目で見ると築年数が経過した将来が不安になります。なので、各部材の性能をきちんとチェックしておく必要があります。

人件費削減のために、大工の人数を減らしていないか

人件費を削減することによって、大工さんの仕事量が増え、手抜き工事になったり、見習いの大工さんが多ければミスに気付かずにそのまま・・・なんてこともありえます。建てる前に同じハウスメーカーで建てた人に話を聞いたり、会社の口コミを見たりしながら、情報収集を行うことも大切になってきます。

家を建ててからが大事!アフターフォローの内容確認を!

家を購入する前に、ローコスト住宅に限らず必ずどこのハウスメーカーでも、アフターフォローの説明があります。しかし、アフターフォローの内容についてはハウスメーカーによって異なるので、しっかり体制が整っているのかや、ずっと安心して住めそうな内容なのかを確認しましょう。主に定期点検の頻度や内容、もし家に不備があった際に保証があるのか、その期間はいつまでなのかなどを説明してもらいます。ローコスト住宅はこれらの保証が最小限に設定されていることが多いので、オプションで追加購入して保証を上乗せすることも勧められます。はじめに内容を把握して納得しておくと安心です。

ローコスト住宅は表示価格では買うことは出来ない

通常のハウスメーカーでは、諸経費を含む全て合計の金額が表示されていることがほとんどなのですが、ローコスト住宅では、低価格が売りになるので、少しでも安い金額を提示してお客さんの目を引こうとしているところが多いです。下記で詳しく説明していきます。

オプション設定が多く建築価格が複雑になっている

通常では当たり前に標準仕様になっているものが、ローコスト住宅の場合はオプションで追加する場合が多く、家族の希望をたくさん取り入れると、通常のハウスメーカーと同等の金額になることもあります。 その為、家族によって金額が変わってきます。口コミなどで安く家を建てることができた。と書いてあっても、必要なものは各家庭様々ですし、同じ建物でもオプションによって金額が大幅に変わることもあります。ローコスト住宅の場合、ほとんどの家庭がオプション追加しなければいけない箇所がでてくるので、最後まで建築価格が複雑で分かりにくいです。

土地代と建物代以外にも諸経費が掛かる

家を建てるにあたって、土地代や建物代は掛かることは知っていると思いますが、他にも諸経費と言うものがかかります。例えば住宅ローンを組む際に、手続きの費用が必要になり、これも諸経費に含まれます。他にも税金や、付帯工事費など様々なお金が必要になる訳ですが、ローコスト住宅はこれらの諸経費も含まずに金額提示していることが多いです。全てまとめると大きな額になりますので、諸経費を抜いて計算すると後からお金が足りないなどというトラブルや、予想以上にお金が飛んでいく可能性があるので注意しましょう。

もしものために、予算は90%を目安にしよう

上記のようなことを予想して、予算は90パーセントを目安にしておくと良いでしょう。ローコスト住宅だから家が安く手に入ると思いがちですが、諸経費やオプションのことも頭に入れて計算しておくと安心して家づくりができます。諸経費だけでなく、引っ越し費用や家具家電の買い替えも検討している場合はそれらの金額も合わせて予算にしておきましょう。

表示されている価格を鵜呑みにするのは危険

ローコスト住宅といっても様々なカラクリがあるので、表示価格だけをみて決めることはオススメできません。他にもお金が必要なところが通常のハウスメーカーよりもたくさんあることを頭に入れておいてください。表示価格が総額だと思ってしまうと、後から想像以上の価格になってしまいます。

本当にその金額で合っているのか業者に確認を!

提示された金額をもう一度業者などに確認しておくと、意外と払いすぎていたりすることがあります。本当に提示された金額であっているのかを確認することは、大切なことです。面倒に感じてしまうかもしれませんが、確認しておいて損はないので、確認することをオススメします。

住宅ローンを組む際は、月々の支払額を意識するべし!

住宅ローンは毎月払う固定費になります。その為無理にローンを組んでしまうと、毎月家庭を圧迫してしまい、せっかくの新しい生活がお金のことで頭がいっぱいになってはもったいないです。毎月いくらまでなら支払いをすることが出来るのかを先に計算しておくと、家づくりの際に削れる部分もありますし、その後の支払いも無理なく行うことができます。担当の人に、先に毎月これくらいの金額でローンを組みたいと伝えておくと、一緒に考えてくれるのでオススメします。

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