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iemiru コラム vol.85

ハウスメーカーのランキングを確認しよう!着工棟数ランキングを見れば実績が分かる?

安心して依頼できるハウスメーカーとは?

家族の夢と希望を形にする家造り。その後の幸福度を左右する人生の一大プロジェクトです。そんな大切な家造りですから、絶対に失敗したくはありませんし、また安心して住み続けたいと誰もが考えますよね。 そんな時に頼りになるのがハウスメーカーです。実際、このハウスメーカー選びで家造りの90%が決まるといっても過言ではありません。 ところが一口にハウスメーカーと言っても、それぞれの会社によって得意分野が違いますし、様々な特徴があります。そのため、いざ家を立てようと思いハウスメーカー選びを始めても、よく分からないことが多く、上手く選ぶことができません。 そんな時に役立つのがハウスメーカーの「着工棟数ランキング」です。信頼性に不安があり、人気がなければ着工数は増えませんから、人気と信頼性のバロメーターになるのです。 この記事では、そんな「着工棟数ランキング」に注目し、その正しい見方や注意点などをお伝えしていきます。 家造りの大切な第一歩です。どうぞ最後までお付き合いください。

着工棟数ランキングとは?

年間どれだけの住宅を受注し、建設しているかを示すのが着工棟数です。この着工棟数は毎年、各ハウスメーカーから発表され、それを年間で順位づけしたものが「着工棟数ランキング」となります。 着工棟数は毎年変わるので、ランキングは最新のものを毎年チェックする必要があります。 また、複数年のランキングを比較することでハウスメーカーの上下が分かり、家造りのトレンドを知ることもできます。

着工棟数ランキングで分かるハウスメーカーの真実

年間ランキングと累積ランキング

「着工棟数ランキング」にはその一年間の着工棟数のみをランキングした「年間ランキング」と、各ハウスメーカーが設立されてからの総着工棟数をランキングした「累積ランキング」があります。 それぞれで分かることも違いますし、また「年間ランキング」と「累積ランキング」を併せてみることで、初めて見えてくることもあります。 それでは順に見ていきましょう。

年間ランキングから分かること

「年間ランキング」は最新のデータのみで作成されています。そのため今現在、勢いのあるハウスメーカーを知ることができます。 また複数年の年間ランキングを比較することで家造りのトレンドの移り変わりを知ることもできます。例えば、省エネ住宅に力を入れているハウスメーカーが年々順位を上げていれば今のトレンドは省エネということが分かりますし、逆に耐震性に力を入れているハウスメーカーの順位が下がっていれば、耐震性は既に一般化し、当たり前になっているので、ハウスメーカー選びの際にはそこまで重要視しなくてもいいことが分かります。

累積ランキングから分かること

「累積ランキング」に掲載されている着工棟数は、今までに受注した累計着工棟数を表しています。そのためランキング上位のハウスメーカーほど、多くの実績と信頼を兼ね備え、蓄積していると言えます。 また累計着工棟数が多いハウスメーカーは、基本的に設立年月日が古い会社である傾向にあります。そのためランキング上位のハウスメーカーは長年顧客に愛されてきた歴史のある会社ということができます。

年間ランキングと累積ランキングの比較から分かること

「累積ランキング」では下位の方に位置しても、「年間ランキング」でトップを争うようであれば、現在人気があり、勢いのあるハウスメーカーということが分かります。

累積ランキングと設立年月日ランキングの関係性は?

また、「累積ランキング」に会社の「設立年月日ランキング」を合わせると、更に見えてくるものがあります。 例えば、設立年月日が一番古くても、棟数ランキングの一番上にいるとは限りません。 設立年月日が古く、累計建築戸数が少ない場合は年間の受注数が少ないという事がわかり、歴史はあるが、人気がないということになります。 人気がないのには何かしらの理由があると考えられます。 逆に設立年月日が新しく、累計建築戸数が多い場合は、年間の受注数が多いわけで、新しい会社でも非常に人気があるということが読み取れます。 例えば、近年CMで有名な某ハウスメーカーはまだ新しいので、設立年月日ランキングでは下位の方に位置しますが、累積ランキングでは既に上位に食い込んでいます。 そのため新しくても人気があり、信頼の置けるハウスメーカーと言う事ができます。

年間ランキングと平均坪単価ランキングも比べてみよう

最新の「着工棟数ランキング」と「平均坪単価ランキング」を比較してみると、現在一般的にはどれくらいの坪単価で家が建てられているかが分かります。もちろん自分の建てたいグレードを考えた坪単価にするべきですが、目安となる相場観がつかめます。

都道府県別ランキングもチェック

ランキングを参考にする時は、必ず「都道府県別ランキング」もチェックしてください。というのも、例えば東京都と青森県では地価も違いますし、気候も全く違います。そのため断熱や狭い空間を上手に使う設計など、その土地にあった特色のあるハウスメーカーが上位にランクインすることがあるからです。 また全国には数万のハウスメーカーがあると言われ、他の地域では全く知られていないが、その地域ではトップクラスの人気を誇るハウスメーカーも存在します。 そのような、自分の住む地域にピッタリのハウスメーカーを探すためにも、「都道府県別ランキング」のチェックをおすすめします。

ランキング記事を見る時に注意してほしいこと

ハウスメーカーの検討に役立つランキング記事ですが、全てのサイトが中立公正な立場で運営されているわけではありません。そこで、ランキング記事を見る際の注意点をお伝えします。

客観的なデータではなく、主観的な意見が入っている可能性がある

ハウスメーカーの検討を始め、情報を集めようとしてネットを検索すると、たくさんのランキングページが見つかります。「おすすめのハウスメーカーランキング」「絶対に後悔しないハウスメーカートップ5」など様々です。 注意しなければならないのは、このようなランキングサイトの多くは、主観的意見が反映されたバイアス(=偏見)のかかったものだということです。 ようするに、そのランキングサイトの運営先が今売りたいと考えているハウスメーカーを上位に持ってきているわけです。 このようなランキングを見ても、特定のハウスメーカーに都合の良いデータが強調されているだけで参考になりません。 ランキング記事は客観的なデータを元にした、しっかりとしたサイトを参考にするようにしなければいけません。

累計着工棟数を正確に公表していない会社がある

数字で示されたデータは信用したいところですが、ここにも注意点があります。それは各ハウスメーカーが「累計着工棟数を正確に公表しているとは限らない」ということです。 各ハウスメーカーともに、少しでも多くの累積着工棟数を誇りたいのは当然のことです。そのため古いデータを水増ししたり、会社が合併したりした際に合併先のデータを有利に扱ったりし、実際のデータより多く発表しているところがあるのです。 そこで、設立年月日ランキングや複数年の年間ランキングと併せてみて、そこから真実を読み取るという作業が必要となってきます。

国土交通省発表のデータも参照してみよう

ランキングを補完するのに国土交通省発表のデータを利用するという手があります。 国土交通省では毎年、住宅の購入動向についてアンケート形式で「住宅市場動向調査」を行い、結果を発表しています。この中には「注文住宅取得世帯」の住宅の選択理由がランキング形式であげられており、正確なデータを知ることができます。 このデータと各ハウスメーカーが発表している数字を元にした着工棟数ランキングと併せれば、より正確な検討が可能になります。

累積ランキングの上位にいるハウスメーカーの特徴とは?

設立年月日が古い為、その分多くの注文を受け建築数を伸ばしている

累積ランキング上位のハウスメーカーは設立年月日の古い会社が多く、その分長期にわたり多くの物件を受注し、建築数を伸ばしていると言えます。

建築戸数が多い会社ほど広く知られており、信頼されている

累積ランキングが上位ということは、そのハウスメーカーを利用して家を立てた人が多いということです。そのため認知度が高く、また信頼度も高いと言えるでしょう。

多くの人々のニーズに合った建築を行っている

長年にわたり多くの顧客から注文を受け、建築数を伸ばしているということは、人々のニーズに合致した設計・建築を行っているということです。

年間ランキングの上位にいる会社の特徴とは?

現在人気があり、勢いのあるハウスメーカーである

年間ランキングには、その年の「家を建てたい」と考えた人の趣向が反映されています。そのためランキング上位のハウスメーカーは現在人気があり、勢いのある会社ということができます。

現在の住宅トレンドを反映している

「家を建てたい」と考える人は様々な資料を集め、自分のニーズに合ったハウスメーカーを選びます。そのため年間ランキング上位のハウスメーカーは、住宅を注文する人のニーズ=現在の住宅トレンドを上手に汲み取っていると言えます。

着工棟数ランキングをうまく活用しよう

着工棟数ランキングはハウスメーカーの実績の指標

「売れているものには理由がある」というわけで、着工棟数ランキングはハウスメーカーの実績の指標であり、いわば成績表ともいえます。自宅を建てる際の有力な参考材料となることは間違いありません。 ただし、このランキングを鵜呑みにするのではなく、その他のデータと組み合わせたり、比較したりして、正確な情報を読み取ることが必要となってきます。 そして一番重要なのは、「自分の理想の住宅とは何か」ということを考え、それに適したハウスメーカーを選ぶことです。 ランキング上位だからといって、あなたの理想にピタリとはまる家造りをしてくれるとは限りません。ランキングはあくまでトレンドを知り、ハウスメーカーを絞り込むことに使い、最終的には住宅展示場を訪問したり、相談会に参加したりするなどして、自分が納得できるハウスメーカーを選んでください。 この記事が皆様の家造り、ハウスメーカー選びのお役に立ちますように。

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